DIYで車の板金&塗装はどこまで出来る?【素人のやり方と実践結果】

塗装下塗りまでのセレナ

自動車修理。素人がDIYで板金塗装って出来るのか?自分で凹みを板金修理したり、スプレー塗装をするのは難しいの?補修用品のメーカーが紹介している作業方法や板金屋さんがHPで公開してる動画を見てもなかなかコツが掴めない。

DIYの板金塗装に挑戦したいと思っている方々へのお役立ち情報をお届けしたいと思います!

補修用のキットは手軽に手に入りますが、自分で自動車の凹みを修理し、塗装することに対する不安や疑問がつきものですよね。

そこで、実際の作業内容とその結果を具体的にご紹介します。車の補修をする際の仕上がりや、失敗事例の画像を通して、素人の作業がどのように進められて行くのかをリアルにお見せします。

記事では、私が行ったDIYでの凹みの板金修理とスプレー塗装の記録を公開しています。サイト運営者2号が軽い気持ちで始めたマイカーのDIY鈑金塗装修理が、最終的にはバックドア全面とリアフェンダーパネル一枚の板金修理&塗装に発展。そして、磨き仕上げまで行った様子を写真付きでご紹介します。

DIY板金塗装は、自分の車を叩いたり、引っ張ったりしながら行うもの。

自宅でもここまでの車修理ができるという内容を、わかりやすい写真と共にお伝えします。車の凹み修理にチャレンジしたい方々にとって、参考になること間違いなし!

プロの解説ではないため「こうすれば成功する!」とは言えませんが、他人の失敗を参考にして、自分で板金・塗装をする際のヒントを得ること貴重な資料になるはずです(笑)。

DIYでの晩期塗装を検討している方は、挑戦する前に、ぜひ参考にしてみてください。

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DIY板金塗装【素人ならではのやり方:画像つき解説】

今回の記事は素人である2号が、実際にDIYでマイカー(C26セレナ)を板金塗装した時の記録です。

気になる実践内容は?

補修するへこみの程度と板金・塗装実施後の状態は上記のような感じ。後ほど他箇所も出てきますがバックドアとリアコーナー部分の凹み修理でのDIY板金、DIY塗装となります。

気になるDIY板金塗装のビフォーアフター

凹みを叩き出してパテ盛り前のバックドア
仕上がり写真1
板金と塗装終了後

写真の補修で行った実践記録を元に、気になる凹み修理のやり方や板金・塗装後の仕上がりについてリアルに紹介します。

仕上がりには不満に思うところもありますが、現在の自分のレベルではこんなものかなと言うのが感想。そして、もし次があれば絶対に上手くいくと勝手に確信してもいます(笑)。

実際の作業内容は、バックドアの叩き出しやリアの引き出し板金、そして塗装と磨きの各工程を、中級のDIY愛好者が個人でどのように挑戦したかをくわしく紹介します。次回のDIYに向けて、成功体験から学び取ったポイントもお伝えします。

DIYで板金塗装を行い失敗や苦労をした素人だから気づく事、感じた事を自分の工夫も加えて手順と現実を投稿します。

取り上げるDIY板金塗装は以下の内容

  • DIY板金塗装で必要な最低限のツール
  • 自動車のDIY板金作業(叩き出し・引き出し)
  • 素人ならではの凹み修理の裏技
  • DIYの自動車塗装とその注意点
  • クリア塗装と仕上げ
  • 板金塗装の失敗とコツ

2号の勝手な言い分ですが、DIY板金塗装の限界に挑戦していると言っても過言ではない内容(笑)。

プロの修理屋さんに聞いた内容や公開されているHP・動画を参考にしながら作業をしましたが、作業者である2号の解釈と考えも多く含まれている事をご理解の上ご覧ください。

真似をして、失敗しても自己責任でお願いします(笑)

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マイカーの板金塗装DIYは素人には難しいのか?

経験済みの方の中には、DIYの板金塗装を『思ったよりも難しくない』と感じた人もいるかと思います。自分でやろう思うからには、多少なりとも工作の経験や自信があるからなのでしょう。

2号が実感したDIY板金塗装の印象は『エアブラシでの塗装も含めてプラモデルを上手に作れるよ』って人ならココで公開しているレベルの実践は可能なハズ。

数回のDIY板金を経て、独断と偏見でその難易度とおすすめ度を表にするとこんな感じ。

対応面積\補修内容板金叩き出し板金引き出し塗装/仕上げ
小面積(はがきサイズ以下)
中面積(A4サイズ以下)
大面積(A3サイズ以上)×
難易度イメージ:◎容易 〇普通 △やや難しい ●難しい ×激ムズ
DIY板金塗装:最大の難関はやっぱり塗装

小さいこすりキズや凹みの板金塗装DIYは、対応しても比較的綺麗に仕上げる事が可能なのでコスパ的にもおすすめ。

半面、初めての実践なら、補修範囲は、はがき~B5サイズ程度までと考えるのが無難だろうとも思います。

塗装の方が凹みを直すより簡単じゃん?などと考えるのは、塗装の神か素人位なものだと思っている2号。クリアで違和感なく仕上げるのは、面積の比率によって難しく、ボカシなどはごまかしようもないのです。

更に、一度や二度の実践では環境・補修箇所の違いによる微調整が難しいため、規模の大きな板金塗装は覚悟を決めて取り組むべき事だと思います。

対応可能なDIY板金塗装の補修程度を見極める

無理なくチャレンジ出来そうな板金塗装DIYと補修の範囲は?

  • 板金も必要なら、はがきサイズ程度までの凹みと傷のパテ埋め補修
  • 塗装のみ(板金ナシでパテとペーパー)ならA4サイズ程度までの補修

具体的に誰かにお勧めするならこの範囲。

傷の程度や部位によって違いはありますが、それ以上になってしまうと設備や補修材料、更には対応に掛けられる時間など制約条件が多くなり過ぎて初めてのDIYではかなり厳しいと思うのです。

また、取り外し可能で簡単にペーパー掛けや塗装の出来るバンパー補修などはこの範囲とは考えません。

複雑な曲線が組み合わされた部位だと面積は小さくても素人の手におえる個所ではないとDIYでの板金塗装を諦めるべきだと思います。

DIY板金・塗装のメリット

車の凹みや擦り傷でもプロに頼めば小さなミラーの擦りでも最低10,000円程度は見込まれるシビアなお値段です。他にも、凹みやエグレのように板金やパテ埋めが必要な作業なら、小さな物でも最低20,000円~は覚悟が必要。

それに対して、DIYで自分で行う板金塗装なら比較的安価に済ませる事が可能なのも事実です。

簡単なパテ埋め&塗装程度の自動車の傷なら自分で直せば材料費2,000円でお釣りが来ます。そして、小さな補修である程、仕上がりも綺麗に出来ちゃいます。

他のメリットを求める人は少ないと思いますが、2号のようにDIYの板金塗装自体が楽しい遊びと受け止める人種も少数ですがいる訳です(楽しいはずが、苦痛にしかならないという事も多々ありますが)。

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DIY板金塗装に必要な最低限のツール(工具・設備)を考えてみる

別の投稿で「プロと素人のDIYじゃ設備が違う!」と失礼な事を言っている2号。しかし、乗り越えられない壁の一つである事も事実。

特に塗装に関しては、プロだって設備が無ければ良い仕事は出来ません!当たり前ですが、ツールの面からも完璧を求めるならプロに適うわけがないのです。

当然、修理するからには、最低限の道具が必要になるのは当たり前。程度によって必要になる最小のツール類を考えてみたいと思います(一般的な工具はあるものとして考えます)。

こすり傷:小面積&小規模補修

  • 紙やすり:240番~の一般的なヤスリ(程度によって複数枚)
  • 耐水ペーパー:水を使うことで、滑らで目詰まりの無い磨きが可能
  • コンパウンド:液体・ペースト状の研磨粒子をこすりつけて表面を仕上げる研磨剤

DIY鈑金で実践する人が最も多いレベルじゃないかと思います。

表面が白くなっている程度の小さな擦り傷なら、コンパウンドとスポンジで磨いてあげれば消えてしまう事も多いです。元々のクリア層についた傷を磨いて取り除くだけだからです。。

小~中程度の傷:小さな打痕や削れ、小規模凹み補修

  • 補修パテ:凹みや傷を埋めるために使用する。金属用、樹脂用等がある
  • 塗料:タッチアップペン又はスプレー缶

上記は必須。下記はあると作業効率UPになるツール

  • サンダー:電動又はエアーで稼働するオービタルサンダー
  • 塗装工具:スプレー缶以外にホビー用エアブラシも使用可能

ミラーやバンパーの擦り傷。または、突起物で出来た軽い打(だこん)なら、特別な工具も使わず対応可能。

パテ埋め、やすり掛けとスプレー塗装という流れ。板金不要で狭い面積の塗装なら、DIYの板金塗装にチャレンジしても比較的リスクも低いので実践してみる価値はあると思います。

上記までの工具でも場所と程度によっては、凹みの板金も含め対応は可能です。

しかし、仕上がりの品質にこだわるなら、ツールとして心細いと言わざるを得ません。

やや大きな凹みを伴う傷:ボディ外板の成形と塗装までのフルコース

  • スプレーガン:単体では機能せず。コンプレッサーや他のエアツールも必須になる
  • コンプレッサー:1馬力以上でタンク容量30Lは欲しい
  • ヒートガン:ステッカーやエンブレムの剥離にあると便利
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DIYで自動車の凹み修理 板金塗装 工具一覧

広い面のペーパー掛け・コンパウンド掛けに便利なエアーサンダー(ダブルアクション)

補修しようとする対象の程度によってざっくりと工具名を並べてみましたが、ホームセンター等でも揃える事の出来るDIYの板金塗装で使う道具、塗装で使う素材や道具について少し補足。各項目をクリックすると項目の簡単な説明が表示されます。

DIY板金用の工具や素材

板金に使うパテは複数種あります。ボディであれば、厚付け・薄付けと中間。またバンパー用など金属・樹脂などの対象を使い分けるものです。厚さや対象素材は適当という訳にはいきませんが、DIYで使用する範囲で普通にホームセンターで購入できる物で良いと思います。

また、ヘラは、パテとセットで販売されている事が多いです(というか付いてくる)が、対象の広さ等によって好みの物、使いやすいものを別に購入する方が良い場合もあります。

板金ハンマーと言われる専用の物がありますが。複雑な形状、細かい箇所等の対応でなければ一般的な玄能(げんのう。金槌の事)でも十分かと思います。

最低でも6種類程度(240番・320番・600番・800番・1000番・2000番)は必須だと考えた方が無難。特に目の細かい高番手は無いよりあった方が安心です。2号は、この他に400番、1500番、3000番を用意しましたが全て使いました。

塗装後に磨き仕上げるために必要となります。小面積なら、3000・7500・9800番のセットになった製品等で間に合うと思います。クリアー塗装面が白くなったスジ等の白いこすり傷は、コンパウンドで磨くだけで消えてしまう場合も多々あります。

削る・磨くに使用するサンダー。磨きメインのポリッシャーは、広域を補修する場合には是非使用してもらいたいツール。

ダブルアクション(ランダムサンダー)とシングルアクションの物があり、ダブルアクションがおすすめ。シングルアクションの方が力強く綺麗に仕上げられるというメリットもありますが、取り扱いが難しく失敗のリスクが高まります。

DIY塗装の工具や素材

ホームセンターで揃う自動車補修用のタッチアップペンから、プロが使用する専門的な塗料まで本当に様々。それでも、今ならインターネットで簡単に手に入れる事が可能なため、程度や求めるレベルによって選ぶ事が可能です。

スプレーガンは、コンプレッサーで圧縮された空気がエアホースを通ってスプレーガンに送られ、塗料を霧状に噴き出すスプレーガン。大きさ、性能ともに様々な種類の物が流通しています。

小範囲で塗装が必要な場合はスプレー缶での補修もおすすめ。ただし、実はスプレーガンと比較するとその取扱いが難しくもあります。

コンプレッサー:
タンクに空気を圧縮して蓄積、そしてエアホースを通じて噴き出すコンプレッサー。タンクの大きさやコンプレッサー本体のスペックは本当に様々な物があります。格安でもあまりタンクが小さすぎるとエアーが一定圧で得られず不安定になる場合、仕上がりがムラになる場合があります。

また、塗装だけでなく、エアーダスターやサンダー等の他の工具もコンプレッサーに繋げて動作させる事が可能です。

エアホース:
コンプレッサーで圧縮した空気をスプレーガンに送る重要なパーツ。

レギュレーター:
フィルターとレギュレータが一体化されたものから独立型まで。エアー圧の調整だけでなく、フィルターの希望や水分除去機能等を兼ね備えた物も多く、DIY用途としては必要十分と思われます。

養生テープ・マスキングテープ:
非塗装面を保護するためのテープ・シール。可能な限り丁寧に保護する事をお勧めします。屋外等であってもスプレーガン・缶の塗料が隙間から入り込み非塗装面に付着する事があります。

塗装時の保護具:
一定以上の面積を塗装をする際には、マスクや保護メガネ、帽子などの用意も必要と考えた方が良いでしょう。ミストとなった塗料は思いのほか広範囲に広がり不着したり、吸い込んだりすることがあるからです。

覚えておきたいDIY板金塗装のPoint 

パテ塗りや下処理では、凹んだ範囲をヤスリで整え、その結果、塗装する範囲が広がります。

ここで注意が必要で、スプレーガンを使用するとスプレー缶よりも緻密かつ綺麗に仕上げることができます。言い換えるとスプレー缶での塗装はスプレーガンより難易度が高いと思っています。

仕上がりの品質や作業性にも差が出ますので、極力スプレーガンの使用をお勧めします。

さらに、塗装する際には、ソリッドカラーと呼ばれる原色の組み合わせのボディーとパールやメタリックが入ったボディカラーとがあります。後者は角度による見栄えの違いが発生しやすく、難易度も高くなると言わざるを得ません。逆に、ソリッドカラーは色の厚みさえ均一なら、ある程度見栄え良く塗りやすいとも言えます。

工具は必要最低限揃っていた方が作業効率や仕上がりが良くなります。しかし、たった一度のDIY補修のために購入するのは勿体ないというのも事実。トータルでのコストバランスはしっかり見極めて後悔の無い選択をしましょう。

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DIYで凹みを直す 板金工程の実践(バックドア/リア)

リアフェンダーパテ盛り・パテ研ぎ後写真

DIYによる板金塗装で必要な工程の流れや工具等の一通りの事が整理出来たら、実際に板金作業が必要な個所と範囲を確認しながら実践開始です!!

過去にちょこちょこと自分の車を補修している2号。板金・パテ盛りを行った際の実作業の画像を参考にしながら素人DIY板金を解説します。

DIYでバックドア補修【凹みの叩き出し板金】

DIY鈑金でバックドア叩き出し手順

  1. バックドア内張を外す
  2. 板金を行う外板にあて木をして内側から叩く
  3. 程度を見て叩き出し終了、外装の出過ぎた部分を微調整
  4. ヤスリを掛けて全体のバランスを見る
  5. 凹凸がみられる部分にパテ埋め
  6. サンダーで表面を整える
  7. 気になる部分をパテとサンダーで調整するの繰り返し

下記画像なかなか悲惨な光景ですが、これで板金後の状態(板金前の画像が無いのは非常に悔やまれますw)。作業工程の要領で進めたものです。

DIY叩き出し板金工程 

素人DIYで叩き出し板金をやる際にはあまり神経質になる必要はありません。なぜなら、丁寧にやってもしょせん素人(笑)。

叩くときには厚さ10~15㎜程度の合板などで外側に当て板をします。

凹み範囲より多少大きいくらいが良いかもしれません。2号の作業時は、バックドアを開け叩きやすいと思われる角度で固定し、片手であて木を凹み部分に押し当てて、もう片方の手で内側からガンガンハンマーを叩きつけました(笑)

プロがやるのとは訳が違いますので、叩きすぎに注意しながらある程度凹凸が平均化されれば良しとしました。

パテ埋め前に、ヤスリ掛けをしてあげると凹凸の状態がより明確に分かるようになるはずです。

凸の場所は磨かれ、凹になっている部分はヤスリの傷が残らないからです。そして、結局そのあとパテで整えるので、あくまで下地を整える足付け作業と考えるくらいが良いでしょう。

画像の通り最初のパテ盛り後、磨いてみると凹み部分にパテが足りないところが残っているのが分かります。

この時は、もう一度パテを盛ってからヤスリ掛けして塗装の下地作りに入っていきました。パテ盛りの時点で神経質なる必要はありません。

2号の主観ですが、DIYの板金においてパテ埋めは一番楽しい作業だと思います(笑)。

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リアフェンダー後方 凹み補修の場合【DIY引き出し板金】

リアフェンダー補修前アップ

一見すると範囲の広い傷であるものの、ボディだけで考えると長辺10cm程度の楕円形の凹み。

ネットでは、熱湯を掛けると凹みが戻る等の方法も紹介されてもいますが、期待できる効果は限定的。角やしっかり凹んでしまったモノには、ほぼ効果が無いという悲しい事実もあります。

お金があればデントリペアに挑戦する事も考えたと思いますが、デントリペアが必要な場面などそうそうないもの。その為の購入はさすがに無理!と2号は考えて自宅にある工具のDIY鈑金で何とかならないかを考えました。

場所的にも叩き出しで板金が出来る様な場所でなく引き出す以外の選択肢が無い訳です。

検討した結果、DIY鈑金で2号が実施した引っ張り板金は外装に穴をあけてフック等で引き出す荒業

『要は引っ張れば良いんでしょ?』という何とも乱暴な発想によるものでした。

素人ならではの凹み修理の裏技として、今ある工具を使って対応可能な奥の手だと思っています。

それでもDIYで実行できる特別な工具を必要としない引き出し板金と考えれば、予算も時間も最小に実施できる選択肢の一つだなと思っています。実践した工程は以下の通り。

DIYによるリアフェンダー引き出し板金の手順:2号式ドリル作業

  1. バンパーの取り外し
  2. 凹み個所に穴を空ける
  3. 穴にL型の六角レンチを入れて引き出す
  4. 凹みの状態を確認して引き出し用の穴を追加
  5. パテ埋め
  6. サンダーで表面を整える
  7. バンパーの傷はパテ盛りと磨きで修正

DIY引き出し板金工程【2号式裏技の詳細】 

横10cm×縦5cm程度の楕円状になっている凹みの真ん中に金属用ドリルで大胆に穴を空けます。この時は確か3㎜程度でしたが、あまり大きいと塞ぐ際に面倒臭く、小さすぎると引き出すときにフックが折れるなんて事も考えらえるためバランスをとってこのサイズ。

実際、自動車の外板は0.9mm程度ですので、凹みの形状が複雑でないこの程度の傷なら簡単に戻ります。

DIYを趣味にしている人じゃなくても、身の回りにある道具だけで凹んだ車のボディを引き出す事が可能なのがご理解いただけたと思います。簡単な道具のみで、引っ張って板金をする方法として頭の片隅に入れておくと便利かもしれません(笑)。

※ペーパー掛けは、凹み部分だけでなくその周辺で盛り上がってしまったボディにも注意します。凹みが直った後で、引き出しすぎた個所が気になるなんて事になりかねません。そのため、凹み個所周囲の盛り上がった部分は、ペーパー掛けをする際に調整で削って整えます。こういった作業を行うと、当初小さな傷と思っていても実際に手を加える範囲は想像以上に広がる事もあるはずです。DIY板金塗装の仕上がりの違いはこんな部分の積み重ねなのかなと思います。

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板金後の共通工程 DIYでパテ盛り・パテ研ぎ

叩き出し、引き出し板金共にそれだけでボディーを綺麗に整える事は出来ません。

特に素人DIYでの板金であれば、難しい板金にこだわって時間を費やすよりも、パテを使った成形で塗装前の土台を成形する方が遥かに容易とも言えます。

大まかな形状の調整を終えたら次のパテ盛り、パテ研ぎの工程に移ります。板金の仕上げは、パテ盛り・パテ研ぎの繰り返しで仕上がり具合を見ながら塗装可能な状態にするところまで。

DIY鈑金のパテ盛り 

板金を施すボディーの凹凸がある程度イメージに近い形になれば、ボディ用の厚付けパテを補修面に塗っていきます。

最初は厚くつけすぎず、盛って磨くを繰り返すくらいのつもりで実施するほうが失敗が少ないかもしれません。

一度厚付けパテを盛った後、少なすぎたと思っても硬化が始まってからはパテを付け足すことしないでください。先に盛ったパテとの間に隙間や気泡が発生します。付け足す場合には、一度パテ研ぎを行った後で実施するようにします。

DIY鈑金のパテ研ぎ 

凹みを埋めるために盛ったパテの余分な個所を削る作業、表面を作る作業をパテ研ぎと言います。

かなり多めに盛った場合には、240番程度のペーパーで周囲のボディと面を合わせるように余分なパテを削り落とします。ボディーの平面を出すためのパテ研ぎをする際には、必ずペーパーに当て板をします

平らな当て板等にペパーを巻いて研いだ面が綺麗な平となるように注意しながら磨きます。逆にパテ研ぎをする面が緩やかな曲面となっている場合には、その面に合わせた当て板が欲しいところです。

かまぼこ状や曲面となった当て板もホームセンターなどで売っていますが、完全にボディにフィットする専用品等は無いので使い方などを工夫してパテ研ぎするしかありません。

盛ったパテの量が少なければ、パテ研ぎした際に凹部分が残りますので直ぐに分かります。また、厚付けパテは思っているより粒子が荒く軽いのですが、その分気泡が出来やすいためパテ研ぎ後に仕上げ用の薄付けパテ(仕上げパテ)になります。丁寧にするならその中間のパテもありますが2号は使った事はありません(笑)。

【小休止】板金塗装以外のボディ補修:デントリペア 

最近ではデントリペア用のツールも簡単にAmazonなどで手に入るようになり、DIYの板金塗装に使ってみたいと興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

そもそもデントリペアって何でしょう?

ペイントレスデントリペア(英: Paintless dent repair, PDR)は、自動車の修理技術のひとつ。車に出来たヘコミを板金塗装せずに、裏から特殊工具で押し出して直す技術のことをいう。

通常の板金塗装で修理する金額の半額以下で修理でき、時間も数十分で修理できることから、出張スタイルで営業している業者が多い。板金塗装すると経年変化による色あせなどの心配があるが、デントリペアはオリジナルの塗装をそのまま生かす修理方法なので、売却の際に車の修復歴になりにくい。修理できるヘコミの大きさや深さは職人の技術によって大きく異なる。

降雹によるへこみ(雹害)などは押し出しのみでは対応できない箇所も多いため、プーリング(ひっぱり)ができる職人が増えてきている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2号は経験ありませんが、塗装することなく凹みが元に戻せるなら時間・予算共に大きな節約です。

ただ、必ずしも自分の車がデントリペアで補修可能とも限らない事から、やはり見極めは必要なのかなと思います。いつか試す機会があったらレポートしてみたいと思います。

塗装が剥げていなければ、素人DIYの板金でもデントリペアを試してみる価値はあるかも知れません。ただし、深めの凹みは、やはり跡が残る事もあります。金属が一定以上の変形をした場合、周辺の金属密度が高まって盛り上がりますが、これはデントリペアで治るものではありません。鋭角な凹み、深い凹みでは塗装の必要が無いデントリペアで対応しても変形の痕跡が残ると思えておきましょう。