歪んだ壁を張り替えてみた

ぶーちゃんばあばの家は築何年かも定かでない古い家。

大昔は養蚕農家として母屋の二階で蚕を育てたりしていたらしい。高窓と言われる屋根の上にもう一つ小さな屋根、そして窓が付いた日本家屋である。

2号が子供のころから部分的には何度か改修もしているものの、基礎はそのままでありメンテナンスも行き届いてはいないので色んな所に歪みが出てかなり怪しい状態(笑)。最近では、30年以上前に直しを入れたキッチンの壁が歪んで壁紙もはがれてきている為、ばーばですら気になっている様子。

下段はボロボロとはがれちゃう

そこで、壁の一枚くらい張り替えてあげよう・・・という事で日曜に重い腰を上げた2号。

まずは壁紙を剥がして、壁になっているベニヤの状態を確認すると下段30cm程度は使い物にならない。沈んだ基礎のせいで変形し更には地面から上がってくる湿気からだろうか、積層合板が簡単にはがれる状態となってしまっている。逆に、それより上の部分は表面的には何とか平らな上体を保っている。結果、壁船体を剥がす手間を惜しんで、その上に5.5mmの合板を張る事に決定。

早速いつものホームセンターにお邪魔して合板と壁紙を購入。
当然、予算はばーばから預かっているが、なるべく安価に越したことはないというので、材料費は2,500円以下という低コスト。

剥がした壁にボンドを塗って、胴縁部分にビスを打って止め、その上から壁紙を貼ったら完了と簡単な作業。サブロクの合板なら縦横の長さをほんのちょっと切りそろえてあげればほぼ完了のお手軽修繕のはずでした。ところがである・・・そもそも、基礎が沈んでいるので壁面にも歪みが出ている(笑)。

四隅がきれいに直角に加工された合板を当てると上下左右に隙間が出来てしまう。板の長辺をカットして柱の角度に合わせようかと考えも浮かんだが、その場合にはカットしたのと反対側の隙間が更に大きく開き、その隙間を埋めるために寸法を合わせて材料をカットする必要がある。面倒くさい・・。

結局、例によって手間を惜しんで、隙間が空いた状態で合板を重ね張りして、出来た隙間には石膏ボード用のパテを埋め、その後、パテが乾くのを待ってのり付き壁紙を貼って完成させるという力業で施工完了です(笑)。

隙間から母屋の基礎が丸見え
合板を貼ってボロ隠し
隙間はパテ埋めでごまかして

毎年、仕事納めになると実家で何らかの作業を仰せつかる2号。
この数年は、ファンヒーターの掃除やら、垣根の剪定やらを対応していました。そして今年最後の修繕がこれ(笑)。じーじとばあばのご自宅、住居としてメンテナンスが必要な部分という意味では、数限りなく、ここの部分など実はかなり軽度な個所。

まぁ、あまりに大掛かりな事を依頼されても対応不可なので、何とか新しい壁で新年を迎える事が出来るとばあばに喜んでもらえたので良しとしておきます。

この日、本当は納屋の柱を根継ぎして補強する予定だったにも関わらず、こちらの対応をのんびり作業をしていた事により来週に持ち越しとなりました。

次は・・・納屋(笑。)