父と子のFlyFishing

久しぶりに2-1号と親子で管理釣り場。
フライフィッシングとルアー釣りで訪問です。

幼稚園の頃から2号に連れられ、自然渓流での釣りや管理釣り場に馴染みもある2-1号。ある意味、父親の趣味に付き合わされる哀れな存在(笑)。

対して、2号は小学生のころから一人で小川に小鮒やハヤを釣りに行く子供だったので、やはり我が子も釣りは好きになるはずなんて考えていました。

幼稚園児のころは、渓流釣行に同行するのが楽しいというよりも車中泊+現地の温泉目当てだった2-1号。小学校に上がってからは2号のお古であるスピニングのタックルで時々釣りもするようになりました。

TOPの画像は当然釣果ゼロでしたが、初めてロッドを振った2-1号。ただ投げて巻くだけでも楽しかったらしく、何度もなんども巻いては振ってを繰り返していたのが印象的でした。

しかし、世の中そう甘くない
現在の2-1号は、嫌がるまではないものの釣りに対しての興味はさほど高いとは言えず、親子で楽しめる共通の趣味は釣りと勝手に決めていた2号はやはり寂しいと言わざるを得ないのです(笑)。

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久々のエリアトラウト with 2-1号

数か月ぶりの釣行の為、数日前から2-1号に告知していたにも関わらず「俺はいいや」とあっけなくフラれた2号。

それならばと、山奥の渓流で単独釣行をと予定していた所、前日には『やっぱ俺も行く』と直前の方針変更(笑)。結局、前日夜にじーじとばあばの家に泊まり、朝からエリアトラウトと相成りました。

2号自身も2ヶ月ぶりの釣行でワクワクしながら現地入り。しかし、この日のニジマスさんは夏バテなのかやや厳しい印象。

日当たりの良いポンドでドライフライをゴリ押しして釣果が上がらない2号。そしてそれ以上に厳しかったのはルアー釣りでニジマスを狙う2-1号。3時間以上投げて釣果ゼロ。

見かねて『久しぶりにフライでも投げる?』という投げかけるも『ルアーで釣りたい』と粘る2-1号。

唯一の希望であった放流時には、雨も降りだし悲壮感を漂わせながらルアーを投げる我が子を雨宿りしながら眺める事態になりました(笑)。

放流後も全く食い渋りが改善しないニジマスさん。

その直後、土砂降りにちかい状態となって一時的に木の下に避難したものの二人ともびしょ濡れに。

場所は、知ってる人が見ればすぐに分かる優良管理釣り場の赤久縄さん。
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毛ばり投げませんか?

雨が止んで太陽も再び顔を出した釣り場は、濁りも入ってAMとは更に条件が変わり何とか2-1号にもアタリが出ればと心で願っても状況は変わらず。

近くでは後からやって来たベテランらしきフライマンが、はじめてフライにチャレンジする若者に投げ方の指導されておりました。指導されている若者も初めてのフライに少し興奮気味

電子タバコを咥えながらその様子を眺めておりました。

指導をしてくれる人、相談に乗れる人のいなかった2号は、フライフィッシングのキャスティングにコンプレックスがあったりします(笑)。道具の扱い方ひとつ正しいのかわからないまま始めて、それが癖ついているだろうと思うからです。

一服終えたら自分の釣りを再開です。

雨の降り初めにニンフに替えていたフライを前日巻いたばかりのエルクヘアに戻し水面に浮かべると、先ほどまでとは異なるニジマスさんのリアクション。

数匹釣りあげてからもう一度2-1号に声を掛けてフライロッドを握らせます。

この日は、夕方から予定を入れていたので釣り場にいられるのは14時まで。親の趣味に巻き込んだ日曜日、さすがにボウズは残念過ぎると思った訳です

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2-1号と親子でフライフィッシング

そしてめっちゃ反省させられる事がありました。

教えてもらうのが苦手な2-1号。そして趣味の事になると小さい事が気になる2号。

よく考えれば相性は最悪です(笑)。とりあえず、ロッドを振りたい2-1号に「ロッド寝かせるな。左手の位置がダメ。もっとライン出す!」などムキになる2-1号。

何とか一匹釣りあげた2-1号にその後も何匹か釣らせたいと声を掛けた時のやり取り。

2号:そのままフライ使ってて良いよ
2-1号:もう大丈夫。
2号:なんでー?
2-1号:だって怒られるもん

完全に価値観を押し付けているだけだったと気づかされた2号です。

近くでフライの手ほどきをしているグループの存在が気になったり、釣れれば楽しいはずだと思い込んだり。全てこちらの感覚で2-1号に接しておりました。

そりゃ、楽しい事も楽しくなくなる訳だ・・・。

少しの反省を得て、自分の投げ方でいいから釣ってごらんよと我が子に話しそのまま眺める事にして、またも側で一服。

ぼけっと思い出していたのは、田んぼに囲まれた川の流れに向かって、初めてフライフィッシングの練習をしていた時の自分。そして2-1号が初めてルアーを投げた時の事。穏やかな気持ちで下手糞なキャスティングを眺める事が出来ました。

我が子を『釣り好きにしたい!』と考えているパパさん・・・無理強いは禁物です(笑)