近所でカブトムシ・クワガタ採集【どこで採れる?穴場採集場所の見つけ方!採集場所と方法やポイントの紹介】

カブトムシ・クワガタの採集場所を探す方法、採集ノウハウをご紹介

クワガタ採集やカブトムシ採集って実は難しくありません。

当たり前ですが、最低にして最大のポイントは『近くでカブトムシ・クワガタの採れる場所を知っておく事』カブトムシがどこで採れるか?という事です。

何の予備知識もないままカブトムシ採集・クワガタ採集に向かっても成果を得るのは困難でしかありません。逆に、採集のコツや場所選び、適した時間帯、考え方を理解すれば自宅近くの雑木林等でも採集率が大幅に向上するのがカブクワ採集の楽しいところです。

カブトムシやクワガタの採集に、初めての方や過去に挫折した経験のある方もいることでしょう。

今回は、そんなカブトムシ・クワガタ採集の注意事項とノウハウやポイントを整理して紹介していきます。

『近所でも確実にカブトムシを採集したい。』と考える人に向けてカブトムシはどこで・どうやって採れるかをテーマに実体験を元に、写真を載せながら具体的に紹介します。

ご近所での採集場所の探し方や必要な道具、トラップまで実践をもとにした内容で掲載。

自宅近くでカブトムシやクワガタの採集できる場所が見つからない。採集場所を探したいと考えている方に向けた成功の基本を未経験の方でも理解できるように分かりやすく解説します。

はじめてのカブトムシ採集、初めてのクワガタ採集に必要なノウハウを全て公開(笑)

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カブトムシ・クワガタはどこで採れるのか!?採集時期・時間・場所

絶対に失敗したくないカブトム採集、クワガタ採集の為に知っておくべき事。基本的な内容やカブトムシの採れる場所の見つけ方から始めましょう。

今も昔も、いつだって夏休みの大イベントのひとつであるカブトムシ採集。採集場所の見つけ方やその際のポイント、行動すべき時間帯や天候等の条件の紹介。そして、もしもの時のバナナトラップや実践に必要な持ち物と捕まえ方までを一挙公開!。

そもそも野生のカブトムシって、いつどこで採れるのでしょう。

2号の住んでいる埼玉県を含む関東なら、その年の天気にもよりますがクワガタは6月中旬くらいからちらほらと見かけるようになり、下旬から気の早いカブトムシも出てくるという感じです。重要になるのは場所と時間、そしてカブトムシやクワガタの寄ってくる樹木がある事。

カブトムシ採集、クワガタ採集の最大のポイント、採集の成否を分けるのは如何に良い採集ポイントを発見するかに他なりません

採集に出かけるなら、まずはカブトムシ・クワガタがどこで採集できるのかを見つけ方る方法を知っておかなければなりません。

そこで、採集場所の探し方を知る事が大切となる訳です。カブクワ採集に出かけるべき時間や採れる場所を簡単に解説します(ちなみに採集場所は、埼玉県北部の平野にある雑木林をサンプルとしています)。

最大の疑問:クワガタ・カブトムシはいつどこで採れるの?

採集時期と場所及び時間はここを狙え!

  • 採取時期:クワガタは6月上旬からコクワガタが見られ、7月上旬頃がノコギリクワガタの最盛期。カブトムシは7月中旬以降から8月前半がピーク。共にお盆時期以降は一気に姿が見られなくなります。
  • 採取場所:クヌギ・コナラ等の樹木がある雑木林や山林。
  • 採取時間:日没1時間後から日の出直後くらいまで

※絶対に失敗しない採集ポイントは以降の記事を参考にすると効果的です。

ノコギリクワガタとカナブン

カブトムシ・クワガタの採集場所のネット検索・公開情報は有益か?

インターネットで『どこでカブトムシが採集できるか?』を検索したり具体的な住所を調べようとする人も多いと思います。

ですが、2号的にはあまり意味のある行為には思えません。

仮に公開されている情報で「●●公園」等のようにピンポイントに特定できる場所であれば別ですが、自分が住んでいる地域の情報が詳細に取り上げられている事は稀でしょう。

更に、実際にネットで探して直ぐに検索・特定できるような場所であれば既に多くの人に知られている事になるため、競争率も高く採集成果には期待も出来ないという事にもなります。

内容として、『この周辺エリアにカブトムシがいるよ』という目撃情報になりますので、そこから自分でカブトムシ採集の出来る雑木林を探すことになります。

このことから、おおよその生息エリアを確認する為にはネットの情報も有益と言えますが、具体的に住所の特定をする事が採集の成功に絶対的な効果があるとは言い切れません

そして、よほど都会の真ん中でもない限り、実は思っているより身近にカブトムシの生息する雑木林はあります。

ネットの情報やデータベース的な物を探して有効活用するなら、場所にあたりを付けた上で実際に自分でカブトムシ採集ポイントを探すという流れになるのかなと思います。

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絶対成功!ご近所のカブトムシ採集ポイント(場所)の探し方

繰り返しますがカブトムシ・クワガタ採集の結果は、どれだけ良い採集ポイントを発見出来るかに掛かっています。

しかし、具体的な場所が特定できる情報で『カブトムシの採れる雑木林があるよ』と聞いても、いきなり夜に現地に行くは避けましょう

採集ポイントを探すのは昼の方が圧倒的に適しています。

昼の間に下見をする事で、雑木林のどの辺りにクヌギやコナラ等の昆虫が集まってくる樹木があるのか確認する事が容易だからです。

更に現地の状況も知らないで夜の雑木林に入り込むのは、ケガや事故の原因でしかありません。

クヌギやコナラの木は表皮がゴツゴツしているため、ぱっと見では樹液が染み出しているのを確認できない場合がありますが、カブトムシやクワガタの寄って来る木は日中でも蛾やカナブンなどの昆虫(場合によって蜂やムカデなどの注意すべき昆虫)がみられますので目安に出来ると思います。

そして、より確実に採集したいと考えるなら、下見の時にバナナトラップ等を仕掛けておくことで採取率も飛躍的に向上するはずです。また、夜行性のクワガタ・カブトムシですが・・・実は、昼でも採取する事は可能です。

特に初めてのカブトムシ・クワガタ採集なら日中の採集場所探しと下見が重要です。

昼間のクヌギに留まるノコギリクワガタ
昼の時間に堂々と樹液によって来るのはクワガタの方が多い気がします。

そして、2号がカブトムシ・クワガタの採集場所を探す場合にお勧めする場所は河川敷の雑木林

勿論、山や森にも生息していますが、範囲が広すぎると狙いを絞るのも難しい。また、河川敷の雑木林のような多少湿度のあるエリアは樹木にとっても育ちやすく、土壌も良い状態である場所が多いからです。

その他、以下のポイントに当てはまる場所であるかを見極めて採集場所を探します。

失敗しないカブトムシ・クワガタ採集!ここを探せ!!

【山奥でなく自宅から採集に行く事の出来るエリアを想定して記載します】

  • 大きすぎない雑木林(子供も安心して連れていける)
  • 地面に落ち葉や雑草(笹など)がみられる場所
  • クヌギ・コナラが適度に生えている(大きな木なら2~3本でも効果大)
  • 河川敷の平地や田畑に囲まれた人の手が入りすぎていない雑木林
  • 住宅密集地からは車で5分も離れていれば問題ない
  • 7月下旬以降は多少気温が低くても大きな影響しない

このように成否を分ける採集ポイント(場所)の発見は、昼の下見が絶対に有効です。

綺麗に下草の刈られた雑木林では、幼虫の餌となる落ち葉や腐葉土も少ない状態のところが多いでしょう。生き物として繁殖を考えれば、その環境がある場所の方が好まれて当然です

その場所で幼虫~成虫となったカブトムシ・クワガタが翌年もその生態系の中で生きていく訳ですから。

大きな林や山がクヌギ・コナラに埋め尽されている場所ってなかなか見つける事は困難ですが、数十本程度の樹木が茂る中に数本のクヌギ・コナラがみられるだけの場所でもカブトムシ・クワガタは採集可能です

これらを判断するのは、ぶっつけ本番で夜探すのは困難としか言いようがありません。だからこそ、何度も昼の下準備が採集を成功させるコツなんですね。

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雨上がりにカブトムシ・クワガタは採れるの?
雨上がりの樹木に集まるカブトムシ
雨上りで樹皮が乾いていない状態でも虫たちは樹液を求めて集まってきます

疑問に思う方もいるかも知れませんので参考までに。

雨が降っている最中や数十分前まで降っていたなんて場合は難しいかも知れませんが、雨上がり数時間後というなら逆にチャンス到来です。

意外と知られていないのに効果的なカブトムシ・クワガタ採集の秘密かなと思います。そんな過去の投稿で実際に採集に行った時の記録がこちら。

カブトムシ・クワガタは夜行性

ご存じの通りカブトムシやクワガタは本来夜行性の昆虫です。当然、活動している時間帯が採集に適しているのは言うまでもありません。

2号が小さい頃は『カブトムシ採集は夏の朝』と言われる事が多かったのですが、大人になって子供と共にカブトムシ採集に出かけるようになってから気が付いたのは、採集成果的には日没後の方が圧倒的に好成績という事。

ただし、子供と採取に向かうならあまり遅い時間は避けたいと思うのも事実ですので、親子で行くなら日没後1~2時間が適しているのではないかと思います。お勧めできる採集時間帯は、19時以降で20時~22時くらいかなと思います。

照明をトラップにして虫を集める方法もありますが、急に明かりを向けるとびっくりして逃げ出してしまうのは、カブトムシ・クワガタに関しても人間と同じなんです。

トラップとは異なりますが、木にとまっているクワガタは、照明を向けた途端に地面に落ちていく事も珍しくありませんので慎重に。

一本のクヌギでもあちこちにカブトムシやコクワガタ、ノコギリクワガタが集まっている場合も。
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失敗しないクワガタ・カブトムシの採集方法・掴み方

お目当ての採集場所や樹木が見つかれば、後は日没~日の出前の時間にお食事中のクワガタ・カブトムシを採集するだけ!虫かごをもって子供と一緒にワクワクしながら雑木林に出発です。

そしてカブトムシ・クワガタを見つけたら手際良く採集できるようにします。初めての採集では、昆虫の動きを想定できず逃がしてしまうなんて事にならないよう下記を読んでそのコツが参考になればと思います。

カブトムシ/クワガタの掴み方・取り方は?

  • カブトムシの掴み方:
    オスなら、短い方の角を親指と人差し指で摘まみます。メスは胴体の上部を少し深く掴むイメージです。しかし、がっしりとした6本の足でゴツゴツとした樹皮をシッカリと掴むため、簡単には引きはがせない事もしばしば。

    その場合、カブトムシの前方に指や手を寝かせ、お尻をトントンと軽く叩いてあげます。するとそのまま指を掴んで這い上がって来る事でしょう。
  • クワガタの掴み方
    大きなアゴ(ハサミ)には手を出しません。カブトムシのメスと同様、胴体部分を掴んで採集します。最大の注意点は落とさない事

    人が触れるとカブトムシは樹皮にしがみつきますが、クワガタは死んだふりをして、足を縮めて落ちていきます。更に、大人気のノコギリクワガタなどは特に夜間の採集で照明を当てた途端に落ちていく確率もかなり高いです。
    おっかなびっくり掴もうとして落としたまま見つからないという経験は採集経験者のあるあるでしょう(笑)。クワガタ採集メインの時は、可能であれば網を持って掴むときには下に落ちても良いよう、準備してから手を出すようにします。

カブトムシ採集はクヌギ・コナラのここをチェック

樹木の地表近くにいるカブトムシ

専門的な事はよくわかりませんが、クヌギやコナラで樹液が良く出ると感じるのはのは幹の太い大きな木。そして比較的低い場所である事が多いようです。

少し脱線しますが、カブトムシやクワガタはクヌギ・コナラの他、栗の木や果樹園の果実(桃やプラム)にも集まってきます。樹木以外に畑の熟れ過ぎたスイカやメロンにカブトムシが集まっていた事もあります。

しかし、カブトムシやクワガタの寄って来るであろう樹木が生えた雑木林でも、先行して採集に訪れた人がいた場合は残念な結果になる可能性も十分考えられます。

好ポイントなら数時間空ければ次の虫たちが集まって来ますが、時間的に難しい場合も多い事でしょう。その場合は先行者が見逃してしまうような場所を探すしかありません。

逆に公園や民家の近くでも、夜になると昆虫の集まって来るクヌギ・コナラの生えているポイントだってあります。子供と採集に出かけるなら、可能な限り危険の少ない採集場所を見つけておきたいですよね。

カブトムシ・クワガタ採集に行ったらチェックしたいポイントを紹介します。

クヌギ・コナラのここをみろ!

  • 樹皮から樹液の染み出す場所(地上から2M以内が多いかも?)
  • 樹木の根元とその周辺の下草
  • 頭上なら初めに大きく枝分かれしている箇所
  • 木の瘤等変形した部分

その他、可能性のある場所は他にもあります。沢山虫の集まる好ポイントなら、樹液の出ている木だけでなく周辺の樹木で休んでいるカブトムシ・クワガタもいます。樹液の出ているポイントだけでなく、こんな細い枝でスペースが空くのを待ってるのかな?なんて事も。

夜間でなく、昼に採集に行った場合ですが、クワガタは樹皮や枝の重なった隙間や虫食いの穴の中に隠れている事が多いですし、カブトムシなら木の根元に潜っている場合もあります。

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バナナトラップで確実なカブトムシ採集【仕掛けと場所選び】

折角、採集に出かけたのに実績ゼロでは父親としてのプライドがズタボロです。

そこで万が一の保険として、ネットで話題のバナナトラップをカブトムシ採集の仕掛けとしえt用意するのも一つの手(笑)。昼の間に下見に行った時に仕掛けておけば一石二鳥。

失敗しないバナナトラップの作り方
材料:バナナ5~6本、ドライイースト大さじ1、砂糖大さじ5杯、焼酎50~100㏄(材料は大雑把で全く問題ありません)

  • 皮付きのまま3cmくらいの幅でバナナをぶつ切りにする。
  • 切ったバナナとその他材料をジップロックに全部入れる。
  • バナナが皮とある程度ほぐれるくらいに良くもむ。
  • ファスナーを閉じて直射日光の当たる場所で放置する。
  • 発行が始まり袋が膨らんできたら遮蔽物のある日陰に移し様子を見る
  • 全体が黒ずんでバナナが簡単に指でつぶれる位に柔らかくなったら完成。

※発酵は1~2日。晴れた日なら朝8時から庭に放置しておけば15時位には余裕で使えるようになっていた記憶があります。
但しイーストの発行は35度前後が最適ですので、猛暑日にずっと日向におくのは効果的でありませんし温度が上がりすぎて失敗する可能性もあります(その場合は発行が始まったら日陰に移動させます)。また、発酵が始まると袋がパンパンになるので様子を見ながら途中で空気を抜いてあげる事も必要です。

使用方法は、クヌギやコナラの生える雑木林で他の人が見ないであろう場所を探して設置する事。折角仕掛けても他の人に知れてしまったら残念な結果になるかも知れません。

バナナトラップを木に塗って仕掛けるなら樹木の種類は問いません

回収のタイミングは16時過ぎに仕掛けた場合で、早ければ19~20時以降といったところかと思います。ちなみに、上記の分量で作るなら、木に塗って使う形でも3~4ヵ所に仕掛けられると思います。

また、その分量のバナナトラップは簡単には無くなりませんので、一度だけでなく時間を空けてタイミングを計れば2度3度のチャンスはあるはずです。

採集するときの効率を考えると、人目に付き難く木の角度が斜めになっているような場所や手の届きやすい木や枝等に塗ってあげると良いと思います。

バナナトラップを網に入れて仕掛ける人がいますが、採集後にそのままゴミとして放置したりしたものを見かけたことがあるので2号は好きではありません。

点在する雑木林に本当にカブトムシはいるのか?

カブトムシやクワガタは遠く離れたエサの臭いも簡単に嗅ぎつけて飛来します。

2号の実家からこのサイトで紹介している採集ポイントは車で3分程度。また近くの小さな山まで数キロの距離があります。そんな場所でも、庭にカブトムシの集まる木として有名なシマネトリコをじーじが知らずに植えた時には酷いことになりました(笑)。

時々ネットで見かける『カブトムシのなる木』そのもので、まだ小さかったシマネトリコはガリガリと樹皮を削られ、その影響からか翌年には枯れて庭から姿を消していました。

全てがカブトムシの影響とは言えませんが、庭にカブトムシが集まっていたのは事実なのでカブトムシの行動範囲は思っているより広いんだなと思いました。周囲に大きな森や山の無い雑木林が採集ポイントとなり、バナナトラップが効果を発揮する事も納得です。

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子供と一緒にカブトムシ・クワガタ採集の注意事項~持ち物まで

虫かごからあふれるカブトムシ

初めてカブトムシ・クワガタ採集にチャレンジするパパさん。行動には細心の注意を払ってください。

田舎育ち、田舎住まいの方には無用の心配ですが、普段自然と接する機会の多くない人にとって、夜間の雑木林は驚きの連続だからです。そして、子供にとっては完全に未知の異世界とも言えるでしょう。

用意すべき持ち物も虫かごや照明等の準備以外にも服装・虫よけスプレーなど考えなくてはならない事が沢山ある事を忘れないようにしましょう。

カブトムシ採集の服装や用意すべき小物・持ち物

2号がお勧めしているカブトムシ・クワガタ採集をそのまま実行すると活動時間は夜の20時~21時位が最も多くなるはずです。

7月~8月に掛けては蒸し暑い夜も多いと思いますが、下記のように必ず虫取りに適した服装を準備してから行ってください。

安全第一として、くれぐれも軽く考えないようにしてください。

夜のカブトムシ・クワガタ採りに適した服装の例

  • 長袖Tシャツ:薄手の物で良いですが、長袖Tシャツの着用をお勧めします。
  • 長ズボン:出来ればデニム等の生地の厚い物。雑木林は大人の腰位まで有る雑草が茂っている場所も多いので半ズボンは厳禁です。
  • 長靴(又は汚れても良いスニーカー):落ち葉や枯草の積もった雑木林は水分を含みやすい土壌です。逆にいえば、そういった環境こそがクワガタ・カブトムシに好まれますが、前日が雨だった場合や夕立後は長い間水分を蓄えます。また、サンダルは絶対に避けます。笹の葉や折れた枝等を踏んだ場合にケガをする恐れがあります。
  • 帽子:夜間でも野球帽等をかぶっていくのがベター。枝葉や頭上からの落下物に対して保護してくれる簡易的な保護具と考えてください。

※服装は全体的に明るめをお勧めします。雑木林で子供が迷子なんてトラウマ確定ですもんね(笑)

その他、用意の必要な持ち物

  • 虫よけスプレー:虫取りに行くのに・・って思う人もいるかもしれませんが、この程度の刺激で樹液を吸ってるカブトムシはビクともしません。雑木林にウヨウヨいるやぶ蚊から身を守るには必須。車に常備して、林に入る前にシッカリ塗ってください。
  • タオル:夜露や汗をかいた時の対応。そして首に巻けば露出した肌を守ってくれます。
  • 懐中電灯:数人で一つではなく、小さくても良いので人数分用意します。
  • 絆創膏:擦り傷や切り傷の発生も考慮して持っていた方が安心です。
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カブトムシ採集時の行動とマナー

慣れた雑木林のクワガタやカブトムシの昆虫採集でも、ふとした油断でケガをする事があります。

特に子供にとっては夜の雑木林はびっくりする事の連続のはずです。自分が先頭で歩き、安全を確認した場所のみ子供が歩くような配慮は必要です。

子供は、ちょっとした物音や奇妙な虫との遭遇で、こちらが驚くほど大きな声を出す事があります。逆にはしゃいで我先にと雑木林の奥へと走り出してしまう事もあるかも知れません。虫取りに出かける前、十分に注意が必要だと思います。

カブトムシ・クワガタ採集時のマナーについて
  • 木を傷つけたりしない
  • 線香等を使って焙り出す行為は火事の危険もあるので厳禁
  • 私有地に立ち入らない
  • 夜遅い時間に大声で騒いだりしない

昭和生まれの2号。小学生のころ読んだ昆虫図鑑等には、木の穴に逃げ込んだクワガタを線香の煙で焙り出す方法や木を蹴ってクワガタを落として取るなどの採集方法も紹介されていた気がします。

しかし、今では立派なマナー違反で有ることを理解しましょう。

採取時の注意点

カブトムシ・クワガタの採集が出来る雑木林や山は危険もある事を理解します。

  • 危険生物もいる:スズメバチやムカデ、ヘビなどの遭遇の可能性もあります。2号の経験上、良いポイントだとスズメバチの遭遇率は50%を軽く超えます。刺されたり、噛まれたりすると危険な生物の他、スズメ蛾のようにグロテスクな生き物もいるため、時には子供が大騒ぎになる可能性があります。
  • 擦り傷や転倒に注意:雨上がりには、その他の場所が乾いていても雑木林はぬかるんでいる事を理解してください。足を取られて転ぶ、体制を崩した拍子に周囲の草木で擦り傷を作るなどは発生率の高い危険です。
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カブトムシ・クワガタ採集のまとめ

これだけ集まっているとカブトムシもある意味キモイですが・・

長々とカブトムシ採集について記載してきましたが、近所でカブトムシを確実に採集するためには『どこで採れるか?』を理解して事前に自ら情報収集する事が最も効果的と理解頂けたのではないでしょうか。

カブトムシ採集、クワガタ採集の方法とまとめ

紹介した採集のコツを簡単にまとめてみましたのでご覧ください。

採集時期と場所 

  • 採集時期:クワガタは6月上旬から見られるようになり、カブトムシは7月中旬以降から8月前半が最盛期。
  • 採集場所:カブトムシの採れる場所は、クヌギ・コナラ等の樹木がある雑木林や山林。大きな林でなくともチャンスは十分!
  • 採集時間:日没1時間後から日の出直後の夜18時~22時、または日の出前及び直後である朝4時半~6時頃。
  • 採集時の天候:カブトムシ・クワガタ採集には、雨上がりの夜が最適。昼はそれなりに晴れた日の雨上がり(夕立後等)、2~5時間程度過ぎた頃が良い成果である事が多い。

カブトムシ採集場所の探し方・見極め方 

  • 探したい場所:クヌギ・コナラの生えるの町から少し離れた雑木林で、河川敷の平地や田畑に囲まれた人の手が入りすぎていない場所が好ましい。
  • ポイントの見極め方:日中に雑木林の状態を事前確認する。昼にカナブン・スズメバチ等がみられる樹木は、夜間にカブトムシが集まってる場所と言える。

失敗しないカブトムシ採集・クワガタ採集 

  • 最低限の服装と持ち物:服装は長袖・長ズボンが必須。足元はサンダル厳禁。また、頭部保護の為、夜でも帽子をかぶる事のが勧め。持ち物として、虫かご、タオル、絆創膏、懐中電灯、虫よけスプレーは必要。
  • 失敗しないために:採集場所は日中に事前確認をしておき、不安が残る場合にはバナナトラップ等の準備も行っておく。

カブトムシ採集における考察

身近な自然を観察すると思いがけない場所にカブトムシやクワガタの採集ポイントがあったりします。子供の個性にもよると思いますが、小さい頃に父親と行った採集の思い出は大人になってからも思い出される物となるのではないでしょうか。

2号自身も父親(じーじ)に連れて行かれ、近所の小高い山にカブトムシ採集に行った思い出があります。昭和初期生まれのじーじは、獣道すらない笹や雑草が背丈ほど伸びた場所から雑木林に入り込み、戻って来るとカブトムシやクワガタが虫かごに収められているというワイルドな採集方法でしたが(笑)。

最近よく耳にする採取ポイントは、河川敷や住宅街に囲まれた開発の遅れた雑木林。実はカブトムシが採集できる・・と情報が流れればSNS等で即拡散なんだろうと思います。

昆虫採集自体は悪い事ではないと今でも思っている2号ですが、根こそぎとってしまったりせず親子の思い出に残るような自然との関わり方が出来たら良いですよね。

カブトムシの標本作りにチャレンジ

特別な夏の思い出にもなるカブトムシ採集。

しかし、採集してきたカブトムシは長くても3カ月程度で寿命を迎えます。

ペアで採集して繁殖にチャレンジされる方も多いかと思いますが、その他にも思い出の詰まったカブトムシの標本作りも特別な出来事の一つになるかも知れません。

全ての方におすすめ出来るチャレンジではありませんが、思っているより簡単に作成出来るので気になった人は下記の投稿もご覧ください。

おまけ:カブトムシと2号嫁

数年前の夏。

2号と2-1号で採集してきたカブトムシ。夏の終わりに飼育箱の中で生涯を終える事になったのです。

採取してきたにも関わらず、ほぼ世話をしない2号と2-1号に怒りながら虫かごを片付けていた2号嫁に『これ何?』と聞かれ目をやればカブトムシの卵。

たとえ虫でも命を大切にすべきという2号嫁に育てられる事になった幼虫たち。途中で息絶えたものも一定数いたものの、無事育つことの出来たカブトムシは成虫になると同時に2号嫁の指示によって実家側の雑木林に放たれました。

これを機会に、我が家では採集したら自然に戻すがルールとなりました。

本記事は2024年度版として内容を加筆修正。

おしまい