最近はジグソーやトリマーを所有するDIY好きの人も多いですよね。どちらもすごく便利な工具である事には違いないのですが、用途によっては手持ちでなく固定工具だったら更に便利なのにと思う事はありませんか?
DIYをしていると痒いところに手の届く工具が魅力的に見えて仕方ない2号です(笑)
しかし、欲しいと思う工具はどれもお高いという厳しい現実もあるため、おいそれとは買えません。結果、中古工具や自分で工夫して治具を作ったり代用品を作ったりも多くなります。
今回は、そんな中で手掛けたジグソーテーブルとトリマーテーブルのご紹介。
完全に自己満足の為の投稿です。
ジグソーとトリマー
2号的感覚では、木工DIYを始めて少し慣れてくる。または、仕上がりにこだわりたくなると購入を検討する工具の上位3つくらいに入るのではないかと思うジグソーとトリマー。
丸のこでは不可能な曲線切りに対応するジグソー
面取りや木材のふちの飾り加工が綺麗に出来るトリマー
どちらもちょっとした加工を行う際には、手持ちのまま使用する形でも十分ですし必ずしもテーブル状である必要もありません。
ですが、やっぱり用途によっては固定されている方が、便利で安全と思う事が多くあるのも事実です。
ジグソーテーブルの魅力
中古や頂きものでノコギリに類する工具だけでも、バンドソー(帯鋸)、丸鋸、ジグソー、糸のこ盤と嫁に呆れられながら所有。そして、自分の用途に合わせた変形のテーブルソーを自作した2号。
でも、ジグソーテーブルも欲しいじゃん?
例えば、ジグソーを使った曲線切りなら材料を両手で抑えて使えれば、細かなカットもしやすいハズ。それが長尺物ならジグソーテーブルが便利だと思う訳です。
丸鋸は当然のように直線のみ。
バンドソーは、切断できる素材の幅が割と狭く、基本は縦長の素材向き。
糸鋸はカットに時間が掛かる点とバンドソーに近い特徴を持つ道具。
そして、ジグソーは前出の通り・・・
ほら、ジグソーテーブルあった方が便利じゃないですか(笑)?
そう思っていたら、自分が使っているジグソーよりも上位に当たる機種が某大手オークションサイトで破格の500円で売りに出ているのを見つけてしまった訳です。
現役稼働中のジグソーがテーブルに固定される事が決まった瞬間です。
トリマーテーブルの魅力
実は、トリマーより一回り大きい工具であるルーターを中古で購入して所有する2号。
そのルーターもまだまだ現役で使っていますが、少し前からトリマーが欲しいとヤフオクさんで物色しておりました。
ルーターはパワーがあり基本的に両手で使用する工具。
自作の作業台にオプションとしてルーターテーブル用の天板も作ってはあるのですが・・・ぶっちゃけ使用する度に付け替えるのが面倒でもある訳です(笑)
さらに、ビットと言われる刃具も小型のトリマーと比較にならないお値段とくれば、使用する目的はある程度限定もされてきます。
そこでトリマーテーブルの出番です!
大枠をジグソーやバンドソーでカットした木材に対して面取りや仕上げをするのに最適。そして、ビットも大手通販サイトでお気軽に購入できるお値段です。
ね・・・やっぱり必要でしかないですよね(笑)?
とりあえず、テーブルに穴を空けてしまおう
いろいろと理由をつけてはみたものの、実際に新規でジグソーテーブルとトリマーテーブルを作るとしたら2号の遊び場が狭くなることは避けられません。
そこで、作業台の一部をくり抜いてジグソーとトリマーを交換で取り付けられる仕様に改装する事にします。
工具や治具を作成するときには見た目より機能重視
そして、思いついたら即行動したい子供な2号。
作りながら考えればいいやと位置決めも適当に作業台に穴を空け、取り付けスペースを加工です。
多少悩んだのは、取り付け位置よりもジグソーとトリマーの固定方法。
後々、単体でまた使う事があるかも知れないと考えてしまうため、工具そのものは極力元の状態を残しつつ、テーブルに取り付けた際にはしっかりと固定されていなければ意味がない。
そんな風に考えて完成したのがこの状態。
自作のジグソーテーブルとトリマーテーブルをコンバーチブルで実現
写真の角度は違いますが、どちらも同じ作業台の同じ場所に設置している姿です。
もともと制作してあった作業台に穴を空けて取り付けたため、後付け感が半端ないですが土台が大きい分、安定感はバッチリです(笑)
そして、実際の使用感も及第点と言ったところ。
写真では見えませんが、作業台の手前にスイッチを取り付け手元でON・OFFの切り替えが可能な形にしたので今後の活躍が期待される2点となりました。
ジグソーテーブル&トリマーテーブルのDIY自作風景
最初に設置したのはジグソーテーブル。
いや・・・テーブル固定型ジグソーか(笑)?
作り方としては、迷いなく作業台にあけられた穴と同じ大きさに切られた型に保持用の木材を取り付け、固定しただけの簡単なもの。
保持用の他、型枠にはジグソーの底辺部分を固定するために裏から抑えを取り付けているので、これでも外れてしまう様な事はありませんでした。
仮にジグソーを完全に固定して、取り外す事は考えないよ・・というならベース部分に穴を開けて固定してしまうのが一番手っ取り早いと思います。
実際、以前の用途で固定が必要だった際に2号のジグソーもベースに穴を開けてありますが、今回は別の形で固定しました。
続いて、自作トリマーテーブルの製作風景。
こちらの作り方としては、そのまま作業台に固定をしてしまうとガイドの取り付けが出来ないので、もう一枚適当な大きさのOSB材を用意。
アルミ角材を裏面に通して反りを強制し、中古で手に入れた時からトリマーについていたガイド取付用のシャフトを木材で固定する形で取り付けています。
他にもトリマーベースに付いている(又は自分で加工した)ネジ等でテーブルの裏側からネジ止めで固定される方も多いですよね。
使用時は、作業台の穴に本体を通して設置して固定すればトリマーテーブルとして大活躍。
Amazon等で使用しているトリマーと互換性のあるトリマーベースだけの物も売っているので、余裕があれば購入して固定すると他の用途でトリマーを使いたくなった場合の付け替え等便利だと思います。
制作するうえで面倒くさかったのはただ一つ。
予算の都合で手元にあったOSBをテーブル天板としましたが、基本的にはトリマーテーブルの天板にはめっちゃ不向きという事(笑)。
そもそも、ただの構造材で滑らかさや平面度とは無縁の素材。
パネコート等であれば不要な平面度の修正が必要になった訳です。サンダーで磨き、それでも凹んでいる部分には溶剤と木くずを混ぜて埋め、乾いてからまた磨く作業。
当然、見栄えも良くないのでお勧めは出来ません(笑)
ケチらずパネコートを買ってくれば良かったと何度後悔した事か・・・そんな作業になりました。
しかし、工具は見た目じゃないのよ・・と言わんばかりにきっちり垂直に取り付ける事の出来た自作トリマーテーブルさんもジグソーと同じく大活躍の予定です。
自作トリマーテーブル・ジグソーテーブル製作の感想
トリマーテーブルやジグソーテーブルの自作を考えている人も多いと思いますが、2号の場合は思い付きで工具としての機能を満たしていれば良いだけなので作り方自体は非常に簡単(笑)
ジグソーテーブル等でブレードのガイドを付けられている物もよく見かけますが、逆に加工のサイズに制限を設けてしまうかなとはじめから検討もしてません。
ちょっと注意している点は、使用時に電源のオン・オフが手元でコントロールできるようにする事くらいでしょうか。それが出来ないと危険でしかありませんからね。
しかし・・・DIY木工の為に製作しているはずの治具ですが、気が付くといつも治具製作そのものが目的化しているなと感じる2号でした。
おしまい。
工具の製作や使用は、十分な注意をはかり安全な作業を心がけましょう。また、実施の場合には自己責任でお願いいたします。