
フライフィッシングを始めたい。興味はあるけど切欠がないしフライフィッシングの情報収集をしたくても、専門的な事ばかり取り上げられていて難しく感じる。そんな経験のある人、フライフィッシングが気になっている方に是非読んで欲しいそんな投稿です。
そもそも情報量が少ないFlyFishing。
インターネットネットでも「フライフィッシング」で検索すると「難しい」「簡単」「道具が高い」「格安セット」なんてワードが良く検索されている様子。フライフィッシングを始めたいと頭に浮かんだ時、最初に戸惑う瞬間です。
本当は、簡単・気楽に始められるフライフィッシング
意見が分かれるかも知れませんが、2号は『日本で始めるなら、フライフィッシングは難しくないし道具も特別高いって訳じゃないよ』という考えです。
確かに情報量は少なくて専門用語も多い。
興味を持ってフライフィッシングの専門サイトをクリックしても、なかなか欲しい情報にたどり着かなかったりもするので面倒くさい事この上なしかと思います。
更に、『難しいvs簡単』『高価vs安価』など意見が分かれている事もあってフライフィッシングを始めてみたいと思っても混乱しちゃうのだと思います。
極めつけは、昔からよく言いわれている『独学でフライフィッシングは覚えられない』という迷信。
全くの未経験から、フライフィッシングを始めるためには指導者につくかスクールに通うのが必須というのは思い込みだと思って大丈夫。
独学、適当でもなんとかなりますから。
たぶん(笑)。
『未経験から気軽に始めるフライフィッシング』その前に…
まず、フライフィッシングを始めるにあたって道具に掛かる予算ですが、正直ピンキリではあります。
それでも、フライに限らず趣味の道具は格安・激安の物から、プレミアがつくような高級なものまでさまざまなので、一概にフライのタックルは高いなんて考える必要は無いのかなと思います。
高級なタックルを羨ましいなと思ってる自分もいます(笑)
確かに、マニアックな人も多く高級なロッドやリールは値段を聞くとビックリなんですけどね。
しかし、フライフィッシング入門セットのような安価で揃えられる製品だって数多くありますし、安いロッドとリールの組み合わせだって十分フライフィッシングを楽しむ事はできるんです。
なにもフライフィッシングに限った事ではありませんが、管理釣り場でニジマスさんを釣る事から始めるなら、敷居の高い釣りだと身構える必要なんてない訳です。
それは自然渓流でのヤマメやイワナを狙ったフライフィッシングも基本的な部分は同じです。
今からフライフィッシングを始めたいと思っても、情報が少ない上に高価なタックルを自慢されては、とても手を出せないと敬遠されても仕方ありません。
実際、高級な道具でスタイルにこだわって楽しみたいと思ったら、タックルや各種アクセサリ一式で十数万円を超える出費の覚悟が必要でしょう。
趣味に走った高級なタックルを否定するつもりなんてありません。
だって、2号も欲しいですもん(笑)
ただ、始める前から『知識が必要』、『お金が掛かる』とハードルを上げる様な情報ばかりが目立つのは違うかなと思うのです。

確かに多くの人にとって身近な釣りではないかも知れませんが、フライフィッシングだって気軽に始められる趣味の一つです。
フライフィッシングに興味を持つ切欠だって様々ですよね。
管理釣り場でフライフィッシングをしている人の釣果から興味を持ったり、タックルやフライマンのスタイルに憧れてなんて人が多いのでしょうか?
その人の目的によって、必要と考えるタックルに違いがあるのは当然ですよね。
もっと気軽にフライフィッシングを始める人が増えたらいいなと思う2号。
当然、指導してくれる人が身近にいれば教わるに越したことはありません。
ですが『独学で始める事はできませんよ。』
なんて言うほど特殊で難しい釣りじゃないんです!
教えてくれる人がいれば20~30分。独学だってYoutube等の動画と実際にロッドを振って練習すれば小一時間じゃないでしょうか。
一人で始めるフライフィッシングだって、キャスティングの練習をして最低限の知識を詰め込んでから管理釣り場で実践するなら、誰でもきっと楽しめます。
フライフィッシングの道具は高価なのか?安価なタックルでも問題ない?

まず道具。
管理釣り場がメインなら合計10,000円以下で揃えた入門セットで十分楽しめます。
まさに2号が管理釣り場に行く際に使用しているタックルもそんな(笑)。価格はどうあれ、これからフライフィッシングを始めるには道具がない事には始まりません。
当然、『初心者でも安物は駄目!上手く投げられないし変な癖がつく』というご意見もある事でしょう。
そんな意見は『・・・だから?』って感じでスルーです。
そもそも、フライフィッシングなんてマイナーな釣りをしてたら、タックルが安いか高いかなんてマニアくらいしか気が付きません。
フライタックルに関して問題があるとすれば、もっとも深刻な物として価格の高低よりも扱っている販売店が圧倒的に少ない事であるはずです。
ほぼ、ネットでしか手に入らないと言う現実
そして、『入門用の安物のタックルを使って独学で練習したら変な癖がつく』と言うご意見に対しては、変な癖はついたら直す。上手く投げられないのは初心者だからって事で解決です。
最低限考えるべき組み合わせが間違っていなければ、少なくとも、格安なロッド・リール・ラインだからと釣果にダイレクトな影響を与える事は無いはずです。
だって、高級な道具を使っても上手に投げられませんもん(笑)
そして、上手に投げられなくても釣れますもん。
確かに、初心者さんが道具が原因で上手く投げられないって事もあると思います。
ですが、それは多くの場合で、ロッドとラインの番手による組み合わせやフィールドに合わせたタックするではなかったという事に原因があるだろうと思います。
その場合、初心者さん故にその組み合わせの何が悪いか分からずに悩んでしまうのかもしれません。でも、それって道具が安いからって訳ゃないですよね。
フライフィッシングは、想像よりずっと安価に始める事が出来て、想像よりきっと楽しい・・そんな釣りだと思います。
本当は、やるからには正しいキャスティングを覚えてもらった方が良いに決まってますが、それがハードルになったりフライフィッシングを嫌ってしまう原因になるくらいなら自由でいいのかなと最近思うようになった2号です。
下記のリンクは、管理釣り場でフライフィッシングをする2-1号。キャスティングも適当ですが、それでもちゃんと釣れています。そんな姿に興味のある方は暇つぶしにどうぞ(笑)。
はじめてのフライフィッシングを簡単に説明
タックル以外にもハードルを上げているであろう要因の一つが『難しそう』そうという思い込み。
2号が子供の頃は、ルアー釣りのベイトリールを使ったキャストだって『難しい』と言われていました。だからって皆さん諦めていましたか?
答えはNoであったはずです。
2号もスピニングリールを使ったルアー釣りデビューでしたが、直ぐにベイトリールが欲しくなり、バックラッシュさせながら使い方を覚えたなんて思い出があります(笑)。
個人的な感覚ですが、難易度に大きな違いは感じません。
そんなフライフィッシングのキャスティングや、始める前に知って欲しい事を取り上げてみたいと思います。
フライフィッシングの基本を知りたいならネットで調べるのが楽ちん
フライフィッシングが難しく感じる事の一つに、タックルの組み合わせと独自すぎる用語があります。
タックルは組み合わせ次第で、釣り方(距離や狙い)が全然変わってしまうので初心者さんとしては理解するまで『?』が何度か有るでしょう。
そんな時はティムコさんのWEBサイト等が便利だなと思う2号。
知り合いに人を教えるのが上手なフライマンがいるなら聞いてみるもの良いかも知れません。
ただ、時間や場所を気にせず自分のペースで調べられるネットの情報を活用するのは簡単に出来るWEBの情報を活用しない手はないのかなって思う訳です。
ちなみに、達人のWEBサイトは経験が浅い人には、余計混乱する原因にしかならないと思うのでお勧めしません。遠回しの自慢が多過ぎです(ごめんなさいw)。
初心者に知って欲しい『フライフィッシングとキャスティング(投げ方)』
『フライフィッシングが趣味です』と他人に話せば、良く言われるのが独特なキャスティングについての事。興味も持つのも、難しそうと思うのも入口はここかも知れません。
『あんな太いラインで、ちっさい毛ばりを投げられるのが不思議だよね・・・』と。
そして、だからこそ特別な技術があったり、投げ方を習得するまでの修練が必要なんだと思われるのでしょう。
でもね、そんなの嘘っぱちです
そして、単純に楽しいです
でも、この後・・・
技術的な事は一切触れませんので悪しからず(笑)
間違ってるのは、フライを投げると言う表現
『投げ方が理解できない』『投げ方が難しそう』とよく言われますが、やっぱり理解するためには経験してみるのが一番手っ取り早いかなとは思います。
実際にフライロッドを振る前に思い込みや勘違いをしている部分も多いはずです。
例えば・・以外に思うかもしれませんが、フライフィッシングで毛ばり(Fly)って実は投げていないんです。経験していないと屁理屈に聞こえそうな言葉ですが、投げるって考えちゃうと上手くいかないハズ。
フライラインを『投げる』という表現をするから、間違った思い込みも生まれるんだと思います。2号も言いますけど・・(笑)
そして他の釣りで経験しているキャストと共通する部分がほぼ皆無なため、ルアー釣りなどの経験を重ねてしまうと『思い通りにいかない』という事態を作り上げてしまいます。
ルアー釣りではどんな形であれ、ロッドのしなりをルアーに伝える事で飛距離を出しますよね。その行為はフライフィッシングにはありません。
フライフィッシングでロッドから力を伝えるのはフライラインです
ラインは投げずに伸ばすもの
遠くに着水させるためには、振り回しているラインを徐々に伸ばしていくというのが正しい行為なんです。
だから、フライは投げません
フライロッドは振り回す物。そして、振り回しながら伸ばしていくラインの先に付いていて水に置かれる物が毛ばりです。
面倒くさいのは道具の組み合わせ
皆さんゴルフってやりますか?
ゴルフクラブって飛距離や狙いに応じて細かく使い分けますよね?そして、どんなに頑張ってもアイアンでウッドの飛距離は越えないですよね(多分w)。
凄く乱暴に言えばフライもそんな感覚です
ただしクラブを変えるだけじゃなくてロッド+ラインの組み合わせで調整するので少し面倒ですが、その分、例えば管理釣り場のキャスティングならゴルフのショットよりずっとアバウトで大丈夫。
状況に応じてキャスティングを使い分ける事もありますが、ゴルフで複数のショットを使い分けるより全然簡単です。
確かに初めての実践で、複数のキャストを覚えようとしたら指導者の存在は必須でしょう。
ですが、独学で初めて何度かの釣行を繰り返しながら試行錯誤、少しずつ対応パターンを増やしていくのも楽しく感じられるに違いありません。

フライフィッシングで使うフライ(毛ばり)の種類
ドライフライ、ウェットフライ、ニンフフライなどの種類があります。
怒られるかも知れませんが、それぞれ『浮く(ドライ)』『沈めて引く(ウェット)』『ニンフ(沈めて流がす)』的な使い方をします。
2号はドライとニンフが殆どです。その中でも、ドライ8割くらいかなと思います。
ミーハーですが、ドライに向かって魚が飛び出す瞬間がやっぱり一番好きだからです。
ニンフを使った釣りは『ルースニング』と言われる事も多いです。緩やかな流れのある場所でマーカー(ウキ・目印)をつけたニンフフライを水面下に流して魚を誘います。
残念なことに流れの無いところで使うと、そのまま毛ばりを使った『ウキ釣り』にしか見えません(笑)。
でも、釣れます・・・2号にとってはドライで釣れない時の逃げ場になっています。
ウェットフライはマーカーなしで水中を釣るフライ。シンキングラインと組み合わせて使われる事も多いです。浮かないフライラインに浮かないフライをつけて水中を泳がせるわけです。
ラインはあたりが取れるように緩めすぎることなく流します。
ドライとニンフは、ほぼ同じタックルで対応可能な所が魅力。フライ(毛ばり)とマーカーの有無だけで釣り方を変えているって感じです。
各説明に『違うだろ!!』と突っ込みたい方はメールフォームからお願いします。
ですが、出来れば暖かくスルーしてください(笑)
初めてのフライフィッシング対応!疑問と回答

認知度が低く、未経験の人から見れば、技術的な事以外にも疑問が多いであろうフライフィッシング。
検索しても専門用語が多くて難しく感じられるのかなって思います。初心者向けに丁寧な解説をされている入門用のWEBサイトも見かけますが、丁寧すぎて難しいと思われるものも多い気がします。
ちょっとだけ興味がるのでしらべてみた・・・という人の疑問には答えられてい物が少ないのかなと感じたりしています。
2号自身の投稿は、脱線が多くて技術的なものをご紹介するには向いていないので、取り上げていません(笑)
フライフィッシングの疑問 ‐釣場の疑問Q&A‐
- そもそもフライフィッシングはどこでやるの?
実は、昆虫や小魚を捕食する魚のいる場所ならどこでも出来ます。が・・多くの場合は山間の渓流や管理釣り場がメインとなるのかも知れません。しかし、中流域でのオイカワ釣りもフライマンの間では珍しい釣りではありません。更に海でフライフィッシングをしている方もいます。
- 管理釣り場って何?
簡単に言ってしまえば釣り堀と同義。関東なら一日3,000~5,000円程度の料金で営業している管理釣り場が多いでしょう。また、時には自然渓流の一部区間を有料の釣り場として営業しているスタイルもあります。ルール(レギュレーション)を守って楽しみましょう。
- 自然渓流でのフライフィッシングは難しい?
実践できるフィールドの範囲で言えば、ルアー釣りより広く、餌釣りより狭い印象だと思ってください。慣れていれば餌釣りよりも厳しい条件でも釣れるでしょうが、それは個々の力量に左右されると言わざるを得ません。
- 何が釣れる?
メインはマス類に考えられる川魚。イワナ・ヤマメ・ニジマスなど。また、湖では大型のマス類。他にもオイカワやフナ、鯉を釣る事も出来ます。自分で釣ってみたいと思う魚にチャレンジするスタイルで問題ありません!
フライフィッシングと道具についての疑問と回答 Q&A
- フライ(毛ばり)って売ってるの?自作する方がお得?
売ってます。3本 数百円から~1,000円程度で割と幅がある。2号はタイイングツール(フライ制作ツール)やマテリアル(フライの素材)を買うお金が無かったので、少数なら完成品を買う方が安上がりでした。大量に消費するなら作った方が全然安いと思います。
- 一回の釣行でどのくらいフライを消費する?
2号的感覚では終日釣って多くて20本。
ヤマメやイワナ、ニジマスさんをドライフライで釣った場合、程度が良ければ5匹釣りあげてもまだ使えたり。めちゃめちゃ元気に暴れまくれば1匹でダメになるのも普通。そして、ドライに比べてニンフの方が丈夫な物が多いです。
※慣れないうちは、草木に引っ掛けて無くす率も半端ないのでもっと消費してもおかしくないので注意ください。
- フライフィッシングの道具はどこで売ってる?
ほぼインターネット(笑)。最近は釣具店も少なくなりチェーン展開しているお店でも、フライのタックルはあまり扱いがないのが普通。ネットで情報を集めて、Amazonや専門店で購入する事になるかと思います。入門用セットと高級タックルの違いは正直分らないと思います。
- ランディングネットは必須?
フライフィッシングに限った事ではありませんが、キャッチアンドリリースには必須だと思います。また、管理釣り場ではランディングネットの使用を求めたり義務付けしているところが多いです。決められたルールは守りたいですね。
- 格安なフライセットとそうでない物の違いは?
格安で手に入るのは海外(特にアジア)の物が多いです。また、日本の小渓流よりも本流規模の川で多少サイズ感のあるトラウト類を想定して作られたものが多いようには感じます。対して、日本メーカーのタックルは、やはり間違いない安心感があります。また、そもそもの需要が少ないのでハンドメイドや小ロット生産のタックルも多いです。
- ベストやウェーダー(胴長)は必要か?
無くても全く大丈夫。2号はフィッシングベストを20年以上使ってません(笑)。小物が多いフライフィッシングでは、自分の使いやすい場所に分類してしまっておけるフィッシングベストがあると便利なのは言うまでもありませんが、身軽な恰好が好きな2号はTシャツ&ジーパンが多いです。ただし、源流に近い渓流では、安全のためにもウェーダーは使用したほうが良いですが。
まとめ:フライフィッシングを始める前に・・

この文章が『フライフィッシングに興味あるんだけど・・』思いながら、最初の一歩を踏みらず事に躊躇しているという方の目に留まり、『これなら自分もやってみたい!!』そう思っていただく機会になったら嬉しいですね。
兎にも角にも最初の一歩を踏み出せば、多くの人がその魅力を感じられるのがフライフィッシングです。
ミャク釣りやルアー釣りにも負けない奥深さと、湖から源流まで対応できる幅広いスタイルが魅力でもあります(時には海でも!)。
末永く付き合う事の出来る趣味の一つに如何ですか?
最後で申し訳ございませんが・・・2号はへたっぴなフライマンなので、変な誤解はしないよーに。