2号と日本蜜蜂の敵は西洋蜜蜂orカラス?【2024週末養蜂日記vol.2】

ニホンミツバチを呼びたい!新宿で呼べたのに埼玉北部の田舎町で呼べないなんて恥ずかしくて仕方ない!!

・・・そこまで深くは考えていませんが、それでも結果を出すまでは止められないと思っている2号の週末養蜂日記(実質は待ち箱日記)です。

前回投稿から2週間。

その間に対応した事言えば、待ち箱に雨よけの波板を取り付けた程度で大きな動きは無し。よって週末養蜂日記の投稿もナシの状態でありました(笑)

そして、2週ぶりの投稿となった今回は、ふとした切欠で疑心暗鬼になる出来事やショッキングな出来事があり盛沢山(?)。

更に、今年の待ち箱は2つのままで突き進もうと決心するに至った2号ですが、シーズン前(足を骨折するよりさらに前)には箱の増設を誓っていたにも関わらず・・・なぜ?

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これって日本蜜蜂の蜜蝋ですよね?

疑心暗鬼の元はコレ。

日本蜜蜂の入居において必須条件とも言える待ち箱への蜜蝋の塗りつけですが、その蜜蝋はミホンミツバチの物でなければ効果は期待できません

しかし、2号が使用している蜜蝋。

日本蜜蜂の物であるかどうか記憶が定かでない為、疑念が生まれたと同時に脳内はパニックです(笑)。

入手は週末養蜂にチャレンジしようと考えるよりも更に数年前でした。

木工に使う蜜蝋ワックスを作る為にヤフオクで格安入手した蜜蝋さん。長野在住の個人の方から購入したのは覚えていますが、日本蜜蜂であったかどうかは記憶からすっぽり抜け落ちている始末です。

チャレンジ初年度の昨年は、そんなことを疑問にも思わず日本蜜蜂の蜜蝋と決めつけて使っていた2号。

前回の投稿後、改めて今年の養蜂に対して改善出来る事を考えている際にふと頭によぎった訳です。

あれって日本蜜蜂の蜜蝋で間違いないよね?と。

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日本蜜蜂は西洋蜜蜂が苦手?

西洋蜜蜂の蜜蝋が日本蜜蜂を呼ぶために何の効果も無いのは知識としてありました。

しかし、西洋蜜蜂が使用していた巣箱で日本蜜蜂が呼べるのか、調べてもはっきりとした答えが得られない2号。

入る・入らないどちらの例もありどちらの意見も散見されてめちゃめちゃ不安でしかありません。

しかも、日本蜜蜂の巣箱が西洋蜜蜂から襲われたなんて内容もところどこ・・・故に一度西洋ミツバチの蜜蝋が塗られた巣箱では、日本蜜蜂に敬遠されるのではないかという物も見られます。

実際には、西洋蜜蜂が使った巣箱でも日本蜜蜂用として使ったという情報も有るので、そこまで神経質になる必要はないのかも知れません。

それでも未だ日本蜜蜂を呼ぶ事に成功していない2号にしてみれば、この疑念は軽い問題ではないのでした。

疑心暗鬼に陥って2日。

現在待ち箱に塗っている蜜蝋が、西洋蜜蜂か日本蜜蜂か解らない以上はこの気持ち解決する訳ないですよね。

そこで今できる最低限の事として、設置済みの待ち箱を一度回収して可能な範囲でクリーニング、再度日本蜜蜂の蜜蝋を塗る事にして、早速ヤフオクで日本蜜蜂の蜜蝋と巣のカスから作った誘引剤をぽちっと購入したのでした。

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2号カラスに惨敗するの巻

その週末に早速待ち箱を回収して早速作業に取り掛かろうと待ち箱の設置場所に向かうと更にショッキングな出来事。

箱に取り付けたはずの疑似キンリョウヘンとも言える誘引剤がありません。

こちらの誘引剤はニホンミツバチの養蜂に必ずと言って良いほど登場しますが、1個3,000円程度となかなかのお値段で貧乏な2号には簡単に手が出せない代物です。

それなのに!!

設置した待ち箱に取り付けてあった誘引剤が二つとも見当たりません。

実は、前週も2箱中1箱で同様の事が有り、その犯人はカラスと考えていた2号でしたが昨年は一度もこんなことが無かったので完全に油断していました。

しかもイレギュラーだと考えて、何の対策も無く新しい誘引剤をセットしてそのままにしていたのです。

馬鹿でした

この日は取り付けていた2箱共に無くなっており、予算的にも自分の愚かさからも大ショックです。

誘引剤の容器は透明なプラスチックで白いネットに入れて取り付けていたので、よく考えればカラスの興味を引くのには十分すぎます。

そして、周囲にはカラスの野郎がもて遊んだと思われる残骸として食いちぎられたネットのカスが散乱しているだけで誘引剤は見当たりもしません。

あふれる涙を押さえて待ち箱を回収し実家での作業へと移りました。

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クリーニングと蜜蝋塗り、そして再設置

設置場所から回収した重箱巣箱のクリーニング作業もまた想定外の連続です。

はじめはサンダーで削り取れば楽勝でしょ・・・なんて考えていましたが全く無理(笑)。

昨年、そして今年もたっぷりと蜜蝋を塗っていた巣箱は、サンダーを掛けても直ぐに蜜蝋でサンディングペーパーの目が埋まってしまいアウトです。

蜜蝋を溶かしたとしてもより深く杉板にしみこむだけなので手の付けようがありません。

結局、スクレイパーで落とせる部分だけ落として、後は丁寧に日本蜜蜂の蜜蝋を重ね塗り、その後、巣の搾りかすから作られた液体状の誘引剤を満遍なく巣箱の内側に塗る程度の事しか出来ませんでした。

唯一残っていた疑似キンリョウヘンの誘引剤は、箱蓋に被せた波板の裏面に取り付ける形でカラスの襲撃を回避する狙い。

クリーニング作業の最初のサンダーとスクレイパーでかなりの体力を消耗した2号。

誘引剤の問題からも設置待ちであった3箱目に手を付けるのを諦め、2箱だけを再設置する事にして日本蜜蜂の蜜蝋を塗りつけ設置場所に戻そうと考えて作業を再開。

そんな踏んだり蹴ったりの状況の中、ちょっとだけモチベーションが上がる出来事が一つ。

それは、クリーニング後に庭で2号が蜜蝋を塗っていた時の出来事です。

ふと見ると塗りつけ済みの待ち箱に日本蜜蜂の偵察バチと思われる個体が近付いていました。

設置後に来てくれるのが望みではあるものの、たった今塗りつけが終わった巣箱の様子を伺うように飛び回る日本蜜蜂さん。

仮に前年に塗布した蜜蝋が西洋蜜蜂の物であったとしても、今回の日本蜜蜂の蜜蝋で多少は期待できるかもと微かな希望を見出した瞬間となりました。

暖かであったこの日、分蜂マップを見れば九州ではそろそろピークを迎えそうな程に賑やかな様子が報じられていました。

おしまい