DIYで木工や日曜大工に挑戦してみようと思った際、最初のハードルになるのが工具。どんな工具があって、何に使うのか?価格の違いは工具そのもののスペックに影響するのか?そんな疑問が溢れ出てくるはずです。
ちょっと変わったものを作成することも多い2号ですが、DIY好きの素人として自分の経験や実体験をもとに工具の説明を記事のネタとして素人目線で取り上げてみたいと思います(笑)。
DIYで楽しむ木工・日曜大工
最近は女性タレントさんが電ドラ片手に棚作りなんて場面もTVで目にする事が多くなり、完全に趣味の一つとして定着した感のあるDIY。
「自分も何か作ってみるか!」と思う人も多いのではないでしょうか?
それでも、今更誰かに聞くもの恥ずかしいと見様見真似で予備知識なくスタートするのはおススメしません。良く考えて欲しいなーって思います。失礼を承知で言わせてもらうなら。
何も知らずに始めたらケガするよ?
折角時間かけて作ったのに誰も褒めてくれなかったら残念よ?
2号としてはそう思うんです。
必要に迫られて、見栄えなんてどうでも良いって言うなら別ですが「DIY」ってワードを検索するからには、やっぱり安全で格好良く木工を楽しみたいハズなんだと決めつけてます。
工具も工作も好きだった2号は数年前まで「DIYってなに?」って感じで、自分がしている工作は修理や日曜大工って認識しかありんでした。
内容としてはプロからみたら「馬鹿言うな」って思われる事も多数あるかも知れません。
その意見スルーさせてください(笑)。
だってDIYって遊びだもん!
だからこそ、最低限の安全確保が最優先。そして、工具の扱いを覚えて、少しくらい自慢できるような物を作ってみませんか?って感じの内容になっています。
Are you ready? 『DIYって何だ?』安全と目標
2号は英語がめちゃめちゃ苦手。話しかけられても殆どの場合は臆さず日本語で返します(笑)。
意図としては「日本語しか話せないけど覚悟は良いね?」って相手に心の準備をする時間を作り、その後、めちゃめちゃな英単語の羅列で乗り切る為です。
“Do It Yourself!”
当然、DIYなんて言葉の意味も知らなかった2号。Google先生に聞いてみました。優しい先生の答えはDIY:Do It Yourselfの略であり、その日本語訳は「自分でやれ」。
うんうん・・・こりゃ、やっぱり安全と目標が重要ですね。
だって“自分でやれ!”だよ?ケガしたところで、労災もおりず責任も取ってくれません(2号もね!)。そして、自分でやるなら、どこまで出来るようになるって目標があった方がやる気になるってものです。
安全につていは解りやすい。ここでの目標としては「ご家庭で治療できて、大きく後の残らない程度のケガならOK」って事にしておきます。すり傷、切り傷、軽い打身くらいは覚悟しましょう(笑)。
でも、うっかりミスや知識不足で大ケガなんて笑えません。特に電動工具は取り扱いをも違えると大きなケガにつながります。そして安全装置も万全ではありません。
じゃ、目標は?これ難しいですよね。そこで思ったのは「身内に自慢しても恥ずかしくないレベル」の工作が出来るようになる事。
2号の中の基準としては、DIYの作品について嫁の評価が既製品<制作物となるレベルだと思っています。
賢明な一部の方はお気づきかも知れませんが、そこそこハードル高いです。
どこの奥様もコスパ重視で価格評価だけはプロ級のはず。
「良くできてるねー」なんて言っても、心の中じゃ“買った方が安かったじゃん!”て思われる事もザラです。なので、本心からの「良くできてるね」を目標とします。
DIYで揃えておきたい工具・電動工具の優先順位は?
木材を使ったDIYなら、必要最低限の工具は揃える必要があります。
仮に初心者さんであったとしても、必要な道具と言う意味では持っておいた方が良い工具もある訳です。
一般的にDIYでは、材料を切る・組み立てる・仕上げるの3つの工程がありますが、それぞれ最低限揃えておきたい電動工具もあると思います。
【初心者さんも揃えておきたい最低限必要の工具】
- 切断・加工用:
手動/ノコギリ、カッターナイフ(大)
電動工具/丸ノコ - 組立用:
手動/ドライバー、スパナ、かなづち
電動工具/電動ドライバー - 測定・仕上げ用:
曲尺(かねじゃく)、ハンドサンダー - その他補助具:
クランプ、水平器
リストのうち、電動工具に関しては絶対に必要という事はありません。ここで想定しているDIYでの制作物は、初心者さんにも需要が多いと思われる棚や本棚のイメージ。
電動工具なしの場合、手作業での切り出しや釘を使って木材を打ち付ける等の昔ながらの日曜大工でも十分に制作可能なものでもあります。
サザエさんで波平さんやマスオさんが時々やっているあれですね(笑)
そして、もし電動工具を購入する場合のおすすめ・優先順位は、最初にドリルドライバー。次いで電動ノコギリ(丸ノコまたはジグソー)という順になるでしょう。
なぜドリルドライバーが最優先なのか?
単純に手作業で行った場合の作業者に掛かる負担の大きさです。
実際にやってみると分かりますが、DIYでは『穴をあけたい』『ネジ止めをしたい』という場面が非常に多くあります。
その際、大きさの決まった穴をキリで開けようとしても非常に困難なはずです。
特に木材に5mm以上の円形の穴をあけると考えた場合、手作業では途方もない労力を必要となるはずです。
手動のドリルもありますが、慣れていないと作業その物の難易度は電動工具よりも高いと感じるでしょう。
また、ネジ締めは思っている以上に力を使う作業で、1cm以上の厚みがある板を手動のドライバーでネジ締めした場合、数本で後悔することになるだろうと言わざるを得ません(笑)。
ちなみにですが、ドリルドライバーとは2つの異なる電動工具の特性を併せ持つ工具の事を言います。
それは、電動ドリルと電動ドライバーです。
実物を見ても一見しただけでは、その違いが判らないほど似ている電動工具ですが、用途・目的によって異なる物となります。
電動ドリルは、穴を開けるための工具。電動ドライバーはネジを締めるための道具といった具合です。
共に『電動』の部分を『電気』と置き換えて呼ばれることもありますが、これは同じものを指すと思ってよいでしょう。
ネジ締めも穴あけもできる電動のドリルドライバーは用意しておきたい工具の優先順位第一位ではないでしょうか。
電動ノコギリ:丸ノコとジグソーどちらを選ぶのが良いか?
2号的欲しい電動工具、優先順位第二位は電動ノコギリ。
自分が何を作りたいかによっても丸ノコやジグソーとその必要性は異なると思いますが、2号が選ぶなら丸ノコかなと思います。
ただし、資材をホームセンターで揃える場合、料カット等のサービスを利用することで直線切りに関しては大幅に時短と精度を高めることができますので、ちょっとしたアレンジで曲線の加工をするためにジグソーを選択する手もあるかなといった感じです。
大枠での切断加工ができたなら、その他の部分は手作業でもある程度対応可能とも考えられる訳です。
共に工具そのもののサイズも複数あり、切断可能な資材の厚みも変わってきます。
【丸ノコのメリット・デメリット】
材料の切断速度と直進性では丸ノコがジグソーを圧倒しますが、曲線加工は不可である事と取り扱いにおける安全への配慮において注意が必要な点。
【ジグソーのメリット・デメリット】
最大の特徴は曲線切りにありますが、丸ノコと比較した場合にカットされている箇所が確認しやすく、取り扱いも容易ではないかと思います。
半面、直線を綺麗にカットする場合には、慣れが必要である事とカットできる素材の厚みと切断速度は丸ノコに及びません。
その他の電動工具
DIYによる木材の加工は道具にこだわり出すとキリがない程多くの物を目にするでしょう。
本記事では、第一歩として切断と組み立てに限定して簡単に工具の紹介をさせて頂きました。
最後に補足となりますが、上記以外の魅力的な工具もいくつか紹介をさせて頂きます。
切断用電動工具
バンドソーとレシプロソー。
電動の切断工具の中でもDIY中級者に人気があるものの一つとして、バンドソーがあります。ジグソーと比較してもより繊細な曲線切りが可能な点や切断速度、また切断可能な資材の暑さも魅力です。
もう一点ご紹介するのが、最近人気のレシプロソーです。
イメージとしては、昔ながらのノコギリを電動化したもの。そのため、直感的に使える事と対応可能な用途が広いことが特徴になります。
レシプロソーの用途としては、木工の材料カットもありますが、どちらかと言えば庭木の手入れにも使用出来るといった魅力から人気が高まっているのではないかと思います。
電動サンダー
加工や組み立てを行った後の製品を日上げるために使用するサンダー(やすり)。
一つ一つを手仕事で仕上げる喜びもありますが、仕上げる面が大きい場合にはやはり電動工具が欲しくなります。しかし、前に出てきた工具と比較するとやや優先順位は劣るかもしれません。
電動サンダーは大きく分けると2種類があります
やすり部分がランダムに動き素材を研磨するオービタルサンダー。もう一つが、ベルト状につながったやすりが高速で一方向に流れるように動き研磨するベルトサンダータイプです。
研磨速度はベルトサンダーが圧倒的に早いですが、オービタルサンダーの中には先端が三角上になり細かな部分も研磨しやすくなっているもの等があるので、用途に応じて購入するものを選択する形になります。
まとめ
DIYに熱中していくと目にする電動工具すべてが魅力的に見えるのは仕方ありません(笑)。
しかし、経験の浅いうちには自分が何を作るか、そのためにどの様な工具が有益であるかと冷静に判断するのが難しい事もままあります。
また、思いがけず大きな工具であったり、使用頻度が低かったという事もあり得ます。
その外にも、電動工具は、自分の作業性を大きく高めてくれるツールであると共に、一歩間違えると大きなケガにつながる可能性もあるものです。
まずは自分が何を作り、何のためにどの様な工具が必要となるのかを確りと見極めたいですね。
おしまい。