田舎に住むのも楽じゃない?移住を考える人へ

田舎暮らしに憧れて移住された方の失敗談。
『人間関係が上手くいかなかった。』『想像以上に不便で耐えられなかった。』など聞いた事がありますよね?向き不向きも有るかも知れませんし現実ってどうなんでしょう。移住した人に問題があったのか、受け入れ側か。
人口減少が続いているからといって必ずしも移住が歓迎されるとは限らないのだと思います。そして、移住する側も、田舎ならどこでも良いなんて思っているはずも無いですよね。

もし、田舎暮らしにあこがれている方、移住を検討している方が『自分は田舎に移住して成功するのか?』と悩んでいるなら、周辺との関係性や都市部との違いなど、田舎への移住を後悔しない為に事前に知っておきたい事や調べるべきポイントを理解するために読んで欲しい内容です。

あえて田舎・移住の良いところは取り上げません
失敗しない移住にはマイナス部分を知る事が一番の近道だと思うのです

田舎への移住って就職とよく似ているなと思う2号です。職場と生活という決定的な違いはありますが、働く人・生活する人によって、『向いている』『向いてない』が出るのは仕方のない事。自分に向いている移住を検討したい方のお役に立てばと思います。

ちょっと乱暴ですが田舎への移住を転職に例えるならこんな感じ。

満足度の高い移住先を企業に例えると小さな企業でも社員みんなに愛される地方の優良企業です。自治体の支援や特別な取り組みなどで既に多くの移住者が、安心して生活を送っている実績もあり受け入れ態勢も整っています。

逆に、支援がなかったり、移住の取り組みを始めたばかりで運用が軌道に乗っていない地域への移住は、文字通り地方の零細企業への就職と同じだと考えると分かりやすいと思います。

しかし、必ずしも前者が向いているとも言えませんし、零細企業への就職が不幸になるとも限りません。自分に合った企業探しと同じように、自分に合った移住先選びが重要です。

ほぼ2号の主観ですがご覧ください(笑)。

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移住で見落としがちな田舎の生活費・謎の集金も(笑)

田舎への移住で人間関係と不便さ以外にも『こんなハズじゃなかった』と思う部分はあるんです。見落としがちなのは生活費。

田舎暮らしって思いのほかお金が掛かりますよ?

物価や家賃が安いから、田舎に行けば同じ生活レベルで金銭に余裕をもって生活できるはず・・・なんて殆ど夢物語です。逆にお金が掛かります。

都会なら自治体が負担している公共の清掃や施設保全も、地方に行けば地域住民が分担してることも多くあります。

行政の予算に余裕が無いので、都市部のように充実した公共サービスはありません。

更に、都会なら掛からないはずの経費が掛かる事も珍しくは無いのです。車だって一家に一台では不便に感じる事でしょう。そのほかにも・・

知らないと怖い田舎の生活費

  • 各種燃料代
    ガス:基本的にプロパンガスに限定されます。そして、一般的な価格では都市ガスの1.5~2倍近い料金が掛かります。
    灯油:田舎に行くとガソリン・灯油が僅かに高いのはご存じの事と思います。そして、それ以上に不便なのは、そもそも販売所が少ないので常にストックが必要だと考えましょう。

  • 日用品代
    激安スーパーってありません。小さな商店でリーズナブルなお店も有るかも知れませんが、基本的にはほぼ定価販売と思った方が無難です。当然、店舗も製品も少ないので選択の余地はありません。

  • 雑草・害獣・害虫対策
    雑草はいくらでも生えてきます。『草むしり』で除草出来る範囲であれば頑張れますが、草刈り機や除草剤散布用の噴霧機は一家に一台が普通です。
    そして、山や森で無くとも最近増えているのが害獣。人口が少なくなった地方では、キツネやハクビシンが空き家に住み着いたり、畑を荒らしたりと増加しています。じーとばあばの家も長らく放置していた離れの屋根裏にハクビシンが住んでいた事があります(笑)

  • 謎の集金
    地域に溶け込み、ご近所の人と良好な関係を保ちたいと考えると苦労するのがこれ。
    思っている以上に多いですよ?時間とお金が掛かります。最近は減ったり消滅傾向の物もありますが、老人会・婦人会・青年会・子供会・隣組。全て会費が掛かるんです。
    更に、神社やお寺への寄付寄贈、お祭りへの協賛などなど。時には1,000円~数万円の単位の出費となる事だってある訳です。

ちなみに、田舎の人は見栄っ張りが多いかも知れません。
自分達の生活が楽ではないはずのじーじも、神社の氏子が持ち回りで担当する役員をしている際、鳥居の建て替えに協力を求められて10万円を超える出費をした事がありました。

ぶっちゃけ2号的には不要な出費にしか思えない。

自治体の財力が乏しかったり、古くからの集落ごとの独自性も強く住民同士での協力が必須となるため、移住者が全く想像していないような出費も多いんです(笑)。

ただ、実際に移住者の受け入れを積極的に行っている地域で、そういった出費を求められているかどうかは地域外の人間には殆ど知る由はありません

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移住は転職? 田舎は小さな企業に似ています

例えば、あなたが会社員であった頃。

職場の人間関係は円滑だったでしょうか?それとも周囲の同僚や上司のこと等気にせずに自分の意思を貫ける人でしたか?現役世代の人は今の自分はどうでしょう。

都会から移住して田舎で生活するのは、大企業から小規模な企業に転職するのに似ています。

なんで移住生活と似ているのか?

田舎への移住に失敗した理由で良く聞かれるのは、人間関係や生活環境が想像と違ったと答える人が多いですよね。

退職・転職の理由も人間関係と職場環境(社風)が合わないと言うのが最上位なのですから、似ていないはずがありません。項目を分けて似ているところを見てみましょう。


例えば、大手企業から転職してきた部長さんを想像してみてください。

自己都合で前職を退職して、同じ業界の中小企業に『この会社なら自分の経験が活かせるはず!』と転職した場面です。再入社したにも関わらず、大企業の仕事のやり方を周囲に強要したり、事あるごとに実績や職場を比較していたらどうでしょう?

新しい職場に受け入れられるのって凄く難しい気がしませんか?

しかも、仮に仕事が上手くいかない事を会社や同僚、部下が原因だなんて考えていたら能力のある部長さんだって認められる事も無いでしょうし、実績を出せる訳もありません。

当然、転職後に残るのは『こんなハズじゃなかった』という思いだけでしょう。

小規模企業に多い問題
  • 福利厚生
    大企業と比較して乏しく。設備はあっても古かったり、福利厚生制度があっても使いづらかったりすることも。
  • 業務分担
    仕事自体も自分の担当業務以外の事も応援したり、相互的な協力関係は不可欠です。時には隣の部署の仕事に首を突っ込んでくる社員います(笑)
  • 人間関係
    少人数で誰かと関係が悪化したり、孤立したりすると非常に居心地が悪くなる
  • 社内風土
    独自のルールが多く、大企業や公務員の常識なんて通用しない事なんてザラ。新しい仕事にチャレンジする人が少なく前例のない事は通りにくい。
田舎の生活に多い問題
  • 社会制度
    低予算の為、保証や制度が少なく公共施設も老朽化が目立つ
  • 役割分担
    自治会の役員制度や地域の掃除・整備等、半強制的に受け持ちが割り振られたり、全員参加の行事も多い。他人の家庭事情にやたら詳しい人がいる。
  • 人間関係
    良好な人間関係を築いていないと居心地が悪い。孤立すると生活が不便すぎる。
  • 地域風土
    独自の文化や風習が根付いていたり、その習慣が当たり前と考えているので外から来た人の感性が理解され難い。

転職前に企業の社風や仕事内容、福利厚生などの社内制度を大企業と同じように考えていたら、やはり『こんなはずじゃなかった』と思うのではないでしょうか。

例えば、田舎での集落の行動や排水溝などの清掃もそんな感じ。

都会なら自治体が業者を雇って整備している公道整備を田舎では自分たちでやるのが当たり前。落ち葉拾いから草むしりに至るまで各家から協力者を出して自治会ごとに実施したりする訳です。

同じ集落に住んでいて、参加しないと『あそこんちは何なんだ?』ってなっちゃう訳です。

風習や生活にかかる経費は、自分の価値観だけではどうにもならない事。企業だって、『自分には合わない会社だな』って気が付いても、何事もなかったかの様に元の会社に戻る事は更に難しい。

そんなところまで転職と移住は似ているなと思う2号です。

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日本人は村社会が心落ち着く

村社会=田舎ではありません

村社会って、文化や考え価値基準の近しい人たちが集まり、それを束ねる村長のような権力の有る人の元で、排他的に生活する社会の事ならしいです。

実はこれ、田舎に限った話じゃありません。

海外留学や赴任等の話になると『日本人は日本人同士で集まってる』って必ず言われますよね。一部の例外はあるかも知れませんが、実際にそうなんだろうなと思います。

観光等では違っても、ある程度の期間定住するとなればやっぱり価値観や生活習慣が同じ仲間と一緒の方が心落ち着くって仕方ない。2号も海外では日本人を見かけるとほっとしますし(笑)

世界の規模でみたら日本って単位が心落ち着く村社会になっているという事なのではないでしょうか。

そして、更にその範囲を限定的にしたのが田舎暮らし

移住生活を始めた直後は、地域の人から見れば侵入者です(笑)。大々的に移住を向かい入れているような自治体なら奇異な目で見られるような事も無いでしょう。

しかし、そうでない集落なら『なんでこんな田舎に?どんな理由で?』なんて変人扱いされかねません。

知ってました?
『おらが村』って田舎の人は本当に言うんですよ。

しかも、同じ市町村内の車で走れば5分も掛からないような隣の集落と『おらが村』『お前んとこ』って言いあいます。

100軒前後の住宅しか無いような、小さな集落単位でも生活環境や集落のルール、そしてそこに住む人たちの様子が結構違うのも田舎にはありがちかも知れません。

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失敗しない田舎への移住と向き不向き

孤独に耐えられる人か誰とでも上手に付き合える人が向いてます

知ってる人にはグイグイ来る田舎のおじちゃんとおばちゃん

基本的に声がでかいし騒がしい

自分の住んでる地域が田舎だと思っていない人が多い

自分たちの生活習慣を変えるのが苦手

田舎にはそんな人も多いかも知れません。

更に、意外かも知れませんが、自分たちの感性と都市部の感性が違うと感じていない人もそこそこいます。その結果、移住してきた人と人間関係が上手く構築できない場合『変な人が来た』ってなっちゃう事もあるのでしょう。

都会から移住して田舎に住むならこんな人が向いています

誰とでも打ち解けられて壁を作らない人
周囲からの助言も受け入れられて他人に悪意を持たない人は、きっと郷に入れては郷に従えをストレスなく実行できる人だと思います。田舎でも歓迎されるに違いありません。

会社でも無理をしない範囲で自分の立ち位置を確認し、周囲の人と協調しながら仕事をする事が出来ていたのではないでしょうか。

周囲の事を気にしすぎず我が道を進める人
外野の声や他人からの評価を気にせずマイペースで生活できる人や周囲に助けて貰わなくても生きていける人はある意味向いていると思います。

人に迷惑をかけるような行為は論外ですし受け入れられませんが、そうでなければ周囲の人も移住者に積極的に攻撃するような事はありません(笑)。ただし、地域のルールは可能な限り受け入れながら生活する事をお勧めします。

まとめ&おまけ

移住をするなら環境やそこで生活をする人までを含めて検討します。

自分が生活をしたいと思えるような環境です

そこで長い間生活を営んできた地域の人が守り、作ってきた環境で有るという事を考えればきっと違った風景も見えるかも知れません。

新しい土地、新しい生活には緊張や苦労があって当たり前。希望や期待だけでなく現実を見て判断すれば、後悔する可能性はずっと低くなるはずです。

おまけ

田舎生まれ・田舎育ちの2号ですが人間関係はあまり得意じゃありません。

毎週末にじーじとばあばの家に行っているので、ご近所さんとの交流は当然ありますが子供のころから見知った人たちなのでストレスを感じないのも当然ですが。

しかし、顔を知ってる程度のあまり親しくない人との関りはちょっぴり苦手な部分です。

向こうは2号の事を子供の頃から知っているので積極的に話しかけてくれますが、その時2号の脳内では『誰だっけ?どの家の人だっけ?』ってフル回転。

結果、当たり障りのない挨拶をして、帰った後でじーじやばあばに聞いてみる。

出身者の2号だってそんなのばかりです(笑)