久々に山に釣りに行ってきました。
丁寧に言えば「渓流に釣り」に行ってきました。
ご存じでない方も多いと思いますが、ヤマメやイワナなどの渓流魚は禁漁期が定められていまして、関東だと3月1日から解禁となる場所が殆どなのです。
一応、フライフィッシングが趣味である2号も、コロナの影響があった昨年を除いて、この数年は3月最初の休日に釣りに行くことが恒例になっていました。
今年度の初釣行前夜
今年も解禁以降全く釣りに行けていなかった2号。4月に入ったある日曜日、とうとうチャンスが巡ってきます。そして、数日前から毛鉤を巻いたり、道具の手入れをしつつ用意をしていた訳です。
普段一緒に行動する事の多い2-1号は、日曜の午前中に学習塾の講習がある為、午後から電車でぶーちゃんばあばの家に向かうという事で久々に一人での釣行。
どうせなら少し険しい渓流に入りこもうと土曜の夜から現地に向けて出発です。22時過ぎに自宅を出発する際には「ニコニコしちゃってキモいよ」と嫁に優しい声を掛けられ、片道2時間かけて群馬の山間部に到着。
いつものようにポイントより少し離れた道の駅で車中泊をして待機です。
例年の解禁直後の車中泊では、朝起きると車内の窓ガラスについた結露が凍るような事もあるほどで、シュラフと毛布に包まって防寒を整えての就寝なのですが、今年は既に4月になっており、桜も散りだすような温かさは夜になってもシュラフ一つで全く寒くありません。
寒さに負けてエンジンを掛けて寝るような事もなく、そのまま到着10分で就寝です。
自宅を出たのが遅く、就寝は1時過ぎだったというのに翌朝5時前に起きて早速行動開始。ほんと釣りバカとは良く言ったものだと思います(笑)
ヤマメを釣りたい
日も登り切る前に、車をポイント近くまで移動させ、支度を整えたら藪をかき分けて渓流に下ります。
以前、2-1号が「パパとこんな所行ったんだよ」と2号嫁に話した際、ケガでもさせたらどうするのとガッツリ怒られた事のある2号。
それ以来、2-1号が一緒の時には比較的入りやすい場所を選ぶようになったので、一人の時はその反動で急な斜面や大きな岩をよじ登るような場所もいとわず入り大自然を満喫です。
釣りの結果と言えば、5時からスタートして9時事までにイワナさんが5匹。比較的小ぶりなサイズが多かったものの、久々の渓流にのんびりと風景を眺めつつ朝ごはんのパンをかじって癒されたり、釣れてもいない大物を想像してワクワクしたりとそれなりに楽しんでいました。
で、午後からぶーちゃんばあばの家に来ると言っていた2-1号の到着に合わせて山を下りる事を考えるとここに居られるのは12時がリミット。それまでの間に少し下ってヤマメが釣りたいと思った2号は一度車に戻って移動する事に。
凹みました
いきなりの場面チェンジすみません(笑)
実は、ポイントを移動しようと山道で車を走らせていると地元の人と思われる対向車に遭遇。
様子をうかがって停車していると確実にスレ違いなど出来ない道幅であるにも変わらず、どんどん迫ってくる。結局、目前で身動きとれずにうろたえる運転手。
こちらが折れるより仕方なしと考えて、少し下がって路肩のスペースギリギリに避けるつもりがこの有様。バンパーだけならまだしも・・・ボデーいってますよ、ぼでー。
田舎者の2号。
普通の人なら躊躇する細いあぜ道も、悪路も気にせず走る為、細かい傷は気にしないんです。というか、気になるキズは気にならない程度まで補修しながら乗って来てました。
でも、今回のこれは気になるやつ(涙)
思い返してみれば「早くヤマメ釣りたい。時間無い」と釣り人独特の邪な思いにとらわれていたであろう2号。そして、まさか自分が・・・とテンションガタ落ち。
結局、少しでも早く帰って応急処置をしなければ2号嫁に大目玉・・・とそのまま釣りを終えて山を下りる事にしました。
凹みからの脱却
当然、半日足らずで、ボディが凹みバンパーのえぐれた愛車を修繕できるとは思ってもいない2号。
だがしかし、平日にこの車を利用するのは2号嫁。
少しでも怒りを和らげるために、そして補修の際に掛かる経費の目算を立てるためには今日のうちにやっておきたい事もある訳です。
何故なら、ただでさえ少ない休日を車の補修に充てるのは極力避けたいから。まぁ、最大級に自分勝手な理由なのは自覚してるのでスルーしてください。
前出の写真では判らないかも知れませんが、まだ新車だった頃に2号嫁がぶつけたバックドアの補修途中の写真がこれ。
がっつり凹んだリアを叩いて、パテ盛りして、なんちゃって塗装で修繕したのは何年も前の事。
実家に戻るとまずはバンパーの歪みを熱湯をかけて補正。
その後、万が一にも・・・とボデーにも熱湯と冷水で凹みが戻るかと試行するがびくともしません(笑)。更に、凹んでいる面積が狭く角部分でもあるのでバキュームは難しそうな雰囲気。
面積は小さくても凹みは深い忌々しいコイツ。当然、そのままパテ埋めなんて出来る訳もないぞとしばし熟考。凹ませたことのある人はご存知だと思いますが、凹みの周囲って逆に盛り上がってしまうので、パテを盛ったらそれこそ瘤状になって悪目立ちです。
結果、引き出すしかないなと考え、次いでその方法を検討。
2号の知る限り、凹みを直す方法もいくつもあって、長所短所、難易度、道具(経費)など様々。バキューム(吸引)は場所的にもキツイ、ケミカルプーラーやスタッド溶接は道具も無く、アーク溶接で引っ張り出すのもどうだろうと考え、結果的には労力と時間優先で超力業に出る事にして検討終了。
凹みを引っ張り出すよ
間違っても他人にはお勧めできませんが・・・いきなり、凹んだ部分にドリルで3mm程度の穴を開ける2号。
外側から引っ張り出す事が出来ず。ましてリアフェンダーを取り外して裏から叩くなんて出来る訳がないとの苦肉の策。
ちなみに、以前のバックドアを補修した時には内側のパネルを外して、文字通り叩き出しました。それこそ、作業を見学していたじいじが「もうその辺にした方がいいんじゃね?」と心配する位に力いっぱいです(笑)
そして、今回の作業は、凹に対して穴を開けL字になっている六角レンチを差し込み引っかけてペンチで引き出す事に。
思いのほか深かったので、最終的に3カ所穴を開ける事になってしまいましたが、穴の存在が無ければこのまま磨いて塗装しても随分とましなレベルになりました。
穴を開けたところはバリが出るので、サンダー掛けをしてから触り心地で戻り具合を確認です。ほぼ問題ないと判断できるレベルになれば、微調整のパテを盛って再度ヤスリを掛けて下地を作る作業に入れます。
この日は、時間的な理由もあって凹み戻しとパテ盛り、そして荒磨きまでで終了でした。次週以降に本作業かなー
こうご期待!
釣りに行ったら凹んだ話。
タイトルから想像も出来ない内容な上に、主題の車両凹みについては、補修開始すらしていない準備段階ではありますが今回はこの辺りでお終いです(笑)