令和4年6月2日
じーじとばあばのトウモロコシ畑に大粒の雹が降った。
今年はトウモロコシの出来が良いから楽しみだといっていたじーじとばあばの畑。
畑が雹の大きさを教えてくれた
その時、その畑にいなかった2号にも何があったのかわかるように
じーじとばあばの畑
収穫前のトウモロコシ。ほぼ壊滅
『出荷なんか出来ねーよ』
少しでも良さそうな物は収穫できないの?
『問題なさそうに見えても、雹が当たってれば中は駄目だから。一本も売りには出さねえよ』
雹が降ってから2日後の日曜日。
出荷作業をする小屋には、いつもと変わらないじーじとばあばの声。出荷できる状態で残った物があったんだ?そう思って顔を出した2号。
じーじ:
傷物でも良いからどうしてもって頼まれた分だけ用意してんだよ。皮を剥かなきゃ中の状態がわからねーから剥いてるだけだ。傷物で良いって言われてもそんな訳にはいかなかんべ。
2号:
手間なだけだね。
じーじ:
人にやるのにみっとも無いのは渡せねーから選んでんだわ。頭の方が少し傷になってるだけのヤツなら、包丁で落とせば見た目も殆ど気にならねーから。
2号:
やっぱ、出荷できるのはないんだ?まぁでも、それでも欲しいって人がいるんだね。
じーじ:
タダでくれてやっても良いけど何十本もタダだと気が引けるだろうから一本50円もらうって伝えたけどな。まぁここにあるだけ全部で1,500円にもならねえな(笑)
じーじとばあば。6時前から少しでも傷んでなさそうなトウモロコシを選別しながら収穫作業。一本いっぽん皮を剥いて、傷を落として袋に詰めて約4時間。この日の収入1,500円。
その午後、2号と2-1号も手伝って害獣除けの電気柵を外して準備完了。明日には整地の為にこの畑にじーじがトラクターを入れる予定。
じーじ曰く
『それが農家ってもの』らしい。