稲刈り

乾燥機と袋詰め

長雨と猛暑で農作物にも厳しかった今年ですが、何とか稲刈りにこぎつける事が出来たので、じーじ&ばあばと出動です。

天候が心配されたこの日、何とか曇天で持ちこたえてくれた為、ある程度の収穫を行う事が出来ました。

午前中に前日迄のに収穫を終えて乾燥させた分の籾摺り(もみすり)を実施。・・・はい、お米の生産に関わった事のない人には、ちんぷんかんぷんかも知れませんので簡単にご説明。

収穫から食卓に並ぶまで
  1. 稲刈り(田んぼに生えている稲を刈り取る作業)
  2. 脱穀(稲から籾を取り分ける作業)
  3. 乾燥(籾摺りが出来る状態まで実を乾燥させる作業)
  4. 籾摺り(籾を剥いて玄米と籾殻に分別する作業)
    →この状態で一袋30kgに別けて出荷されていきます
  5. 精米(玄米を磨いてヌカを取り白く食べやすい白米にする事)

めっちゃ大雑把に分けるとこんな感じ。籾が稲の種子、お米って事ですね。稲刈りが生えている状態から刈り取る作業までなのですが、いまのコンバインは稲刈りをしながら脱穀されていきます。

脱穀された籾はそのままの状態で乾燥機にかけられて、籾摺りが出来る状態になったところで籾摺りをします。ほんの20年位前までは稲刈りした稲を「はさがけ」して天日で干して乾燥させ、その後に脱穀機で脱穀して籾摺りをしていたんです。

稲刈りから乾燥、脱穀までは田んぼで作業して籾摺りは自宅の納屋でって感じでした。特に、周辺の農家さんと比べてもじーじとばあばの家は乾燥機の導入が遅かったと思います。そして、いま使っているコンバイン・乾燥機等も中古で買った型遅れの少数派ですが(笑)。

田んぼの中のコンバインとぶーちゃんばあば
じーじがコンバイン、その刈り残しをばあばがフォローして歩く。

子供の頃は、脱穀ひとつするにも1号や2号もかりだされ、大ばあばも参加しての家族総出の作業だった覚えがあります。

野良仕事を手伝いながら、蛙やイナゴを追いかけて捕まえたりも良い遊びだったのかなと思い出すこともあります。

そして、成人して自分でも家庭を持った2号。消費するお米は実家産という事もあり田植え、稲刈りには必須で参加しています。子供の頃は遊び半分だった農作業も、両親が高齢となった今では、基本的に重労働担当として収穫したお米の運搬係を務めるようになりました。

毎年、翌日の腰痛と筋肉痛がお約束です。