6月の週末田舎暮らしは忙しい

今年も田植えの季節がやって来た

育苗に種もみを蒔き、芽が出たら田んぼに移して一定のサイズまで成長したら、いよいよ田植えのスタートです。

じーじとばあばとは、離れて暮らす2号の家も食すお米は実家産

10年ほど前までは『手伝ってくれ』と言われて、都合がつけば田植えを手伝っていた2号ですが、最近では聞かれもしない。

それなのに作業要員としてはカウントされている状態(笑)

・・・いや、良いんですけどね

PR広告

田植え準備その前に・・

前日は台風の影響で大雨。

天候が芳しくなくとも、会社員である2号には作業可能な日が限られており、雨降りの中で作業する事も覚悟していましたが台風一過となったこの日の朝は、どこまでも青い空が広がっています。

朝6時。

ドタドタと2号と2-1号が眠る離れの階段を上る音が聞こえ『2号!トウモロコシ手伝ってくんない』とばあばのお迎え。

当人たちは5時前から畑に出てトウモロコシの収穫をして、実家の作業場に運搬が済んだ時点で呼びに来ます。

ちなみに、『くんない』は問いかけではなく『〇〇してくれ』と既に決定事項で、命令形に近い方言。

まぁ、もとよりそのつもりだったので、起床五分後にはトウモロコシの出荷作業に合流する2号でした。

年々収穫時期が早くなるじーじとばあばのトウモロコシは、この日の作業で前半戦終了。そのまま畑にトラクターを入れるとの事で、多少不出来な物も収穫をして回収しています。

通常出荷と別ルートになる物は、皮をむいて実の付き具合等を確認して選別。

通常は箱で出荷の所を3本セットの袋詰めとして、農協の直売所に並べます。そこで、2号の仕事はひたすら皮むき&選別。

出荷用に梱包した通常品のトウモロコシを軽トラに運び終えたら既に3時間が経過しています。

PR広告

直売所とトウモロコシ

朝食をとり、作業場を片付けてからのんびりとルーティーンとなった『待ち箱』という名の空箱確認を兼ねたお散歩でご近所を一回り。

実家に戻って一休みした後で、田植え準備の苗の根切りを始めて良いか相談しようと考えていた2号。

ところがです!

農協への出荷から戻ったじーじが『このカゴのトウモロコシも剥いちゃってくれ!』と思いもよらないご依頼。

選別するのが面倒くさい&剥いたトウモロコシはそこまでいらない・・・その2点でご近所行きがほぼ決まっていたトウモロコシ3カゴを剥けというじーじ。

なんでも、出荷から戻って直売所に入れたトウモロコシの売れ行きを確認したところ、既に完売直前だったらしいのです。

トウモロコシを直売所に並べる→直売所OPEN→農協に通常出荷分を納品→帰宅

この30分の間で売れてしまったトウモロコシ。

直売所は開店直後が最も客入りが良のに加え、前日の大雨と本日の晴天と天候的にもお客さんが想定より多く入った結果、即完売となった様子。

追加、3カゴを剥いて片付けと休憩を取っている間に昼間近く。

そのまま、ばーばに頼まれ昼食当番につく2号。

この日、同じく手伝いに来ていた弟の3号。3号には二人の娘がいますが、聞くと姪っ子の3-2号は家でお留守番をしているらしいので、しゃーないなと合計6人前のナポリタンを作ってお昼ご飯となりました。

PR広告

空と水、緑があれば気持ちいい

午後になりやっと田んぼに出る事となった2号。

田んぼに並べた苗箱の根切りをしようと軽トラに乗り込み田んぼまで。

箱に蒔かれた種もみが、田んぼで成長する過程の中で箱の底面にあけられた穴から、根を出して田んぼに定着しちゃうんです。

そのままでは、苗箱も動かせず、田植えも出来ずとなるので事前に根切りをしてあげます。

5年くらい前まえ迄は、ばあばがメインでやってた作業。

道具を使って根を切るとはいえ、道具自体の重みもあり根を切る為に力も使うので、生産数は少量でも数年前からばあばにはキツイ仕事になっていました。

かといって、じーじは『オレの仕事じゃねー!』との暴君ぶり。

必然的に2号の役割となって行ったのです。

先週の時点では苗のある田んぼ以外は、いまだ水も張っておらずこの日から水を入れ出している。

ちなみに、市内の他の田んぼは多くの所で水道管を通じて水を張るようになっているのに、じーじとばあばの田んぼは未だ水路を通じて水を張ります。

堀に水を引き、田んぼに流し込み少しずつ進む田植えの準備。

梅雨入り前のこの時期は、どこまでも続く青い空とそれを見上げながら育っている苗。そして田んぼに張られていく水の様子が気持ちいい。

PR広告

田植え準備完了

根切りを終えても時間的には余裕があって・・・進められるところまで進める事に・・・。

苗を育成していた田んぼ周辺の他、数百メートル離れた場所にも田んぼがある為、田植えを行うには移動が必要になるんです。

そこで、水を張ってトラクターで代掻き(水を張った田んぼを耕うんする事)を終えた田んぼに苗を移動するために軽トラに乗せて運びます。

田舎で見た事のある風景ですよね??

少量とは言え、積み込みと運搬、荷下ろしを一人で対応すると流石に疲労困憊で作業を終える頃にはフラフラな2号

あぜに座って、トラクターを運転するじーじと細かなところを修正するばあばを眺めながらぼけーっと一服。

2号が手伝える事は限られていますが、なんとか今年も田植えが出来そうな『ぶーちゃんじーじの田んぼ』でした

おしまい