御荷鉾スーパー林道で雲海を眺め、西御荷鉾山で絶景を見る

埼玉と群馬を隔てる河川のひとつ神流川。

その上流エリア、群馬県藤岡市から南牧村(なんもくむら)に続く、標高1,000mを越える御荷鉾山系の山々を御荷鉾(みかぼ)スーパー林道が通る。

御荷鉾スーパー林道は1,000~1,300m程度の高さを走る全長約67kmの林道で、ダート区間もありますが普通自動車でも走行が可能な範囲も多い場所。

関東では有数の長さを誇る林道なんだとか。

今回の投稿は、ゴールデンウィークに実家泊をした際、神流町の鯉のぼりを眺めに行った2号の様子、そして、久しぶりに走った御荷鉾スーパー林道の様子と西御荷鉾山山頂の様子を公開します。

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神流町の鯉のぼり

朝4時半。

離れで寝ていた2号は、アライグマの騒音で睡眠を妨害され、ゴールデンウィークという事もあり神流町までドライブに行く事に。

毎年、渓流釣りの道中で眺める鯉のぼりが恋しくなったのと野良仕事の手伝いに間に合う時間に帰って来れる場所という事でのチョイスです。

早朝だったので道中の国道462号は殆ど車の通りも無く、スムースに現地到着。

誰もいな駐車場に車をとめ、河原に降りて軽く散歩してから車に戻るとやっと6時を越えた所。実家には10時前に帰ればば良いだろうと考えていた2号は、久しぶりに御荷鉾スーパー林道を走ってみる事にします。

2~30年前には何度か走った記憶がありますが、実際どの区間を走ったのか定かでない2号。

はじめて通ったのは、神流町が中里村と万場町という別々の自治体だった頃。渓流釣りやアウトドアで何度も訪問していたこのエリアの地図(当然、紙!)に御荷鉾スーパー林道という道を見つけて興味本位で走ったのが切欠です。

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久々の御荷鉾スーパー林道で雲海を見た

現在地の神流町中心部からの移動は、神流川の支流である塩沢川の手前を右に折れ、川や塩沢ダムを眺めながら登り、塩沢峠の分岐で御荷鉾スーパー林道に入ります。

ちなみに、2号の車はごく一般的な5ナンバーサイズのワンボックスですが、ここから入って藤岡市で国道462に合流するまで走りにくいと思った箇所はありません。

まぁ・・・連休という事もあってか、林道の後半でスズキの某軽クロカンが連なって走っている場面に2度遭遇し、その注意力の無い走り方に顔をしかめた程度です。

スーパー林道を走り初めて数分後、斜面が開け見晴らしの良い場所を通過する際、視界に谷間に広がる雲が飛び込んできます。

前日の雨で条件が整っていたのでしょうが、小規模ではあるものの予期せず雲海を見られた事で2号のテンションも上がります。

その後、オドケ山駐車場に車を停めて散策していると単独と思われる女性が、登山道に入っていくのとすれ違って『自分も近場なら登れるか?』と考える2号。

たしか、西御荷鉾山はスーパー林道に隣接する駐車場からもごく近いってGoogle先生が言ってたな。。

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西御荷鉾山を登ってみた

到着したのは、未舗装ではあるものの広々とした駐車場のある西御荷鉾山中央登山口。

Google先生の書き込みによると『ややキツイ傾斜だが最短距離』との事で、即断でここから入る事にした2号。

実家近くのコンビニで買ったパンと飲み物をバッグに押し込み、久々の山歩きスタートです(画像多目でお届けします)。

山歩きを趣味とした事はありませんが、渓流を遡上したり観光のついでに低山を登ったりする機会はある2号。

骨折後、久々の山歩きとはいえ然程心配ないだろうとお気楽モードで歩きます。

・・・そして、100m後には既に息切れ(笑)。

自分で思っている以上に体力が落ちていたという事を痛感します。

登り始めた事を激しく後悔しながら、しばし歩くと林が開け草原の斜面が見えてきます。

ここを回るようにして歩けば、その先が山頂なのは初見でも想像できてモチベーションも回復です。

最後のひと踏ん張りは、この岩場越え。

未だに足首の可動域が回復しきっていない為、若干不安にさせられますがロープと樹木でバランスをとる事も出来たので想像よりもスムーズに越えられ一安心の2号。

岩場を越えて直ぐにあるのがこの不動明王像。

昔々、村で疫病が流行し、西御荷鉾山の不動尊に平癒祈願したところ疫病が治まったという故事に由来して祭られているのだそう。

そして・・・山頂からの眺め。

西御荷鉾山の山頂は、御荷鉾山系の山の中では、開かれた見晴らしの良い場所として知られている様子。

確かにそれを実感させられる眺めだなと納得です。

鯉のぼりを眺めていた際には、まだ雲と靄が多く残り、御荷鉾スーパー林道に入ってからは雲海としてそれらを見下ろした道中。急遽決定した西御荷鉾山の山頂からは、それら雲や靄も晴れた後の絶景を見る事が出来ました。

ゴールデンウィーク真っただ中にありながら、遊びに行く予定の無かった2号は、この朝の出来事だけでも十分満足させらます。

まぁ・・・下山中は、両足のふとももがプルプルいってたのは否めませんが(笑)。

おしまい