ニホンミツバチ捕獲作戦の再始動で待ち箱メンテナンス【2024週末養蜂日記】

補修用に積まれた昨年作った待ち箱

初チャレンジの2023年日本蜜蜂の養蜂計画の初年度は惨敗でした。

しかし、懲りる事なく2024年もニホンミツバチの自然入居を狙った待ち箱の設置、養蜂開始にチャレンジです。

関東地方におけるニホンミツバチの分蜂を目前に控えた2024年3月中旬。

分蜂群を呼ぶための準備を開始、それは旧豚舎周辺に設置していた待箱を回収し補修をする事からスタートしました。

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去年の待ち箱をリメイクして分蜂群を待つ

昨年作成した待ち箱は3つ。

作製した待ち箱を3月下旬に設置、反応の見られないそれを4月になり場所の変更等を行った後、そのまま待機していた物。

結果として日本蜜蜂を呼ぶ事が適わずにこの日迄ずっと放置されていた待ち箱です(笑)。

元々、昨年の反省を含めて新たな待ち箱を追加作成する事も考えていた2号ですが、正月早々に骨折した足は未だ完全ではない為、行動が制限されてします事もあり追加作成は断念

リメイクのみで対応する事にしました。

まずは、そんな2023モデルの2号製待ち箱を振り返ってみます。

2号の待ち箱2023モデル
重箱構造:厚24mm×幅180mmの杉野地板製(12mm厚を2枚重ね)
段数  :設置時2段
設置方法:杭で脚を作った高床式
その他 :底板中央部はスライドして箱中身を確認できる形

ざっとこんな感じの待ち箱でした。

特徴的なのは、材料費と加工の手間をケチって12mmの野地板を重ね合わせて24mmの板として使用している事。また、ブロック等に乗せるのではなく高床形式にしている事かと思います。

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2023製ニホンミツバチ待ち箱の反省点

結果が出ていないので問題がある事に間違いありませんが、養蜂チャレンジを始めてから知った事や結果から難があると感じた事がいくつかあります。

手探りの養蜂チャレンジですが2024製の待ち箱において以下の反省が改善すべきと考えている点です。

待ち箱の反省点1:素材変形

まずは使用した杉の野地板を雑に扱い過ぎた事(笑)。

野地板って生乾きなので、乾燥していく過程の中で反りが出たり割れが出たりする訳です。

予算的都合で2枚を貼り合わせた2号ですが、野地板の変形をあまり気にしていなかったので待ち箱には部分的に隙間等が出来ていました。

当然、設置直後は発生していないので1年経過した中での結果だからこその事かも知れませんが、きっと設置1~2ヶ月の時点でも変形は開始していのだと思います。

待ち箱の反省点2:野地板の使用

厚みや幅、木材の種類については問題を感じていません。

張り合わせて使った事に対しても変形の対策をすれば大丈夫と思っているので野地板の問題とも思わない。

問題は、日本蜜蜂が生木(未乾燥)があまり好きではないらしいこと。

野地板は未乾燥のままホームセンターなどで販売されていて、それをそのまま使用した2号の待ち箱はそもそも蜂さんの好みで無かったのかも知れません(笑)。

それがどの程度の影響であったかは不明ですが、未乾燥の木材がミツバチに好まれないと知らなかった2号の知識不足でした。

待ち箱の反省点2:設置場所

あまり神経質になるよう必要はないとの意見もありましたが、2号の場合ズボラすぎたかなと反省。

特に設置2週程度で配置を変えた待ち箱の内、ひとつは何の遮蔽物もない畑の真ん中という立地。

よく目にするのが『大きな木などの物陰で巣門は南側に向け、前は1m以上開けた場所』という理解はあったものの、他に設置した待ち箱と環境に変化をつけたいと思い畑に設置しましたが呼べる可能性は低かったかもしれません(笑)。

少し考えただけでもこれだけの改善箇所が浮かんだ2023年の養蜂チャレンジ。

待ち箱に関して詳細を言えば、更に改善箇所は有るので回収した待ち箱を手直しをして再設置する事にしました。

養蜂用待ち箱のメンテナンス

作りがシンプルな待ち箱は、通常でもメンテナンスして複数年使える物。更に過去に実際の巣として使われていた待ち箱の方が新しく入居する日本蜜蜂さんも居心地がいいとの事。

そんな待ち箱のメンテナンスは、埃やコミのついた巣箱内部の清掃破損箇所の補修蜜蝋の塗りなおしが一般的な物。2号の待ち箱メンテナンスもこれに準じた物としながら実施しました。

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2号の養蜂待ち箱 Ver.2024

大げさに書いていますが、改善できる部分などたかが知れている2号の待ち箱。

例えば、前年モデルで問題と考えていた野地板の生木問題は既に解決済み・・・だって、一年屋外に放置していたのでカラッカラ(笑)。

そして、気に入らなくても前モデルを回収して使う事は多少のメリットもあるのです。

待ち箱内部には蜜蝋を塗って設置しますが、当然2号も昨年蜜蝋の処理をしています。

回収してきた待ち箱を確認すると1年経っても蜜蝋の香りが残っています。気になる部分を補修しながらヒートガンで温めて再度蜜蝋を重ね塗り。

これはもう、日本蜜蜂もイチコロではないかという芳香と言っても過言ではありません(笑)。

他には、待ち箱を重ねた時に上下の箱を繋ぐためにつけていた外枠の廃止を決定。

なぜならダボで固定していた外枠が外れて面倒くさい為『見栄えは悪くなるけどテープで良いか』と超安易に妥協。

その他、杉野地板の乾燥によって反った部分を補修し、上蓋に出来てしまった隙間は外枠に使っていた材を取っ手としてにも使えるよう取り付けて改善。スライドする底板は、反りへの対応と隙間対策の加工して補修をして完了です。

最後に一年の屋外配置で焼が落ちている部分に対して、再度バーナーで焼いて内部に蜜蝋を塗ります。

そして、補修を行っていたこの日は、2台までを実家の旧豚舎跡に配置することが出来ました。

残りの一台は数百メートル離れた旧養豚団地に設置予定でしたが、その他の用事もありこの日の作業はタイムアップ。

2号のニホンミツバチ週末養蜂のチャレンジが始まります。

おしまい