素人DIY一人で古民家改修:(10)漆喰の下地造り続き&ロフト壁制作

天井部分の石膏ボードを張り終えて「終わりが見えて来たー」なんて思っていた2号は大バカ者でした(笑)。

前回に引き続き、この日もパテ埋めでの石膏ボードへの漆喰塗に向けた下地造りをしながら、残りの工程を考えていると嫌でも目に入る物が・・・

PR広告

ロフト部分の壁造作

居室及びその天井には石膏ボードを張り終えはしましたが、実は一カ所壁すらないまま放置している場所がある訳です。

前回作業時に助手の2-1号にパテ埋め作業を依頼している時も向こう側が丸見え

ロフトとして床を作った8畳間と隣の6畳の丁度中間。広さ約3畳。その両端は梁が通る部分までとしているので、奥の梁より向こう側は6畳間の天井裏が露出したまま放置な訳です。

予算と工期の問題で6畳間側の天井をすべてロフトにする訳にもいかず、奥側の梁に沿って壁を作るつもりでいたのですが、なかなか手を出す気になれずここまできていました(笑)

自分で言うのもなんですが、ロフトって天井低くてめちゃ狭いんですもん。

材料を上げてロフトで加工する場合、寸法を測って下で加工する場合、どちらでもかなりの労力がかかるだろうなーって考えていた2号は先送りを繰り返して来ました。

そうは言っても、完成には決して避けて通れぬ道であるのも事実。造作自体の先が見えて来た今、もう先送りできないところまで来たと観念して作業に取り掛かります。

PR広告

スタイロ&石膏ボードでロフト壁面

スタイロフォーム25mm 648円/一枚

はい、壁はこんな感じで設置します。
嫌々作業を行っていたので、経過を記録するのを失念しスタイロフォーム設置後の写真です(笑)。

予算削減と防寒・防熱を天秤に掛けた挙句にスタイロ2枚購入。梁の木材に簡易的な骨組みを設置、かなり大雑把にスタイロをカッターで切り出しはめ込んでいきました。

石膏ボードと異なり、サクサク切れるのが嬉しい。更には、多少寸法に誤差があっても押し込んでハメる力業も通用するので加工性抜群です。測って切るのが面倒なので、終いには手元に残ったスタイロの端材を隙間に詰め込で施工する暴挙に出る始末。

思わずスタイロにパテを縫って、その上から漆喰で仕上げる事も出来るんじゃね?と悪魔の囁きが聞こえて来て、真剣に一戦交えます。

当然、数分後には却下。遠くない未来に漆喰もろとも崩れ落ちる結果になるのが目に見えて試合終了(それ以前に、スタイロと細い骨組みだけでは強度が全く足りないのは無視ですがw)。

結局、当たり前のようにスタイロフォームの上から石膏ボードを張って、下地処理をしてから漆喰を塗るという事も決まり、手間を考えてまたも投げ出したくなるんです。

カッターナイフでバターのように切れるスタイロが加工性抜群だといっても、梁の寸法や曲線に合わせて成型するのは、やはり面倒だったんですよ。

いくらDIYでの造作といっても、壁は垂直かつ平面に保ちたいので、取付用の骨組みを設置するにも基準出しをして、垂直を図りながらの作業です。

この上、この狭いスペースで石膏を加工するなんて考えたら気が遠くなります。

PR広告

石膏ボードの曲線加工

ロフトの逆側に貼った石膏ボード

思い出されるのは、写真の石膏ボード加工時の手間。

脚立に上って、寸法を測り大雑把な成型をしてあてがって、微調整の繰り返し。正直しんどい。

しかも、今度は狭いロフトスペース。想像しただけで泣きそうになる気持ちを抑えて考えます。結果、思いついたのはスタイロで造作した壁に新聞紙を押し当て型取りする方法。

流石に新聞紙では薄すぎて作業性は想像以上に悪かったものの、壁面に押し当ててその形に添って形を付け、それをトレースした事で石膏ボードの加工は必要最低限にする事が出来たかなと思います。

後になって後悔したのは、そもそもスタイロフォームをもう少し丁寧に加工して、仮組で壁にあてた後、そこから石膏ボードに型を写せば簡単だったじゃん・・・と。

楽ちんに切れるスタイロフォームに気をよくして、後先考えず切れたものからどんどんはめ込んでしまった事が後悔されます。

多少時間は掛かったものの、なんとか石膏ボードを張り終える事が出来ました。

壁面上部の四角い穴は、熱気がこもると考えての排気穴。本当は、換気扇を設置したかったのですが、当然予算的に却下。悩んだあげくに100均の卓上扇風機を排気穴の中に設置して解決する事に。

2次的な利用ですが、母屋からLANケーブルを勝手に延長してこの穴の中に無線アクセスポイント(ヤフオクで送料込み900円で調達w)を設置する事が出来たのは2号的お気に入り。

上部右側・・・またまた失敗。裏表を間違えてトレースしたのがバレバレですw

先送りしていたロフト壁面もひと段落。大掛かりな造作工程はほぼ終える事が出来たので、この後は各所の微調整と漆喰塗りというところまで辿り着いてほっと一息です。

PR広告

ここまでの経費と今日のまとめ

この日の作業で9.5日目。まだ先が見えぬと2-1号からクレームを頂く(笑)

完全に後日談ですが、実家作業の依頼中に久々にご近所の大工さんと立ち話。最近、2号が何か大掛かりな事を始めた事に気が付いて気になっていたらしい。

作業の様子が気になるものの、楽しみを取っちゃいけないと口出ししないように知らんぷりしてたとのお言葉。DIYで離れの天井ぶち抜いてロフトを作っていると言ったら「解らない事があったらいつでも聞きな!」と言ってくれました。

壁面造作で柱や梁の曲線に苦労した話をしたら「段ボールあてがうんだよ」と教えてくれました。そして、段ボールがそれほどなかったので新聞紙を使ったと話したところで大爆笑されましたが(笑)

ちなみに、実家に住んでいた頃、2号や兄弟がそれぞれ使っていた部屋は、この大工さんが改築してくれた物(しょっちゅう覗きに行ってたので、めちゃ作業の邪魔だったに違いない)。2号が使っている中古工具もこちらからの頂き物(笑)。

そして、古民家リノベーションをしている離れは、そのオヤジさんが昭和26年に作った建物。なかなか歴史を感じます。

使用予算

  • 石膏ボード 315円×12枚=3,780円
  • 杉材 胴縁 10本 1,750円
  • 杉材 根太 6本 1,880円×3=5,640円 
  • コースレッド 2種 258円×2=516円
  • 徳用ボンド 478円
  • 2×4 SPF材 698円×6本=4,188円
  • OSB材(11mm) 1450円×11枚=15,950円
  • 下塗り用パテ 1kg 500円
  • ファイバーテープ 40m 804円
  • スタイロフォーム 648円×2=1,296円



    合計36,198円(税別)
    設定予算(仮)40,000円(残3,802円)