平日は仕事に励んでいるであろうパパさん。
いざDIYにチャレンジしようと思ってもなかなかまとまった時間がとれませんよね?
2号もそうなんです。
DIYはいつ楽しむの?
休日?または平日の空いた時間?
本棚や簡単な机ならまだしも、ちょっと凝った物を制作しようとすると道具やスキル以上に時間の確保が難関になると感じています。
人それぞれの生活リズムや環境、家庭事情(笑)、そしてDIYの目的があると思います。今回は、趣味としてのDIYを計画的に進める事を前提に取り上げてみたいと思います。
せっかちな2号は、出来る限り早く完成させたい、次の工程を進めたいと失敗する事もしばしばです。ボンドが乾く前に力を加えてやり直しになったり、急ぎ過ぎて良く検討しないまま加工を始め、くみ上げようとして「うげっ」って思いをした事数知れず。
DIYを趣味として楽しむには、余裕をもった計画が必要なんだとつくづく思います。
ざっくりとした流れでいうと下段みたいになるのかなと思います。
- 構想を練る
- 図面・スケッチを描く
- 材料を調達する
- 材料を加工する
- 組み立てる
- 仕上げ
で、それぞれの工程にどの位の時間を見積もるかで全体の制作に対する計画が完成します。
上記のうち、1~3においては平日に時間を取る事が出来ない方でも工夫次第でDIYを楽しめる部分もあるのでは?と考え取り上げてみたいと思います。
構想を練る
構想段階で完成品のイメージや予算の概要を捉えるようにします。
例えば、考えている形に加工したいと思っても、そのために必要な工具が無ければ出来ません。使いたい素材があっても予算が合わなければ買えません(笑)
そんな悲しい事にならないよう、構想時に凡その全体像と加工方法や材料の下調べをすると良いかと思います。そして、大体の構想がまとまったら完成までの工程を考えて、計画を立ててみます。
おススメなのは、焦らずに自分の中で許せる時間を最大限長くとり余裕を持った計画です。特に初めて制作する物、初めて使う工具がある時には思い通りにならない事を前提に計画を立てると良いと思います。
製作方法や他人の制作事例をWEBで検索して、じっくりと検討。
その際には、簡単な物やメモ書きスタイルでも良いので、図面を書いてみる事をおすすめします。
図面・スケッチを描く
中学校位の時に3面図や投影図って習いませんでした?
最近は学習指導要領が変わってやっていないかも知れませんが、2号の時には習ったんです。
細かな製図のルールなどは取り上げるつもりも無いのですが、何かを自作しようと思う時に図面はやはり必要だなって思います。
例えば、下の図は左右共に同じ大きさの正方形ですが、左は全ての材料が同じ大きさなのに対して、右は違ってきますよね?
横着な2号がメモも設計図もない状態で頭の中の情報を元に工作を始めると・・・『外側と内側、どちらで留めるつもりだったっけ?』って感じでこの寸法をよくミスります。
見栄えを気にしない治具ならまだしも、テーブルの脚が一本だけ寸足らずで継ぎ足しとか悲しすぎますよね。
最近では、WEBで簡単に図面を作成するためのソフトも手に入ります。
本格的な機械製図や3Dデータを制作できる物も含めて多種多様なのですが、DIYと一緒にチャンレンジしてみる価値はあるんじゃないかなーって思います。
材料を切ったり、組み立てたりの時間は無くとも色々構想したり図面を引いたりする事もDIYとしての楽しみの一つである事は間違いないはずです。
■以下に2号おススメの制作・製図の支援ソフトを紹介します。
Jw_cad
すごーく有名な日本製のフリーCADソフト(無料で使い放題です)。
基本は2次元の製図ソフトなのですが2.5D機能で投影図を表現する事も出来ちゃいます。建築系・機械系問わずプロのユーザーも多数ですし、参考書が書店で販売もされている程メジャーなCADです。
ただ、DIY等の用途では高機能過ぎるほどで、その分使わないメニューも多いかも知れません。
DIYを始めて図面にも興味を持った人は是非確認してみて欲しいソフト。ダウンロードは下記のURLから利用できます。
有名なダウンロードサイト、本家サイトでダウンロードできます。
http://www.jwcad.net/download.htm
もでりん クラウド
最近の一押し。DIYに最適な完全無料のフリーソフト。
ちょっと失礼な話。なんで知ってる人がもっといないのか?と不思議になってしまうソフト。
『ゼットソー』ブランドのノコギリを製造販売している株式会社 岡田金属工業所が公開している簡単木工用ソフト「もでりん」。製品の販売特典だったツールが2019.10より無料公開されました。製品版と同スペックのソフトが使い放題なのは有難すぎ!
WEBサイトでは沢山の人が制作したデータも公開していて、アイデアを収集するのにも役立ちます。
ソフトはCADと異なり、実際にDIYで加工するのと同じように「面取」「切断」の加工方法や寸法等を選んで進める制作支援ソフトって印象ですが、確り製図も出来て実際に制作する時のシュミレーションとしても効果的。
図面のサイズが一般的なOA用紙で指定出来たり、素材となる木材も最初から日本で売ってる2×4材や合板、集成材の規格まで登録されているので下記のサイトから簡単なユーザー登録さえすればDIYで直ぐに使えます。
ブログでこのソフトのHOW TOとか書いてみようかな、なんて考えちゃいますね。
SketchUp
外国製のカッコいいヤツ。
こちらは、3D-CADソフト。
ユーザー登録を行って無料版の使用が出来ます。WEB版ならインストールしなくても使えますし、ダウンロード版であれば回線を気にせず使えます。
3D-CADを使用した事のある人なら直感的に使えるハズです。有償版で無いと使えないメニューと有償への乗り換えのプッシュがやや多い(笑)。但し、DIYでの用途なら十分かなーと思います。
WEBサイト、ソフト共に日本語対応しています。一時期はGoogleの傘下メーカーでもあったのでご存知の方も多いかと思います。サイト右上のユーザー登録を行って使用開始出来ます。
材料を揃える!
そもそも材料の調達ってどこでしますか?
殆どの場合で近所のホームセンターじゃないですか?時間が無い時(お金がない時も)はホームセンターの活用方法次第で時短・節約も激変です。
ホームセンターの活用いろいろ
少し前なら、『買った材料をカットしてくれる』、そんな所がホームセンターの活用メリットって思ってませんでした?今ではサービスの幅も広がりDIYにはなくてはならない存在と言えるかと思います。
インターネットでも実店舗でも活用次第で、時間短縮やアイデアを得られる貴重な存在になります。
カット
中堅規模以上の店舗なら販売している材料のカットはほぼ対応しているので、材料調達時に直線カットは可能な限りホームセンターで済ませます。特に直線切りで済むものは絶対におススメ。
木材なら1カット 50円程が相場だと思います(重ねて切れる場合には、素材2つで1カットとカウントしてくれる店舗もありますよね)。
大型のパネルソーでカットされた木材は自宅では出す事が来ない精度。
2号は12mm厚の表面がウレタン加工された合板(パネコート)のカットをした時に出た60mm×1820mmの端材にL型のアルミアングルを固定し直線定規としても利用していますがなかなか便利です。
他にも塩ビ管やアルミ材料のカット、工具のレンタルサービスも活用出来ます。最近ではワークスペース自体のレンタルスペースも人気とか。
配送
汎用大型素材はインターネットよりもホームセンターが断然お得です。
確かにコンパネや集成材などネットの購入なら種類も豊富、自宅配送も選べて楽チンです。
ですが・・・2号の記憶では、合板等の類はホームセンターの送料込み価格が1.5~2倍以上(笑)。普段1,450円で買ってる合板が3,000円を超えてる事もザラである事を考えたら、ホームセンターで購入し配送用の軽トラを借りて自分で運んだ方が絶対お得と思いませんか?
店舗によっては配送サービスを行ってるいるところも増えてきているようです。
インターネット
WEB出店しているホームセンターも随分増えてます。
前出のような送料の負担を考えて、引取は実店舗可能。カットサービスも利用可能となれば、活用しない手は有りません。
最近のお気に入りは、アプリを登録する事で、近隣店舗の商品在庫を検索できる機能。今までは、実際に店舗に出向いて扱いが無かったー・・・なんて悲しい出来事が頻発していた2号にとっては夢のような話です。
実店舗を持つホームセンターのWEB情報で助かる事がもう一つ。
店舗での販売価格価格が解る事。
販売店ごとの価格の差異は勿論ですが、「こんな工具が欲しいなー」って思ってWEBで相場を調べても実際の店舗でその価格で売っているとは限りません。直営のWEBショップから情報を得る事で、購入時の予算の組立も正確に出来るってものです。