簡単自作カッティングボードのススメ

アウトドアだけでなく自宅でも使えるカッティングボードが欲しいと思った2号。

実家に数年間手付かずのまま寝かせていたイチイの板材で自作してみました。

ホームセンター等で購入してきた素材での自作なら、自分だけのオリジナルカッティングボードの製作も難易度は高くないと思いますので、DIYでのチャレンジもおすすめです。

2号はカッティングボードをお皿の代わりとしても使用したかったので30cm以上の大き目なサイズで作成しました。

ごく簡単ですが、作り方や製作時の注意点や考えた事などを参考までに投稿します。

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カッティングボードの作り方:素材や工具

カッティングボードを作りたいな・・と思っても素材をどこで手に入れたら良いかわからない。

または、どんな工具があれば作れるの?と悩む事もあるかも知れません。

DIYですので、「これじゃなきゃダメ」って言うのはありません。

最近ではホームセンターでも『銘木コーナー』のような物を設けている所も見かけますし、ホームセンターで揃わない工具は特殊な物に限られるようにもなってきました。

要は、誰でもカッティングボードの製作が出来ちゃうよって事だと思います。

素材になる木材:まな板・カッティングボード向きの木材

参考としてまな板やカッティングボードによく使われる木を上げるとこんな感じ。

  • まな板:ヒバ・ヒノキ・イチョウなどの柔らかめの木材
  • カッティングボード:アカシア・ウォルナット。オリーブなど硬く、色味や木目も特徴的な木材

実際、どちらでもでなければならないという事はありません。

日本のまな板は繊細な包丁との相性、西洋のまな板は丈夫で長持ちという考え方が基本で、目的が違うんです。

余談ですが、中華料理のまな板が丸太の形をそのまま使っているのは、振り下ろした包丁の勢いが吸収しやすく、メンテナンス性に優れるからと調理師学校の中華担当の先生から聞いた事が有ります。

木材繊維の断面には包丁が簡単に刺さる程ですし、メンテナンスの際には板面を削り取ってしまえば新品と変わらないという納得の機能性です(笑)。

日本のまな板もメンテナンスで表面を削るというのはよく聞きますよね。

加工前の注意点・工具?

カッティングボードを自分で作るのに最低限用意した方がよいと思われるツールはこんな感じ。

  • ノコギリ:好みのサイズに板をカットする場合(曲線が入るならジグソーがオススメ)
  • サンディングペーパー:120番、240番、400番、600番くらいの順が良いと思います
  • オイルや塗料:専用オイルやワックスなど(2号は自作の蜜蝋ワックス使用)

加工に使う工具は、多い方が作業が楽なのは言うまでもありません。特に曲線を切るなら、手作業とジグソーでの作業性を比べれば難易度も雲泥の差です。

他にも紐を通す穴を開けるなら、ドリルが必要になったりと製作する内容に合わせて考えます。

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カッティングボード製作の作業手順

2号が作ったカッティングボードは、イチイの板材。

イチイはやや固めでありながら比較的加工しやすく、赤味がかった色も良い感じの木材です。白太が入っていてもカッティングボードならアクセントになって良いかなと考え製作する事にしました。

実際の加工に掛ける手間は、切る、削る、塗るの3工程のみ。

以下に加工作業時に自分が考えた事なども併せて製作手順を記載します。

素材のカット

カッティングボードは、まな板的な利用をされるだけでなく、そのままお皿としても利用されたりしますよね。

それって、大きさや形に影響を与えると思うのです。

カッティングボードの大きさを考える

例えば、キャンプなどで複数の人と食事を囲む際に少し大きめのお皿が有ったら良いのに・・なんて思った事のある人はいませんか?

そんな時に、多少大きめのカッティングボードをお皿として代用する事も可能です。逆に、小さなカッティングボードなら一人用としてソロキャンプにぴったり。

デザインについて考える

正直、複雑で格好良いデザインは切るのが大変としか思えない2号(笑)。それでも、手作りならではのこだわりも出したいって感じです。

自然の形そのままの部分と加工して手を入れた部分が直ぐにわかるようなデザインが良いかも知れません。

2号のカッティングボードは、素材をのこぎりで切ったのは3ヶ所

枝の節に当たる部分は、ほぼそのまま残してその左側をジグソーで曲線カット。長辺の一つはそのまま手付かず。そして底辺と右の辺を直線で切っただけの状態です。

節の部分はそのまま残し、ドリルで紐通し用の穴を開けるのと悩みましたが、大きめにホールソーで穴開け加工をしてアクセント。

サンディング&コーティング作業

素材のカットが終われば、もう仕上げ作業になるのがカッティングボード作りの楽しいところだと実感した2号。

だって、ピカピカになっていくのを見るってたのしくないですか?

切断面へのヤスリ掛け

カットした素材は、その後サンディングペーパーを掛けましょう。

120番、240番、400番、600番の順で掛けてあげれば、サンディング終了ですが・・・平らな面は全体の仕上げ時に600番だけでまず全然問題ありません。

むしろ、入手した材の状態によっては必要としない場合もあると思いますので、自己判断でお願いします。

それに対して、のこぎりを使ったカットの端面は、僅かなりとも跡が残っていると思いますので、何度かに分けてヤスリ掛けをします。大きな荒れが無ければ240番からスタートしても良いと思います。

角などの面取りしておきたい場所は同じ要領でヤスリ掛けを行います。

カッティングボードの磨き

サンディングが終了したらそのまま完成と考え使っても大丈夫ではあるはずです(笑)。

しかし、長く使いたい、綺麗に仕上げたいと考えるならワックスやオイルを塗るという選択肢があります。というか、皆さん塗ってるようです。

だがしかし!

絶対NGなのは、何も考えずに家具用の塗料で塗ってしまう事(笑)

まな板という事を忘れてやっちゃう人もいるようなので注意しましょう。

使えるのは、カッティングボード専用のオイル(塗料屋さんで扱っています)。または、一般的な食用油(オリーブオイル等)を塗ってあげても良いと思います。

2号は、蜜蝋ワックス(蜜蝋+オイルの自作品)を塗って仕上げた形です。

どれも、ベタベタになる程塗らず、良く伸ばして使うのが良いと思います。

おしまい