軽量おりたたみキャンプテーブル【コンパクトな木製ソロテーブルの自作】

DIYでキャンプ用折りたたみソロテーブルを製作!

前回製作した、ファミリー仕様の折りたたみテーブル(焚き火台テーブル)が嫁子供に好評だった為、今回は調子に乗って折りたためる、お洒落でコンパクトなソロテーブルの製作にチャレンジです!!

アウトドアでソロテーブルを使いこなしている姿って格好いいですよね。

キャンプテーブルが、自作の木製ソロテーブルだったりすればベテランキャンパーさんに見えてしまうから不思議です。

そして、キャンプギアをDIYで自作する人、作ってみたいと思う人も多いですよね。

少し前に焚き火台をセット可能な折り畳みテーブルを紹介しましたが、今回は『ソロで格好よく使えるキャンプギアを作る!!』を目標に再度DIYでキャンプギアの製作。

木製折りたためるお洒落なソロテーブルの自作にチャレンジしてみました。

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木製ソロテーブルだってDIYならコンパクトに出来るはず

ネットで木製のソロテーブルを検索して多いのは、脚のみ折り畳み式になっている物。または、分割したパーツを紐などで束ねて収納するタイプ。

天邪鬼な2号は、そのどちらにも該当しない自作キャンプギアとしてオリジナルのソロテーブルを作りたいと構想。その結果、折りたたんだソロテーブルの天板に脚を収納して持ち運べる形状で作成しよう・・・と思った訳です。

構想・仕様としては以下のような感じ。

キャンプ・アウトドア用 折りたたみ自作ソロテーブルの要件

・素材は木製
・脚は折りたたんだ天板の中に収納出来る事
・持ち運び用に持ち手がある事
・ノートPCと同程度のサイズ感

・お洒落で他人との差別化になるような物

手抜きで詳細の画像や図面は端折りますが、木製折りたたみソロテーブルをDIYレシピのような形で記載してみます。

こだわりポイントとしては、収納できる脚。

ソロテーブルの脚を収納する際、折り畳みではなく取り外し可能な2枚の板を組み合わせて天板にはめ込む形とする事で折りたたんだ状態でも全体の厚みを抑えられるだろうと考えました。

パーツを全て収納出来て、更に場所を取らないキャンプギアである事は必須要件と考えて製作してみました。また、OSB材は自作する方には入手も加工もしやすい素材ですし、そのまま使用しても味のある仕上がりになると思ってチョイス。

今回、自作する際にそろえた材料を見てみます。

以下が、折りたたみソロテーブルの製作に使った材料です。

折りたたみ自作ソロテーブルの素材

・天板/OSB合板 9㎜
・フレーム材/赤松 9㎜にカット
・天板縁材/ウエンジ 
・持ち手/綿ロープ 8㎜
・その他/ヒンジ、ラッチ金具

基本的にはDIYで作成する物なので、簡単に手に入る木材(ウエンジは?ですが)での制作を前提が前提。そして、完成時のビジュアルがベテランソロキャンパーさんに見えたら良いな・・・というチョイス。

天板の縁に張る予定のウエンジだけは、他のDIYに使った物の端材なのでホームセンターで簡単に手に入るとは言い難いですが、当然他の材でも代用可能ですし他の材の方が加工が容易です。

・・・2号的には、あえてウエンジを使う事で少しだけ高級感を演出したつもりですが(笑)

自作するからには、他のキャンパーさんとは異なるオリジナリティとこだわりが見られるソロテーブルを作りたいと考えての事。

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木製折りたたみソロテーブルの製作手順

■使用時寸法/幅61cm×奥行40cm×高さ12cm
■収納時/幅30.5cm×高さ40cm×厚み3.7cm

これが、完成時の折りたたみソロテーブルのサイズ。

まずは、天板部分のパーツを製作します。

脚の加工は複雑ではありませんが、2号は図面を書いていなかったため天板を先に作成しておき、後から脚の取付位置を決める方が楽だと考えて、以下の手順で作成しました。

木製折りたたみソロテーブル天板の製作手順

  1. OSB天板を必要なサイズにカットする
    →30㎝×40㎝のサイズで4枚(2枚は脚分として追って再カット
  2. 天板の4辺に張るフレーム材を9㎜厚×4㎝でカット
    →2号は赤松の角材から切り出しました
  3. 天板とフレーム材を張り合わせる
    →OSB材の補強の意味と脚の収納スペースの為
  4. 天板の縁(ウエンジ)を張り付ける
    →後の加工のため、この時点で貼りました
  5. 持ち手を取り付ける穴を開ける
    →縁から8㎜径の穴を開け、天板の裏から18㎜の穴を開けています。
  6. 素材にペーパー掛けをする
    →縁と天板の凸凹をペーパー掛けで無くす

注意点として、今回作成する木製ソロテーブルが折り畳み式の為、2枚の天板が重なる事を考えて、天板となる材料のサイズが畳んだ時にズレないようにカットする必要があります。

多少ズレてしまった時には手順6の際に、2枚の天板を重ねて固定しサイズが合うようにペーパー掛けをすると補正が出来ます。

※手順4の前に脚を製作しておいても問題ありません。2号はこのタイミングで製作しましたが、投稿時に製作手順を整理して紹介している形に変更し記載しています。

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木製ソロテーブルの脚作成と組み立て

折りたたみソロテーブルの脚は、2枚の板を十字に組み合わせ天板にはめ込むタイプ。天板の製作が終わったら脚となるOSB材のはめ込み部分、そして天板には脚をはめるホゾ加工をします。

その後、持ち手や丁番等のパーツを取り付ければ製作完了です。

折りたたみソロテーブル:脚の製手順

  1. 切り分けてあった2枚のOSB材をカットする
    →天板裏側のスペースに収まるサイズにカット。
  2. 脚の上下を加工
    →天板に取り付け箇所と地面への設置個所を凸状に残してカット。
  3. 脚の組み合わせの為に切込みを作る
    →脚を十字に組み合わせる為の切込みを入れる。共に板の真ん中迄の深さ。

加工時の注意として、計4枚の脚は全て同じサイズになるように注意が必要です。

それぞれの脚のサイズが異なると天板に取り付ける際、はめ込める場所とそうでない場所が出てしまうため、使い勝手が悪くなります。

脚の作成が終わったら、次の工程で脚を取り付けるための天板の加工と持ち手の綿ロープを取り付ける穴、ヒンジの取付等を行います。

天板のホゾ加工前、脚の取付位置等をイメージするために天板を脚に乗せている状態

天板の追加工(ホゾ・持ち手・ヒンジ)

  1. 天板に脚取付用のほぞ穴の位置決め
    →十字に組み合わせた脚を裏から天板に充て、ホゾ加工をする場所を決める。
    →2枚の天板共に同じ場所となるよう取付位置の寸法を測りながら決めます。
  2. ほぞ穴を開ける
    →ドリル・ノミ・ジグソー等の工具を使って慎重に穴を開けます。
  3. ヒンジ取り付け用の溝加工
    →位置を決めて取り付けようとするヒンジの厚さ分、天板の裏側に段差を加工します。
  4. 持ち手取付用の穴加工
    →縁側から綿ロープの径、天板裏のフレーム部分には18㎜の径で穴を開けます。
    →綿ロープを穴に通し端面が抜けないよう加工(折る・留め具等)。
  5. ヒンジ取り付け
    →2枚の天板を並べ、動かないよう固定した状態でヒンジを取り付けます。
  6. ラッチ金具の取付
    →ヒンジを取り付けたら、畳んだ状態でラッチ金具の取付位置を決め、ネジ止めします。

脚を取り付けるほぞ穴は9㎜のOSB合板が無理なく入る程度の大きさで開けるのが良いかも知れません。

あまりギリギリのきついサイズで穴を開けると取り付ける際に、脚の突起部分が擦れて痛んでしまう可能性が高まります。

ラッチ金具(パチンッと蓋を止める金具)は天板の厚み内に収まるサイズである必要がありますが、他の金具や止め方でも代用できると思います。

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自作:木製折りたたみソロテーブルの完成

全ての加工が終わり、ヒンジ迄取り付けが出来ればDIY作成の【木製折りたたみソロテーブル】が完成です。

ソロキャンプをワンランクアップさせる自作キャンプギアとして、木製のソロテーブルはお勧めの一つです。

実際のキャンプで使用している一場面を想定して写真を撮ってみましたが、なかなかお洒落に仕上がっていると思いませんか?

製作手順の紹介では、加工時の工具でジグソーやドリルなどの電動工具を想定した説明があります。しかしDIYでの制作なので、所持していない方は手持ちのノコギリ、彫刻刀等で代用する形でも製作できるのではないでしょうか。

また、持ち手も必須ではありませんし紐でなく金属の持ち手をネジ止めするなどの方法もありますので、好みと加工の難易度等で製作方法を変えてみるのが良いかも知れません。

自由な発想で簡単に考えたり、工夫したりもDIYで製作する楽しみですよね。

紹介しきれなかった折りたたみソロテーブルの細部と参考写真を下記にUPしました。

DIY作成キャンプギア:折りたたみソロテーブル完成写真

おしまい

販売サイトで製作も承ります

本ページで紹介した折りたたみソロテーブルが欲しい・・という方には販売も致します。ご依頼後、手作業での製作となりますので約2~3週の納期となりますが、気になる方は下記のリンクをクリックください。(販売価格5,500円)。