日本蜜蜂の自然入居を狙った待ち箱の設置をしてから最初の7日間。
前週の設置自体、雨の中バタバタとした設置作業であった事から、過度の期待はしないでおこうと考えていた2号ですがやはりドキドキしました。
前日に、2-1号と共にじーじとばあばの家に宿泊していた2号は、目覚めと共に待ち箱の様子を伺いに設置場所である旧豚舎に向かいました。
計3個の待ち箱を設置していた旧豚舎~ぶーちゃんばあばの畑。
元々、1つは離れた場所に設置しようと考えていたものの、雨の中の作業で暫定的に3つとも比較的近くに置く事になり、その内の一つが田舎道から約5m程度の場所。
旧豚舎の敷地に入って最初に目につくのもその待ち箱になる訳です。
寝起きでも徒歩5分程度で到着することの出来る設置場所に着けば、早速一つ目の待ち箱を確認。
しかし、そこで目に入った光景は想像以上にショッキングな物!!
(動揺しすぎて画像すら残さずw)
設置1週間で日本蜜蜂が来るはずも無く
そこで見た光景。
折角、前週設置した待ち箱でしたが、日本蜜蜂さんが入居するどころか、風のあおりを受け巣箱上部の蓋は飛ばされておりました。
更に、箱の内部、最上段に設置したすのこも飛び、取り付けた板が2枚程外れてしまっているではありませんか。。。
ガッカリです(笑)
設置一週間で4月は二日目に入ったばかりの出来事であり、そんな簡単に日本蜜蜂さんに入居頂けるとも考えていませんでしたが、この光景は悲し過ぎではありませんか。
幸先悪く、一つ目の設置待ち箱で凄惨な光景を目にした2号ですが、逆に現実と自分の甘さを冷静に理解する事となって、過度な期待無く2個目、3個目の待ち箱を確認することが出来ました。
当然、入居はありません。
それどころか、2個目の待ち箱では吹き飛ばされた上蓋をじーじが戻してくれたのだろうという痕跡。
2号の待ち箱は、製作後に雨除けとして余ってたプラダンを上蓋に固定しています。2個目の待ち箱は、このプラダンの縦横の向きが変わっていたので、一度飛んで戻されたというのが一目瞭然であった訳です。
上蓋を元の位置に戻して、その他破損が無いかなどの待ち箱の状況を確認。
破損等は無かったものの、前週の設置時に懸念していた部分はそのまま改善が必要という結論に至り再加工決定です。
実家に戻る前に、ブロッコリーの収穫の為に数十メートル離れた場所で作業をしていたじーじとばあばに声を掛けに行けば、じーじから一言。
『巣箱の天井が風で煽られて簡単に飛んでたぞ。あれじゃ、蜂が来ても安心して入れねーな(笑)』
うんうん。。。そう思ってたよ僕も。
と答えながらも、息子の失敗を嬉しそうに指摘してくる辺りは相変わらず気遣いがない。。
待ち箱の補強作業
日本蜜蜂の養蜂に使う巣箱(入居前であれば「待ち箱」)は、風雨にさらされる屋外の設置。安定した土台で雨をしのぎ、入居後は人間も作業しやすいというのが大前提だと思う訳です。
改善箇所は、雨除けのプラダン・スノコの強化・巣箱支柱強化の3点に決定。
全て製作中に気になっていた場所で、いずれにしてもこの日に手を加える予定だったのですが、実際に蓋の吹き飛んだ待ち箱を見た事で作業の本気度も上がります。
まず、巣箱の上蓋のプラダン。
固定した際に『風が吹いたらやばいかも』とは思っていたんです。だって、人間だって傘をさせば風に煽られるので当然ですよね。軽い杉の蓋程度は瞬殺でした。
また、プラダンの固定はビスどめだけだったので、強い風が吹けばきっとプラダンは外れてしまうだろうと強度を高めるためにシート状のゴムを傘にしてプラダンを固定。これで、ビスが抜けでもしない限り安心です。
次にスノコ。飛ばされたスノコの板が外れたのは、ビスどめでなく接着で処理をした部分(笑)。
前週の作業中にビス止め予定だったのが、手持ちに丁度良いサイズの物がなく『木工用ボンドでもなんとかなるかー』などと適当に作業した部分。
素直にホームセンターまでビス購入に向かい全てビス止めで改善。
そして、巣箱の土台。支柱の強化作業です。
多くの巣箱は、底板の上に守門(蜂が出来利する場所)となる部分を乗せ、その上に重箱巣箱を重ねていますが、2号の巣箱は底板と守門を固定しているタイプ。
それを4本の杭で支えている構造。要は、高床式倉庫のような(笑)
何故、この構造にしたかと言えば、底板をスライド式にしたかったから。万が一、ニホンミツバチさんが入居した場合、巣の様子を底板をずらして確認したい・・・という取らぬ狸の皮算用的な思考がそこにある訳です。
ただ、支柱は3~4cmの角材なので地面に突き刺すには太く、やや浅い状態であった為、補強が必要でした。そこで、鉄の丸棒をペグのように支柱とクロスさせて突き刺し針金で固定という形に。
改善した待ち箱で2週目に突入した週末養蜂
この日、当初予定では午前中だけの自由時間で午後は自宅に帰るスケジュール。
そこで、気になる箇所の加工を実施したら急ぎで現地に向かって作業です。
更に、3個の待ち箱が比較的近い場所に設置していたので、その内の1個を移動する事にしました。場所は、旧豚舎とその周囲の畑に設置したから他の待ち箱から200m程度離れた畑と田んぼがあるエリア。
本当は、林や木陰などの蜜蜂さんが安心できる場所が良いのかな・・・とも思いましたが、他の待ち箱と環境の違う場所で試そうとここに設置してみる事に。
ちなみに、待ち箱の北側は畑と田んぼ。
南側は少しの田んぼエリアを挟んで小川。その向こうには、雑木林のある場所です。
野良仕事をしている人以外には周囲に立ち入る人はいませんし、雑木林は昆虫も多い場所なのでそれほど環境の悪い場所ではないだろうと即決です。
おまけに、液状の日本蜜蜂誘引剤が少しでも効果を発揮しやすいように・・・とアロマのように液状の誘引剤に木の棒を刺してみます。
待ち箱設置の第2週。
どのような結果になるのか待ち遠しい限りです。
おしまい。