格安充電式草刈り機、実際どうだった?良い所・悪い所【使ってみた感想まとめ】

農地や庭の草刈りには、どうしても道具の力が必要です。

2号の実家ではエンジン式の旧タイプメインで、細かなところは手作業で対応してきましたが、今年はついに電動の草刈り機を導入することにしました。

理由は3つ。

エンジン式はそれなりに音がうるさいので、使用する時間に気を遣う事。また、重量がある事とメンテナンスにも多少手間がかかる事。そのため、手軽に使える充電式の草刈り機があれば便利だなと思っていたのです。

マキタさんの製品を購入するつもりでいましたが、納期と価格の都合からAmazonで格安の中華製を購入。使ってみた感想と簡単なレビューを掲載。後半はその時の2号の様子をブログ記事として投稿しています。

記事には商品の紹介・リンク等含みます。

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Amazonで格安草刈り買ってみた

購入した草刈り機の仕様と付属品

今回購入したのは、以下のような特徴を持つモデルです。

・価格:約10,998円
・バッテリー2個付き(18V)
・充電器付き
・マキタの18Vバッテリーと互換性あり
・チップソー・ブレード・ナイロンカッター等付属

開梱してから、使用開始までパーツの取付等で10分程度。

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実際に使ってみた感想

良かった点

・低価格である事
・直径10cm弱の樹木も切断出来た
・音が静かで、エンジン式よりもご近所に気を遣わずに済む
・バッテリーが2個付き
・マキタの18Vバッテリーと互換性がある

気になった点・注意点

・耐久性が不明(Amazonのレビューには問題ありのコメントも)。
・ブレードの交換機構やカバー部分、ベルトにチープさを感じる
・初期不良でバッテリー1個が充電できなかった(交換対応の連絡は早かった)
・回転数の上限は38800回転/分の数字の意味が不明

購入にあたっての補足

初回使用は、別のバッテリーも使用して約60分(同梱のバッテリー1個で約30分稼働)。雑草メインの場所はブレード、小さい樹木も混在している部分ではチップソーを取り付けての使用環境です。

エンジン機と比較すると非力な部分はありますが、草刈り機として機能そのものに不足感はありませんでした。

実際の重量感・扱いやすさ

Amazonのレビューでは、軽くて扱いやすいというコメントもありましたが、これは人によって感じ方が違いますし、状況によるかなと思います。

荷物として運ぶにはエンジン式より断然軽いですが、草刈りで長時間使用するとそれなりに腕がつかれます。

動作時にグリップを握り続ける必要があるため、長時間の作業になると疲れると思います。また、ハンドルがリングタイプなので、こちらも長時間ではやや負担を感じます。草刈り機の上位モデルに多い、両手で持てる『Uハンドル』タイプは全体が重くても、草を刈る動作時の腕の負担が軽微なのでそれとのになりますが。

総合的な判断として、自宅敷地内の雑草のみの対応なら十分使用に耐えるという感覚です。これから購入を検討する方は、使用時間や用途に応じて、レビュー等からも慎重に判断をしたいところです。

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購入経緯と作業を終えてのブログ記事

自身が実家の裏庭に小さな畑を開墾したことで、その周辺の雑草が気になり本格的に購入を検討。

選ぶにあたって一番迷ったのが、「信頼のマキタ製にするか、それとも安いモデルにするか」という点。
実は、直前までマキタ製購入で気持ちは決まっていた2号。

しかしです。

いざAmazonで商品を選ぼうとしたら、納期は2週間以上先になりそうな状態。

Amazonに掲載してる店舗さんの販売で、他の商品よりも販売価格が値引きされていた物。そして、その他のマキタ製草刈り機では、充電器・バッテリー込みで2~4万円を超えるモデルが多く予算的に悩ましい。

その結果、2号が選択したのは、ここで紹介した中国製草刈り機(マキタ互換バッテリー2個付きで約10,998円)となったのでした。本当はマキタが欲しかったなどと思いながらも、実家の草刈り機の主力はエンジン式の物があるので、簡易的な用途なら安価なものでも良いだろうと決定。

選択時にポイントとしたのは、価格と回転数の2点。

価格はずばりそのものなので、触れませんが2号的に回転数はチェックポイントでした。

マキタやHiKOKI(ハイコーキ)製の充電式草刈り機は、回転数が3000~6000/分程度。エンジン式の物ではそれ以上のスペックのため、その辺りを考慮して検討したいと思ってました。

しかしです!

購入した物に記載があったのは、38,800/分。

え?

まぁええか

理解しがたいカタログスペックに頭を悩ませた2号。

しばし、考えた結果辿り着いたのは、『回転している対象の違い』。

日本製のスペックは、実際の刃物の回転数で、中華製の回転数は、搭載しているモーターそのものの回転数かなと思われました。これでは、数字で単純な比較は出来ません(そうでなくとも、数字があてにならない部分はありますがw)。

モーターの回転数=刃物の回転にはなりません。ギアの構成も、性能も関係するのでほんとに参考程度にしかなりません。

当然、モーターの回転数が高くてもトルクが無ければ、パワー不足は必然です。。そしてもう一つ、同じ容量のバッテリーなら回転数が低い方が理論上長時間使えますが、単純に負荷を軽減して稼働時間を確保してもパワーは不足するに決まってます。

結局、似たような中華製の草刈り機を比較して、信じられそうなコメントのレビューも参考に比べてみる。

ぶっちゃけほぼ意味のないカタログスペックですが、『ダメもとってことでまぁええか』との思いで購入決定(笑)。

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雑草&枝を刈ってみた

バッテリーのひとつが画像のようにフル充電できない初期不良w。対応は良かったですが。

そして週末。

届いていた草刈り機を早速開梱して組立。工具を扱った事のある人なら10分もかからずに使えるようになると思いますが・・・日本の丁寧な梱包になれているとバラバラに入っている部品に驚くかも知れません(笑)。

早速組み立て、実家の裏庭で草刈りをした2号。

まずは付属のブレード(2枚羽)で小石交じりの雑草地帯の対応です。付属ブレードは4枚付いていましたが、強度重視の物ではないので、3~4cmくらいの石も混ざる裏庭で30分程度使ってみると、石や硬い物に当たった際の衝撃でブレードは曲がってました。

素材は、焼きの入っていない普通の鉄っぽかったので終了後に叩けば戻るので気にしません。

その後、少し離れた畑の入り口でチップソーを使って、大量の雑草・蔦草・小さな樹木及び木の枝を伐採。

流石に刃のついているチップソーなら、スムーズに草刈りも進みます。2~3cm適度の太さなら木があってもストレスなく伐採出来ますし、最大10cm程度の枝の切り落としも問題ありません(注意しながらの作業は必要ですが)。

思っていた以上にストレスなく草木の伐採は出来ましたが、調子に乗って高い場所の枝や太めの木(10cmくらい)を相手にしていたので両腕が筋肉痛になったのは誤算ではありますが・・・(笑)。

購入後の個人的感想では、購入してよかったなと思っています。

もちろん、信頼のある日本製に比べれば細かな点の作りや耐久性には不安もありますし、実際にバッテリーの初期不良もありましたが、対応も早く、現状では大きな問題はありません。

用途や頻度を割り切ったうえで選ぶなら、こういったコスパ重視のモデルも十分選択肢に入るという感じです。

おしまい