素人DIY一人で古民家改修:(4)屋根裏ロフト製作の基礎作り

この日の2号は、朝5時から離れの天井を見上げていた。前日に天井の板と野縁を取り払った事で、随分と見通しが良くなった上部を見上げ、ロフトをどこに製作しようかと朝の野良仕事が始まるまでの間にまたまた考えます。

離れを改修すると決めた時、2号の頭には「和風モダンな古民家」のイメージが浮かんでいました。それは単純に柱と梁、漆喰に囲まれた空間であった訳です。

8畳、6畳の二間をつなげて広々と・・なんて考えもありましたが、作業開始半日で予算と体力的都合から断念(笑)。そこで問題になったのは、2-1号の希望もあって製作する事にしたロフトのスペースをどこに設定すればいいか。

前日に、ぶーちゃんばあばから追加予算1万円という厳しい現実を突きつけられた2号は、翌日になっても今後の改修計画について悩んでいた訳です。

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ロフトをどこに作ろうか?

離れの2階はざっくりいうと8畳間と6畳間が並んでいる間取り。現在手を付けているのは8畳間で、作業としてはこの部屋の天井を取り払ったところ。そして、襖は完全に固定して石膏ボードを打ち付けて壁にしてしまっている。


更に・・・建物を支える桁は家屋長辺の中心を通り、ほぼ均等に3分割するかたちで大きな梁が2本入っている。資金と体力に余裕があるなら、6畳間の天井を全て取り払いその部分に広々とロフトを作れたら申し分ない。

無論、即断で却下である。
概算でも工期で4日、予算で3万の上乗せが必須だろうと思えた。6畳間には未だに大ばあばが生前使っていたタンスやら戸棚やら、年代物の古物がゴロゴロしている。片付けだけで2日は浪費するに違いない。

結局、農作業中も悩んだまま出した結論は、和室二間をまたぐ形で約3畳のロフトを製作する案。

理由は、6畳間の上だけに収まる形でロフトを作るには梁の位置が邪魔で、結局全ての天井を取り払わなければ作業すら出来ない事。8畳間の上に作っては、折角の開放感を得た吹き抜けを損ない、梁も隠す形となってしまうからである。

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ロフトの基礎作り

見苦しい画像のUP、誠に申し訳ございません。

そして、決定した場所にロフトを設置するためには、6畳間側の天井も一部取り壊す必要があった。そこで早速に作業に取り掛かると、見ぬふりをしていた「あるモノ」に直面する事となった。

以前、じーじが離れの屋根裏を確認する事になった理由のあれである。
長い事空き家となっていた際に、勝手に住み着いたと騒いでいたハクビシン。2号としては、改修を始めるまでの間は「時々入り込んでるだけで、住み着いてはいねーだろ」と思っていたのだが、確実に住み着いていた痕跡がありました(笑)。

決定的な証拠が、UPされている写真に写っている大量の糞。
これでも多少掃除を進めてから撮影しているので、実際にはより大量の糞がカラカラに乾いて散乱している状態でした。

既に8畳間の天井を外す際にネズミの糞は見慣れていたものの、犬の糞と同程度の大きなの物がここまで散乱していたとは思いもしなかったのでビックリである。

設計も満足にしておらず、材料を組み合わせながらその場で採寸・加工(笑)

そんな苦難も乗り越えた後、ロフトの基礎作りにやっと取り掛かった2号。まずは、基礎を作る為の基準を出そうと鴨居の水平度を測ると見事に水平を保っている。

“大工のじーさん流石!”と心で感謝しながら、水平を保ちつつ鴨居の補強もするために床梁になる木材を乗せて加工する。流石に鴨居に全ての重量を掛ける訳にはいかないので、側面や上部の梁に固定したり吊ったりすることにします。

フレームの加工

製作用に購入して利用している材は基本的にコスト重視のSPF2×4材。
なんせホームセンターに行けば、4000mmで700円以下ですから他に選択肢もありません。

鴨居に固定して基準とした部分から、柱や梁、壁までの距離をいちいち測りながら何度も脚立を上りしながらフレームを加工していきます。まぁ、多少の誤差は後の工程で誤魔化せばいいやと自分に言い聞かせて進めます。

途中、木材の買い出しと2-1号の相手(笑)を挟みながら、ロフトの基礎が出来上がったところまでで作業終了。

建物側面と上部の梁から吊って固定する事に。隠れてますがちゃんと固定されてます(笑)
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ここまでの経費と今日のまとめ

累計2.5日の作業終了で、やっとこロフトの基礎に到達。

やはり天井(屋根)近くの作業は、身動きに制約が出てしまいこの後控えているフレームを支える梁とすのこ、ロフト板材の加工を考えると非常に難儀しそうな予感。

使用予算 

  • 石膏ボード(在庫用含む)315円×8枚=2,520円
  • 杉材 胴縁 10本 1,750円
  • コースレッド 2種 258円×2=516円
  • 徳用ボンド 478円
  • 2×4 SPF材 698円×4本=2,792円

  • 合計8,056円(税別)
    残り予算(仮)31,944円