素人DIY一人で古民家改修:(3)天井を抜く仕上げ板の剥がし作業

勝手に始めた古民家DIYですが、次の工程は大胆に『天井を剥がす』です(笑)

そのまえに・・・申し訳ございません。
私、工期の見積もりを誤っておりました。

いきなり、謝罪から書き出す事となってしまいましたが、上記の通り工期の見直しが必要だという事が判明し見直しを宣言させて頂きます(笑)。

主たる要因は、2号の体力によるもので、前回の壁の造作後に追加資材の搬入や作業を進める中で見直しが必要という考えに至りました。。。

追加で設定した工期はプラス2日。
細かな仕上げを除く全体の工程としては、各種造作の終了までに累計6人日として計画して参ります。

40過ぎのおっさんに若い頃の体力など残っておらず、日に何往復もの階段の上り下りを伴う資材搬入と加工には耐える事ができませんでした(笑)

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古民家の天井をぶち抜くぞ!【天井をはがす】

さて、本題です。

先日、時間的都合から見送り壁の造作を優先して先送りした天井の撤去に取り掛かります。なんと言っても古民家の改修における大きなポイントの一つは、最近の住宅とは大きく造りの異なるその骨組みにあるのではないでしょうか。

荒々しく削り出した大きな無垢材を使った梁や柱は、何故か温かみもあって眺めているだけでも心落ち着く気がしますよねー?

折角、古民家を改修するならその魅力を隠してしまうのは勿体ないって事で天井を剥がして屋根の裏側や梁をむき出しで仕上げたいと考えました。

実際、古民家を補修している方々も多くの場合で天井に仕上げ板は無く梁がみえるような形としているように思います。

逆に言えば、2号が実施しようとする改修も、梁や柱を意識した形でなければ単純に古くなった離れのフォームになってしまう訳です。

床をフローリングに変更して壊れた箇所を修繕して終わりという味気ないモノになっちゃいます。まぁ、工期と予算は大幅に削減できますが(笑)。

古民家の天井:仕上げ板をぶち剥く

一般的に天井は、梁や屋根から吊られている構造になっているんだと思います。

家屋の骨組みに天井の支えになる野縁受けを吊るして、野縁に居室から見上げた際の天井となる仕上げ板を貼る形です。

ぶーちゃんばあばの家の離れも一緒。
そのため、天井を外すという事はそれらを取り外していくという事になるのですが、予算に余裕のない2号は改修工事の際に発生した木材から、リユース出来る物はなるべく使い回すと決めていたので何気に厄介です。

何故って・・・ただ天井を抜きの状態にするだけなら8畳間一室分なんて20~30分程度だと思うんですよ。主要箇所の天井板を野縁ごと丸のこでギュイーーンと切って、梁を残して取っ払っちゃえば終了ですから。

ところが、資材を使い回す為にはある程度は使用に耐える状態で取り外していかなければならなかったのでこれが大変。

なにせ、2階の天井裏は狭い事に加え、成人男性が乗れるほどの強度も無い。

結果、脚立に上り、部屋の隅から数センチずつ重なり合う昭和20年代の化粧板を一枚ずつ外してく方法になった訳です。

取り外した天井板は、この後の造作で資材として使い回す予定なので保管しておく。

天井の仕上げ板が重なる部分の釘を抜いて、ある程度使用に耐えるように気を使いながら埃にまみれて外していく・・・そんな作業が延々と続きます。

そう、古民家の天井をぶち抜くために仕上げ板を外す作業で最大の敵は堆積しているほこり。

約40cm幅、3mm程度の化粧板一枚一枚には66年分の埃やらネズミの糞やら溜まりまくりです。約10畳分程の天井を外せば、バケツ3杯分の大収穫!

埃を集めバケツへ移動→化粧板の固定箇所を外す→脚立を移動。この繰り返しで一枚の板を外すのに3回は脚立を移動しなければならず、四苦八苦の末なんとか天井の仕上げ板となっていた化粧板を外していきます。

更に、最初に埃をはらったといっても、取り切れるわけもなく、化粧板を外す際には大量の砂埃とネズミの糞が降ってきます。天井解体作業の終了時には、左目に入った埃が取れず何度も目を洗ったが取れたのは、結局翌日の昼近く。

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野縁解体&資材確保

天井を外して大きな梁が見えるようになると古民家っぽさが引き立ってきます

作業開始から数時間後、奥の足上げ板3枚を残して天井が抜かれた古民家の一室は、屋根の垂木と瓦の下に引かれた杉皮、梁が露出して随分と開放感を感じられるようになりました。

後で使いまわそうとしている天井板も、外している間に破損した物を除いてもそこそこの数が確保出来たので、後は、必要な部分だけを残して野縁も資材として使えるように切断して第一段階はクリアです。

前の記事にも載せましたが、棟木には上棟昭和26年と書いてあり天井がなくなった事で筆書きの文字が下からも読めるようになりました。


今回の作業を通じて意外だったのは、天井に使われてた板が合板であった事。2号の勝手な思い込みですが、昭和26年といえばまだまだ戦後復興の最中で、工業技術も前時代的なイメージ。

ところが、天井の仕上げ板には木目のプリントされた合板が使われていました。
居室内のその他の木材は、ばあば曰く桧(ヒノキ)であるらしいとの事。として、天井の野縁も他の材と同じような質感・劣化の仕方をしているしている所をみれば桧なのだろうと思います。

桧を使いながら天井の仕上げ板が合板なのはなぜだろう。後の改築で使ったのか?など疑問に思ってGoogle先生に聞いたみたところ納得の答えが返って来ました。

工業製品としてのメラミン化粧板は昭和26年に住友ベークライトがその商品化を行ったとの事。

離れの天井は、どちらかと言えばベニヤに近い印象でメラミン化粧板では無いのですが、わざわざ木目を印刷した合板はもしかしたらその他の安価な資材よりもぜいたく品だったのかな・・・なんて考えさせられました(真偽のほどは解りませんがw)

文字通り屋根裏が見渡せるようになり、やる気もあがってきます!
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おまけ:資金調達の危機

天井の野縁&仕上げ板を抜く解体作業の途中にもばあばやじーじが何度か足を運び昔話を聞かされたり、農作業の手伝いを依頼されたりとなかなか思うように進まない(笑)。

その中でも、2号にとってインパクトがあったのは、この日のAMにばあばと会話した際のあるやり取り。

ばあば:まぁ!天井取ってるんかい!大変じゃねぇ。あとで別の天井貼るんかい?

2号:んー。どうせなら梁が見えるようにして、ちょっと良い感じの和風モダンな古民家にしようかと思って。

ばあば:なっから(ばあばの田舎の方言で「凄く」や「沢山」)、金がかかるんじゃねぇん?

2号:(きた。予算申請のタイミングw)そうでもねーよ。まぁ、あと2万は掛かるかもだけど。

ホントは3万円と言いたいところを謙虚に2万で申請し、ばあばから上乗せの言葉が出てくる事に期待しながら反応をみると・・・

ばあば:え・・・2万も掛けるんかい!?

2号:あー・・・もっと掛からないようにとは思うけどね。まぁ1万で何とかなればいいかなぁ・・(トーン急降下)

ばあば:そうか。なら、先に渡しておくから。

試合終了である。
前回、雨漏りの修繕に1万弱の予算をご協力頂いた際には「足りるかね?」と言ってきたばあば。天井を取っ払い、壁を造作し、畳をフローリングにリノベーションすると話した後でこのリアクションは予想外過ぎた(笑)。

しかし、たとえ実家の離れといえど今は誰も使っていない建屋である。雨漏り以上の修繕は、彼らに必要ないのも理解できる。ぶっちゃけ、私と2-1号のただの遊びの為に老いた母親にこれ以上の予算を吹っ掛けるのは到底許されぬと引き下がる事となった。

体力以上に如何ともしがたい予算危機に、何を諦めるか思考フル回転のままこの日の作業も終了。

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ここまでの経費と作業

実質、掃除と天井を抜く解体作業のみ。
累計で1.5日稼働。

残り実働期間が延べ2.5日では困難と判断して、6日間に計画変更。

使用予算 変化なし

  • 石膏ボード(在庫用含む)315円×8枚=2,520
  • 杉材 胴縁 10本 1,750円
  • コースレッド 2種 258円×2=516円
  • 徳用ボンド 478円

  • 合計5,264円(税別)
    残り予算34,736円