天空のキャンプ場で久々の親子キャンプ:2

予定変更から、荒船パノラマキャンプフィールドでキャンプという名の野営を楽しむことになった2号家。

キャンプ場内を一巡して我が家のテントに戻って、その後ひとしきり遊ぶとそろそろ食事の準備をする時間。イベント時には炊事係と決まっている2号は2-1号を下働きに従え火起こし開始。ちなみに、焚き付けは2号が木工で使った木材の端材。

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荒船パノラマキャンプフィールドでキャンプ飯

何気にあまのじゃくな2号。

キャンプを始めた頃は、手の込んだ物やキャンプならではのキャンプ飯を試行錯誤したこともありました。変わったところだと、夏場のキャンプでキンキンに冷えたざるうどんやナンから作るカレー。2-1号が小さかった頃には、持参したホットケーキミックスを木の枝にアルミホイルを巻いてバームクーヘンなどなど。

ところが、本当に多くの人がキャンプを楽しむようになり『キャンプ飯』も出尽くした感がある今日この頃。自身の手持ちのツールで出来る料理にも限界を感じだした事もあり、最近はシンプル路線がお気に入り。

この日のメインは、前日にドンキで買ったリブロースとイカ焼き。そして、椎茸・新玉葱のBBQメニュー。実際、調理をする上で手を加えたのは玉葱を半分に切っただけ(笑)。

味付けは塩胡椒、お好みに応じてステーキ醤油。玉葱は天地すら落とさず、椎茸は石づきもそのまま、イカ焼きに関しては既に串の刺してある冷凍品。それぞれを炭火の上で焼くだけの食事もやっぱりキャンプ場で食べたら一味違うご馳走です。

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最大の試練 in 荒船パノラマキャンプフィールド

夕食のために焚き付けを始めた直後、キャンプ場を徘徊している際にソフトクリームを食べながら感じていた不安が現実になるかも・・と感じていました。

ソフトクリームを食べながら歩いているときに感じた不安。
それは、露出している部分の地面がふわふわしている事。霜柱が下りた後のあの状態のように・・・。仮にそうだとすれば、少なくとも2・3日以内。てことは、今晩~翌朝に掛けての滞在中にも冷え込んでも不思議じゃない訳です。

荒船パノラマキャンプフィールドは標高1,200Mの山の上。普段キャンプに行くことの多い群馬県南西部の河原と比べても数百メートルは高い場所に位置していて、それ以上に気温が下がって当然なわけです。5月の初旬に霜が降りてもまったく不思議はありません。防寒用の上着や毛布は念のため持って来ているものの、どこまで耐えられるかは体感しなければわからない(笑)

木工で使った端材を薪代わりに袋に詰め込んで持って来ていた2号。食後のデザートとしてゆっくり焼き芋を焼いて食することを楽しみにしていたはずが、寒さをしのぐために薪をくべるペースが早まっている事を実感します。

そして、焼き芋が焼きあがる頃にはすっかり陽も落ちて気温も急降下。嫁も2-1号も持参した服をほぼ全て重ね着して、準備を整えています。焚火の周りで暖を取りながら食べる焼き芋は、寒さを忘れるにはもってこいでした。

焼き芋が食べ終わると同時に寝てしまおうという事になり、火の始末以外は片付けもそぞろに就寝する事としてテントに避難です。実際に寝袋に入ってみると、露出している顔は気温の低下を空気の冷たさで感じはするものの何とか持参の装備だけで乗り切れそうだと一安心。

急遽の予定変更や到着してからわーきゃー騒いだ疲れもあって、あっという間に寝付いてました。

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荒船パノラマキャンプフィールドの朝

普段も特別朝が苦手な訳でない2号。

キャンプや旅行に行くと更に早めに目が覚めます。うっすら外が明るくなりだしたのに気が付いて、自分の状態を確認すれば、思っていた程には寒さを感じずほっとします。めっちゃ厚着して、靴下をはいた状態で寝てたっていうのもありますが(笑)。それでも、テント内一面についた夜露の状態から、外が寒いのは疑う余地もありません。

外に出ると、太陽はすぐ近くの稜線に隠れ日が差し込むにはもう少し時間がかかると思われました。その先には、靄がかかっているのが何となく確認できます。見晴台に上れば雲海も見えるかも・・・と思ったものの悩んだのはその一瞬だけ。

面倒臭さが勝ち、身支度だけを整えて朝食準備。

7時前には二人も起きるだろうと考えて朝食の準備と温まるための火起こしから始めます。小さなトラブルの多かった今回のキャンプ。ガスコンロすら忘れて朝食用にも炭の火力利用です。

朝食は、インスタント味噌汁とホットサンドに目玉焼き。昨年の2号の誕生日に2-1号が買ってくれたホットサンドメーカーとお鍋の初舞台です。ホットサンドメーカーなら簡単にターンオーバーの目玉焼きがつくれるかも?と途中でおもいつきひっくり返した結果、重力に負けた黄身だけがポコッと盛り上がった目玉焼きが完成(笑)。

夜は凍える心配をしながら過ごしていたのに、陽が差しこめばあっという間に体が温まってきます。ひとり、そんな感覚にに癒されているとテントから2-1号の声。

日が当たりだしたテントはあっという間に暖かくなったのでしょう、朝食の準備が出来る前にテントから這い出して2号のパーカーを奪い朝からテンション高目です。

久々のキャンプは、当日の目的地変更に始まり、準備不足多数、想定外の冷え込みなど問題が多発。それでも、終わってみれば「失敗した」「後悔した」なんて思うことは事は何もありません。

久々に家族で楽しいアウトドアとなりました。2号嫁に関しては、次は夏にも来てみたいと荒船パノラマキャンプフィールドさんを何気に気に入った様子だったので機会があれば再訪したい場所になりました。

おしまい