焦らず騒がず待ち箱観察【週末養蜂日記4】

実家で週末養蜂を始めようと待ち箱を設置して2週目の日曜日。

前週は設置した待ち箱に不安が多く、少しでも早く手直しをしたいという気持ちと『もし蜂が入っていたらどうしよう』という自分勝手な妄想でいっぱいだった2号。

しかし、今回の日曜日は我ながら落ち着いて迎えられたのでは無いかと思うのです。

結果はまたも空振り(笑)

しかし、この日までの中で、それで普通と思えるようになっていた2号。

決して諦めた訳ではありませんが、初めての養蜂で自分なりにその楽しみ方を解って来たような気もするのです。

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待ち箱を設置して待つ親心

日本蜜蜂を自作の待ち箱に迎え入れようと待つ心境は、我が子の里帰りを待つ親のような心境かも・・・と自分の子供はまだ中学生の2号には感じられました。

めっちゃ来て欲しい訳ですが、焦っても仕方ない。

やってくるのを心待ちにしている時間も楽しみの一つと言う感じ。

そして、やって来てからの事を考えて、更にわくわくと心配もあったりするんです。心配な部分は、作成した巣箱が本当に養蜂に耐えられるのか?という事。

ぶーちゃんばあばの畑は酷暑で名高い埼玉県北部

そのため、暑さ対策も必要になるだろうな、スノコは固定してないけど大丈夫かな・・・などなど。

まぁ現段階では一切必要のない心配ではあるんですけどね。

この日の確認を落ち着いて迎えられたのには他にも理由があります。

それは、この週の天候が良くなかった事。雨が降り、そして週末近くには強風が続いた為、分蜂自体も進まないだろうと考えていました。

実際、ネットで分蜂の状況を確認しても足踏み状態。

当然、日数が経過すればそれだけ期待できる期間も短くなる訳ですが、天候悪化で期待値も上がり過ぎず落ち着いて3カ所の巣箱を確認できました。

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ニホンミツバチの自然入居は期待しないのが正解・・かな。

前日は深夜にじーじとばあばの家に入った2号と2-1号。

それでも朝は6時半に目覚めて、同時に待ち箱の事が気になって、早速畑までお散歩です。

空は晴れ切っているものの、この数日の中では気温も低く、やや風も強目で蜂が飛び回るのにはキツイだろうと思わされる状況。

徒歩数分の旧豚舎まで歩く間に『とりあえず、蜂を呼ぶために今日できる事は何だろう?』なんて考えながら向かう2号。

そして、最初の待ち箱を見れば、想像通り静かな状態。

しかし、それでも良い部分もありました。

風の強い日が続いていたので、もしかしたら雨除けのプラダンが取れていたり、土台を補強した部分が歪んでいたりするかも知れない・・と思っていましたが、その心配は無用の長物だった様子。

前週に補強した巣箱の状態がそのまま保たれていた様子を見て、安心する事が出来ました。

豚舎と畑に各1個。そして、少し離れた小川沿いの田んぼと隣り合わせの畑に1個。

すべての待ち箱を確認するのに15分もかからない程度の時間です。

想定通りではあるものの、やはり蜜蜂さんに振られたのは残念でもあります。

ただ、天候以外にも『入居は無いだろう』と思わされていた理由は他にもあり、それがぶーちゃんばあば

毎週孫を連れて宿泊に来る我が子が急に『蜂を呼ぶ』と言っているのを聞いて、実は気にしているみたい・・と2号嫁から聞かされておりました。

『もっと、あの辺に置いたら良いんじゃねーかと思うんだけど、あまり言うと2号が良い気しないとおもって・・』と2号嫁に電話でいろいろ話していたらしい(笑)。

2号嫁曰く『きっと来なかったらあなたがショックを受けると思って、口出ししないようにしてるみたい』と聞かされている始末。

・・・運動会を見に来ている親か!と思ったりしましたが、当のばーばは2号に何も言わないので触れません。

でも思うのです。

もし、そんなに気にしていたら、日本蜜蜂が待ち箱の周辺を飛び回っているのを見つけただけでも大騒ぎだろうと(笑)。

そう思うと逆に日曜に待ち箱を確認する楽しみが薄れた気もする微妙な2号なのですが・・・。

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待ち箱確認の後は・・・

結局、当然のように2週目も空振りに終わった日本蜜蜂の入居計画ですが、先に書いたように待つ間の楽しみも何となく感じるようになりました。

一つは、日本蜜蜂を呼ぶための工夫を考える事。

自然入居が前提の場合、基本的には待ち箱を設置した後に人間が手出し出来る事なんて無い訳です。

それでも、色々思う事はあって・・・

誘引剤(液)を追加すべきか?

〇日まで待って来なければ一つは移動させようか?

日本蜜蜂が来たらどんな写真を撮ろうかな。。。

などと妄想するのも悪くないなって感じです。

感覚的にはやっぱり釣りにも似ている感覚なんですかね。それを更に気長に考える感じは、のんびりしていて悪くない。

ちなみに、待ち箱確認の際に近くの草花に日本蜜蜂らしき蜂がいるのを見つけて僅かですがテンションが上がったり(帰ってから2号嫁に話したら『見間違いw』と笑われた。。)

そして、もう一つが周囲の変化を気にするようになった事。

時期的にも春到来のこの季節。畑の野菜や空き地の草花、気温の変化を感じながら畑を歩くのは、農作業で感じる物とまた違う部分で感性に働きかける物がある事に気づきます。

特に生まれ育った実家周辺の自然ですから尚の事。

数十年経って、記憶の中にある田畑や小川とは大きく変わっている部分もありますが、その変化も含めて記憶と現在を楽しむ余裕が持てる貴重な時間にもなるのかなぁという感じ。

うん。

結果はまだ分かりませんが、今のところやってみて良かったかなと思えます。

この日は、午後から前週設置した誘引液を入れ替えたのみで週末養蜂は終了。

おしまい