だからフライフィッシャーは嫌われる

何様だか知らないけど偉そう

フライマンがいると場所を占領されて釣りにくい

管理釣り場のウザくて面倒くさい存在・・・

フライの話になるとこんな話をめっちゃよく聞きます。

自身も自称なんちゃってフライフィッシャーな2号としては、その意見を肯定せざるを得ないと思っていながら他人事です(笑)。卑屈になってる訳じゃないですが「まぁそう思われちゃうよね」って感じです。

この投稿も深い意味のある文章じゃありません(笑)
軽いブラックユーモアのつもりで読んでいただけば幸いです。

あ、独自の流派を起こされている、伝統派のプロフライマンの人は読まないでください。

気を悪くすると思います(笑)

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フライフィッシングと出会ったら

こんな文章を書いている2号ですが、そもそもフライフィッシングする人を何て呼ぶのが正解かすらわかってません。

「フライマン」「フライフィッシャー」「フライフィッシャーマン」色々ですよね。気にする必要もない事かもしれませんが、いまこの文章を読んでる人が違和感を感じてしまうと思うので念のため(文中はその時頭に浮かんだ呼び名をそのまま記載してます)。

知っているのは『フライフィッシングって楽しいぞ!』という事だけ。

そもそも、フライフィッシングと2号の初めての遭遇は、中学生まで遡るとこと30年以上前のお話。

2号の住んでいる地域では、当時フライフィッシング自体の認知度もなく毛鉤をぶんぶん振り回す釣り人など見た事がありませんでした。

そもそも、フライどころか日本の伝統的釣法でもあるテンカラの存在すら知らず『毛ばりってどうやって使うんだろ?』なんて考えていたのが小学生の頃。

それでも、中学に入る頃にはフライフィッシングという釣法は知っていたのだから不思議です。そして、3年生になったある春の日。同級生に誘われバス釣りに行った帰りに期せずしてフライフィッシングを目にします。

2号達を迎えにきた同級生の知りあいのお兄さんが、おもむろにフライロッドを振り出しました。

迎えに来たついでに「フライでバスでも狙ってみるか」と冗談半分でとキャストした訳です。10回にも満たない程度で納竿となり、当然、あたりなんてないまま終了。

・・にも拘わらず、2号の記憶にはフライラインのループが鮮明に刻まれました

TVでも観た記憶無く、それまで本の中だけの釣法だったFlyFishingはそれほど強烈な印象だったのかもしれません。バス釣りに行ったのは自宅から車で30分程度離れた平地の人造湖。

そこで数回目にしたラインのループは、2号の脳内で雑誌で見た渓流の風景と合成され憧れのような感情として刷り込まれたのでした。

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なぜフライマンは嫌われるのか

小学校低学年の2-1号を連れて釣りに行ってた頃に良く出くわした場面があります。

2-1号が好ポイントにいると後からやってきた大人が徐々に領地拡大を図り追い出しちゃうなんて事はざらでした。逆の立場なら速攻で2-1号をたしなめますが、ほとんどの場合で居づらくなった2-1号は2号の側まで逃げ出してきてました。

親子だからと常に子供の横でロッドを振る訳じゃない2号。我が子に世間の厳しさを学ばせるつもりで基本的には放置です(笑)。

そんな自分勝手な行動をとる釣り人に遭遇する場面は、ルアーマン・フライマン問わず何度も経験しています。

だったらなぜフライフィッシャーは嫌われやすいのか。

2号的考察では、嫌われやすい素養のある人がFlyFishingを好きになっちゃったからというのが有力な説です(笑)。

それに加えて、フライフィッシングというマイナーな釣り方故の認知度の低さ、他の釣り方と比べても面倒くさい釣用語の多いジャンルである事。更には、個人主義の極まった世情、これらが絶妙なバランスで成り立ってフライマンが嫌われる率が高まっているのだと確信しています。

人間て自分の好きな事になると人格変わる人って意外と多いですよね。だって、バス釣りだろうが渓流釣りだろうが、堤防・船釣り・・全てにおいて嫌われる釣り人はいる訳ですから。

・不要になったラインは土壌の肥やしにしてあげる人
・フィッシュグリップで致命傷を与えて魚をリリースするナイスガイ

・鑑札なしで誰よりも釣りを楽しむ人
・タックル番長
・他人の釣り方をけなす事に命がけの大ベテラン
・面倒くさい釣用語を好んで使う人種不明のうざい人
・ポイントを死守する為に露店を開く勢いで大量のタックルを広げる守り人
・友人同士で楽しくFishing♪周囲の釣り人は全て嫌いな人
・少しでも早く釣り場に行く為に、交通ルールを忘れちゃう優良ドライバー
・夕食のおかず確保、家計の為に土日も休まず釣ってます・・な人。

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ほら、ほとんどの人が自分にも思い当たるところがある。もしくは過去の自分が目に浮かぶって思いません?

2号は、自分で言ってて恥ずかしくなります。そして、今もランディングネットはやっぱりクレモナの手編みが良いなぁとか思っちゃうトラウトキラーな釣り人です。

フライマンだけが面倒くさい存在な訳じゃないんです。

『管釣りのうざいヤツ』って、実はいろんなケースがありますよね。

フライフィッシングって面白いですよ?
経験者や周囲でフライが趣味なんですって人が少ないので、誰かがフライフィッシングに興味を示したら上から目線で専門用語てんこ盛りな説明をして悦に浸る。。。そんなおっさんがウザくて多いのは事実ですけど。

そもそも、他の釣りよりほんの少しだけマニアに受ける要素が強い分、周囲が見えなくなったり、個人主義の人に好かれやすいっていう独特の個性がある気がします。

だから、2号は嫌われている当人にも、嫌っているその他の人にも近づかないようにしています。管理釣り場では必要最低限のループで毛鉤を投げようと思いますし、偉そうなフライフィッシャーをみると残念な気持ちでたまらなくもなるんです。

元々少ないフライフィッシング人口ですから、一部の人が大人気ない行動をするだけでもその比率が高いって思わるんだろうなと。

人との交流が得意じゃない2号なので、フライを投げる知り合いはほんの2・3人。

そして、その人たちとの関係も年々希薄になっていて、その他多くのフライフィッシャーが本当はどんな人なのかなんて、実勢はわかってないかもしれません。

でも、2号の知ってるフライフィッシング好きは、朗らかで人畜無害(笑)。そして探求心の強い人が多かったというのも事実です。

全然嫌な人じゃありません。きっと、大部分のフライマンはそのはずです。

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嫌われるうざいフライフィッシャーはここを改めるべき

一部のマイナスイメージを作っているフライマン。

その人たちに2号から周囲を気にしろとか、偉そうにするなとか言うつもりはありません(笑)。どちらも当たり前すぎる事で、フライを投げる人はみんな言われたり、聞いた事のある言葉です。

それでも治らないなら言うだけ無駄です。

だって、個人の性質ですもん!フライフィッシャーじゃなくて性格やお行儀の悪い釣り人が個人で負うべき責任じゃないですかね。

嫌われたくないなら自分の行動を省みて改めてくしかないですよね。

そこで、フライマンが管釣りでウザいヤツと思われない為にはどうすれば良いか考えてみました。

・・・繰り返しますが、洒落のつもりで受け止めてください(笑)

2号が考える現代のフライフィッシャーが改善点すべき点はココ

未経験の方と接する場合
・FlyFishingの話をする時は「簡単な釣りだからやってみない?」と言う
・専門用語は使わない
特別な釣りじゃなくてマイナーな釣りであることを自覚する
・他の釣法を悪く言わない
・安い道具もある事をちゃんと説明する
・歴史・成り立ちなどウンチクは語らない

初心者又はこれから始める人との一緒に釣行する場合
・格好よくじゃなく、楽しそうに釣る事を心掛ける
・同行は同行者のペースで、好ポイントは優先して譲る
・管理釣り場には必要最低限の軽装でいく
・毛鉤は気前よくプレゼントする(&安価に買える完成品も教えてあげる)
ダブルホールは必要ないと思い込む
・管理釣り場ではマッチザハッチとか言わない
・反省会は同行者が希望した場合のみにする

釣り場での立ち居振る舞い
・大きな声でしゃべらない
・キャストする時は『自分が周囲に迷惑をかけている』と自覚する
・周囲に人がいる時にはロールキャスト・スペイキャスト中心
・周囲に人が居らず遠くに視線を感じたらダブルホール多用
・同じポイントで粘る時には後行者を先に通す

もーね。半ば冗談交じり、でも半ば本気で思う事。

実際全てのフライフィッシャーが余裕を持ってこんな感じになれたら印象も違うはずなんですけどね。伝統的な流派継承を至上主義にしているプロの方達にはフルボッコにされそうですが(笑)。

でもね、そんなフライマンが嫌われてるって知った方が良いですよ。

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あとがき

フライロッドを振る事もしなかった期間が割と長くあった2号。自分のことは棚に上げてすみません

実際、かなりへたっぴな部類に入る『へっぽこフライフィッシャー』だと思いますが、それでも釣れたら楽しいです。

素敵な自然の中で穏やかに毛鉤を投げているとめっちゃ幸せを実感もします。

偉そうなことは言えませんし、テクニックや釣果で自慢出来る事なんて何一つないのですが、もう少しの期間楽しくフライに関わって行きたいと割と真面目に考えています。

そして、フライフィッシングに関してもう一つ思う事。

今はFlyFishingを嫌っているように見えるルアーマンだって、絶対フライに興味があるはず!!

だって、同じ魚を釣りに行ってるんですもん。魚が釣れたら楽しいですもん!!

だから、現在進行形でフライフィッシングをやってる人は、嫌われないようにしなくちゃいけないんです。

『フライマンてうざいよね。』そう言われるのは聞き飽きたので、そろそろ別の呼ばれ方をされたいもんです。

『FlyFishingをやってる人って優しくてマナーの良い人が多いよね』なんて言われちゃったら、絶対にフライ人口も増えて管理釣り場も増えたり、漁協が潤ったりで巡り巡って釣り人その物にも恩恵があるのになぁ。

おしまい