サワガニの入った水槽に、モルタルで作った岩を入れる事にした2号。
実際の設置を終えたので、作業の様子を投稿です。
初めてのモルタル造形は楽しくもあり、難しくもありという事で、出来上がった水槽のレイアウトはとても満足とは言えない出来栄え。
それでも、何となくのコツは掴んだつもりの2号は、またチャレンジしてみようと企んでいたりします(笑)。
ベースはスタイロフォームが良いみたい
2号がモルタル造形のベースに使ったのは、ホームセンターでも簡単に手に入るスタイロフォームです。
発泡スチロールを使ったモルタル造形も目にしましたが、専用のカッター(電熱線を使うヤツ)がないと加工が困難なのは目に見えているのでスタイロフォームを選択しました。
ここからレイアウト用の岩を作る手順を以下の通りにシュミレーションして製作開始。
- スタイロフォームの加工
- 下地塗り(プライマー塗布)
- モルタル塗りと成形
- 塗装(筆塗り、スプレー塗装、ウェザリング)
スタイロフォームを使うメリットは、発泡スチロールと異なり、カッターナイフで簡単に切りやすい点。そして、切り屑も出ずらく、それなりに強度もあります。
重ねて使いたい場合、接着は発泡スチロール用の接着剤でOK。
大まかに出来上がりに近い形成形した後は、下地処理でプライマーを塗りモルタルの接着強度を高めます。
モルタルの塗り付け
2号が使ったのはホームセンターで買って来た3キロ数百円の軽量モルタル。
製品によって異なりますが、こちらは混ぜてから1時間程度である程度硬化が進む為、2回に分けて塗っていきました。
下地処理をしていても、スタイロフォームにモルタルを塗るのは、思っていた以上に気を使います。
やはり、石膏ボードに漆喰を塗ったり、ブロックにモルタルを塗るような訳には行きません。
塗っているそばから、先に塗ったところが剥がれて来るので、イライラMAXの2号。
かなり大雑把に厚塗りをして、その後で固まりだす前に削る方が作業性は良いと思われますが、多少細かな部分もあったので、全体的に5mm以下程度の厚さを想定して塗っていたため、何気に手こずりました。
途中から、自分の気持ちを『失敗しても気にしないモード』に切り替えて、ベースとパーツにモルタルが塗れたらベースは終了。
乾く前に軽く岩の模様等を付けて乾かします。
モルタル向け塗装下地とペイント
別の日、完全に乾いてから、塗装前の下処理をしました。
スタイロフォームに塗った軽量モルタルは、思った以上に軽くてびっくです。
ただし、作業時間優先で塗りつけて行ったので、表面を押さえて滑らかにするなどの手間をかけていない2号。全体としては『いかにもモルタル』という感じが気になります。
そこで、荒い部分はミニルーターで削り表面を整えてあげました。
それ以外に塗装用の下地は気にする必要もないので、いよいよ色付け。
2号の場合は、これまた近所のホームセンターで売っていた、水性エナメル塗料を使用します。
プラモデル用のラッカー塗料やアクリル系の塗料なら在庫がありましたが、色の定着が心配だったので屋外用に使えて、コンクリート・モルタルでもOKと明記してあった塗料をなけなしのお小遣いから調達。
水性エナメルとは言っても、完全硬化後は耐水性もあるので、水槽の中に入れても大丈夫・・・だと思います(笑)。
筆塗りにするか悩んだ後で、結局エアブラシを使って塗装です。
薄く重ね塗りをしながら様子を見るという、ビビリの選択は筆塗りよりもエアブラシ向き。
調達した塗料は、白・黒・茶・青の4色のみ。
だって、お金ないんだもん(笑)。
仕上げとレイアウト
繰り返し色を重ねながら妥協点を探す2号。
自分でも塗装の完成イメージがないまま塗っていたので、終わりが見えない(笑)。
結局、岩の隙間や割れ目など、影の出来る部分は濃い目の色を筆塗りして、その上から周囲と同じ色をエアブラシで吹き付け。
水の流れる部分は、うっすらと青を吹いてあげるとそれっぽく見えるかなと色を乗せてみました。
最後にウェザリング(汚し)とハイライトを部分的に入れ、やり過ぎて不自然にならない内にと考えて何とか終了。
最終的には『苔を配置したら岩肌なんて殆ど見えないよね』と自分を言い聞かせて、気になる部分は見て見ぬふりです。
しかし、気になる部分は苔で隠してしまうはずが、配置出来た量が思いのほか少なく、かなりの部分が露出したままだったりしますが・・・。
こうして実際に制作したモルタル造形の水槽用レイアウトですが、水中ポンプに電源を入れれば水は流れ、水槽に放ったサワガニは、早速自分好みの隙間を探して身を隠したり。
なんとか使用に耐える水槽用が出来上がったかなと自分を納得させる2号でした。
おしまい