2-1号と釣り堀 其の四(思い出とおまけ)

子供と釣りに行く

楽しい事も思い通りにならない事も多くありますが、それでも楽しく釣りたい。そして、出来れば沢山釣りたい。そんな想いでお越しいただいた方、有難うございます。

全体を何となく知りたい方は、まとめ記事、釣堀・管理釣り場の利用方法やマナー、釣り方までを詳細に知りたい方は1~3の記事をご覧いただく事をお勧めします。

そして、これ以降はほぼおまけ記事(笑)
宜しければご覧ください。

いつでもお馬鹿な2-1号
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2-1号とカステラの記憶

2号的爆釣餌はカステラを使った練り餌。
卵黄をちょっとつけて、軽く練った状態のカステラを針につけるだけなので簡単です。練りすぎると水中で全くばらけずに効果半減、練らなすぎると直ぐに崩れて餌として使えないですし、それなりに流れがある場所では使えないというデメリットはありますが、時間釣りで沢山釣ろうと欲張る時の秘密兵器なのです。

幼稚園頃からちょこちょこと釣り堀・管理釣り場、最近では渓流釣りに子供を連れまわして遊ぶ2号ですが、二人で行ったキャンプで食事用に釣り堀でニジマスを調達した時の出来事は、釣り堀を見るたびに思い出しちゃう出来事でした。

こんな事もあるんだなーって感じで読んで頂き、読者さん実釣の際にはご注意ください。

2-1号と二人でキャンプに行った時のお話

晩御飯を仕入れる為、釣り堀に行くとグループ交際であろう男女数人が先に釣り糸を垂らしているのが見えました。子連れの2号は生簀に石を投げ込まないようにと毎度行う2-1号への最重要指令を出して手続きへ(笑)。受付では、幼稚園児連れの2号を見てスタッフさんが申し訳なさそうに話しかけてきます。

「シーズン前のメンテで生簀に魚が少ないんですけど良いですか?」との事。

当時ここの釣り堀は、時間無制限で1,000円位の利用料で4匹迄持ち帰りOK、追加は一匹250円て感じだったと思います。連休間近の平日だった為、施設側の事情も理解出来ますし自分が釣れないとは微塵も思わない2号。スタッフさんの気遣いに笑顔で快諾して、レンタルの竹竿(本当に竹を切っただけの竿)を受け取って生簀までテクテク歩き始めます。

近づくと先客である20代と思われる若者たちの様子が微妙な事に気が付きました。何故か、楽しいはずの釣り堀デートが重い空気に包まれています。

「全然釣れないねー・・もう帰りたいんだけど」と女の子の一人が不満を漏らしています。

空のバケツとやる気を失った若人達。生簀を見れば、受付の人が言うように確かに魚の数は少なく寂しい感じ。ただ、覗き込めば探さなくとも泳いでいる姿が見える状態なのでそれなりに数もいるなと一安心。他のお客さんが少ないなら周りに気も使わなくていいので、混んでる釣り堀の数倍釣りやすいと2号はお気楽モードです。

こちらの気持ちとは真逆であろう若者グループ。子連れの2号がどこで釣ろうか決める頃には、言葉少なに受付までの坂道を歩き始る始末です(ちなみに、これより前の観光シーズンにこの釣り堀を利用した時には、どの家族もそれなりに釣っていたので釣り場が悪い訳じゃありません)。

肩を落として帰路につく男子の後ろ姿に、「それで良いのか男性陣!」という気持ちと帰ってくれてほっとしたという気持ちが混在してました。

女子に良い所を見せられない男子の前で、2号だけが釣っていたら余計に男子の立場が無いだろう…とかなりの上から目線で余計な心配をしてました(失礼な奴)。だがしかし!こちらもキャンプでの食料を調達に来ている立場上、時間を掛けて楽しむつもりも無かったのでリーサルウエポンを持参しています。結果、15分後にはバケツに4匹のニジマスを納める事に成功しミッション終了。

下処理をして貰うために店舗まで戻ると、帰ったと思っていた若者たちが重苦しい空気で椅子に座っています。店舗で提供しているニジマスの塩焼きが焼きあがるのを待っているようでした。生から炭火で美味しく焼きあがるには10~15分は掛かる為、まだ施設内にいたんですね。

先ほど生簀に降りて行ったばかりの親子が戻ってきたのを見て、諦めたのだとと思った事でしょう。若者はこちらをチラ見しただけで、すぐに元の姿勢に戻ってぼーっとしています。その場を立ち去りたいという思いを抱きつつ、受付からお店の人に声を掛けると先ほどのスタッフさんが現れ「あ、もう帰るんですか?」とやはり少し気まずそうに確認してきました。

「あーはい。4匹以上は別料金ですもんね?帰るので魚の処理をして貰えます?」

そう答えてスタッフさんにバケツを渡す時に感じた若者の視線とニジマスを処理してもう間の待ち時間、めっちゃ居心地悪かった記憶があります。若者たちがもう少しでも生簀に残っていたら、持参したカステラを分けてあげてたのにな―・・・って今でも思い出す事があります(笑)

これ、誰も悪くないんですが、逆の立場だったらめっちゃ悲しいですよね。
2号はこの餌の使い方、小学校の頃に父親に連れられて行った釣り堀でベテランと思われるおじさんに教えてもらいました。

数釣りだと直ぐに制限に到達してしまうため、時間釣りをしたいと親におねだりしたんだと思います。案の定全く釣れずに凹んでいた時、隣で釣っていたおじさんが自分の餌を別けてくれたんです。その効果は、先ほどまでと同じ道具、同じタナで釣っているとは思えない程のニジマスの反応でした。その時の記憶がずっと頭に残っていて、今でも2号の中ではぶっちぎり一位の爆釣餌です。

※注意事項:管理釣り場・釣り堀では持ち込みの餌を制限している場合があります。持ち込みOKな施設でも、水質保全のために練り餌は禁止されている事がありますので注意してください。

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ニジマス以外に何釣ろう

ルアーが投げられるようになって、2-1号と行動できる範囲も広がりました

渓流釣りならヤマメ・イワナと夏の鮎が定番ですよね。ですが、どれも子供には難しいって言うのが一般論かなと思います。確かにヤマメは難しいかもって思いますが、岩魚あたりになると悪食・貪欲なので実は結構釣りやすいんじゃないかなって思います。当然、管理釣り場でのお話ですが。

就学前~低学年のお子様には、やはり近所の小川からスタートって場合も多いんだろうと思います。
他の項で書きましたが、子供の頃に釣りの経験があるよってパパさんなら、魚さえいれば一緒に楽しめますよね。道具を揃えるにしても親子二人分なら5,000円で御釣りがくるくらいから手に入れられます。のんびりした過ごし方が好きなお子さんなら、一緒に川辺に腰を下ろしてお喋りしながら釣りをして過ごすっていうのも楽しいと思います(2-1号は落ち着きがないのですぐ飽きちゃうので挫折しましたが)。

ブラックバス・ブルーギルと言えば、釣りをしない人からは「特定外来生物」として悪のイメージのみでみられていると思います。2号も外来種問題は真剣に取り組むべきものだと思いますが、中学生の頃に初めてブラックバスを釣った時の感動が、今でも心に残っているのも事実です。特にブラックバスのようにレジャー・産業としても根付いてしまったものは、今後どのように管理していくのかを真剣に話し合いルールを守る必要があるんだと思います。難しい問題ではありますが出来る事には協力していきたいですね。

海釣。
2号が海の側に住んでいたなら絶対にチャレンジしていたであろう海釣り。一番の魅力は美味しいお魚が食卓に並ぶって事。マス類も美味しいくて好きですが、食卓に並ぶのは1シーズン2・3回。イカや鯛を自分で釣れたらめちゃ嬉しいだろうなー・・・。