
カブトムシ・クワガタの採集場所を探す方法、採集のノウハウをご紹介します
クワガタ採集やカブトムシ採集は、実はちょっとしたコツを知っていれば難しくありません。
当たり前ですが、最も重要となるのは『近くでカブトムシ・クワガタの採れる場所を知っておく事』、つまりカブトムシがどこにいるか?という情報です。
何の予備知識もないままカブトムシ採集・クワガタ採集に向かっても、成果を得るのは難しいでしょう。
しかし、採集のコツや場所選び、適した時間帯、そしてちょっとした考え方を理解すれば、自宅近くの雑木林などでも採集率が大幅に向上するのがカブクワ採集の面白いところです。 カブトムシやクワガタの採集に、初めて挑戦する方や、過去に思うような成果が得られず挫折した経験のある方もいるかもしれません。 今回は、そんなカブトムシ・クワガタ採集の注意すべき点と、成功のためのノウハウや重要なポイントを整理して紹介していきます。
『近所でも確実にカブトムシを採集したい。』そう考えるあなたに向けて、カブトムシはどこで・どうやって採れるのかをテーマに、私(2号)の実体験を元に、豊富な写真と共に具体的に解説します。 ご近所での採集場所の探し方から、必要な道具、さらには効果的なトラップまで、実践に基づいた内容を掲載。
「自宅近くでカブトムシやクワガタが採集できる場所が見つからない」「採集場所を探したい」と考えている方に向けて、未経験の方でも理解できるように、成功のための基本的な考え方を分かりやすく解説します。 はじめてのカブトムシ採集、初めてのクワガタ採集に必要なノウハウを、余すことなく公開します!(笑)。
カブトムシ・クワガタはどこで採れるのか!?採集時期・時間・場所
「今年こそ絶対にカブトムシ、クワガタをゲットしたい!」そう意気込んでいるあなたへ。採集成功のために知っておくべき基本のキから、驚くほどカブトムシに出会える場所の見つけ方まで、徹底解説します!
夏の思い出作りの定番、カブトムシ採集。でも、闇雲に探し回ってもなかなか見つからない…なんて経験ありませんか? この記事では、採集場所選びの決定的なポイントはもちろん、ベストな時間帯や狙うべき天候、さらに秘密兵器バナナトラップの作り方、必須の持ち物、そして確実に捕まえるテクニックまで、余すところなく大公開!
そもそも、野生のカブトムシやクワガタは一体いつ、どこに現れるのでしょう? 筆者の住む埼玉県を含む関東エリアでは、例年、天気次第でクワガタが6月中旬頃から姿を見せ始め、下旬には待ちに待ったカブトムシも現れ始めます。重要なのは、「どんな場所」に「いつ」行くか、そして彼らが好む「樹木」を知っていることなんです。
カブトムシ・クワガタ採集の最大の鍵、それはいかに良質な採集ポイントを見つけられるかにかかっています。裏を返せば、採集に出かける前に、彼らがどこにいる可能性が高いのか、その見つけ方を知っておくことが何よりも大切なのです。
カブトムシ・クワガタの採集場所のネット検索・公開情報は有益か?
インターネットで『どこでカブトムシが採集できるか?』と検索する方は多いでしょう。
中には具体的な住所を探そうとする方もいるかもしれません。しかし、正直なところ、カブトムシ採集をしてきた2号の経験からすると、ネット検索だけでピンポイントの採集場所を見つけるのは、あまり現実的ではありません。
もちろん、『〇〇公園』のように具体的な場所が公開されている情報も存在しますが、そういった場所は既に多くの人に知られている可能性が高く、競争率も激しいでしょう。期待したほどの成果が得られないことも少なくありません。
むしろ、ネットの情報で得られるのは、『この周辺エリアにカブトムシが生息しているらしい』という、あくまで大まかな目撃情報であることがほとんどです。そこから先は、皆さん自身でそのエリアの雑木林を探し、カブトムシがいそうな木を見つける必要があるのです。
ですから、ネットの情報は、おおよその生息エリアを把握するための参考程度に留めておくのが賢明です。具体的な住所を追い求めるよりも、その情報を元に自分の足で探しに行く方が、最終的な採集の成功に繋がる可能性が高いと言えるでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、よほど都心部でない限り、私たちの身近な場所にカブトムシが生息する雑木林は存在します。ネットの情報を参考に当たりをつけたら、ぜひ実際にそのエリアを散策し、あなただけのカブトムシ採集ポイントを見つけてみてください。それこそが、カブトムシ採集の何よりの醍醐味なのです。
絶対成功!ご近所のカブトムシ採集ポイント(場所)の探し方
何度も繰り返しますが、カブトムシ・クワガタ採集の成果を大きく左右するのは、どれだけ質の高い採集ポイントを見つけられるか、これに尽きます。もし、『この辺りの雑木林でカブトムシが採れるらしい』という情報を手に入れたとしても、すぐに夜の森に飛び込むのは危険です。
採集ポイント探しは、断然、昼間に行うべきです。なぜなら、明るい時間帯であれば、カブトムシやクワガタが集まるクヌギやコナラなどの樹木を容易に特定できるからです。昼間の下見をしっかりと行うことで、どの木に昆虫が集まっているかを確認し、夜間の効率的な採集に繋げることができます。
さらに、夜の雑木林は危険がいっぱいです。
足元が悪く、思わぬ怪我をする可能性もあります。昼間のうちに現地の状況を把握しておくことは、安全な採集のためにも不可欠です。
クヌギやコナラの木は、樹皮がゴツゴツしていて樹液が出ているか分かりにくい場合もありますが、昼間に蛾やカナブンなどの昆虫が群がっている木は、カブトムシやクワガタがいる可能性が高いサインです(ただし、蜂やムカデなど、注意が必要な昆虫もいるので気を付けてくださいね)。
そして、より確実に採集したいなら、昼間の下見の際にバナナトラップなどを仕掛けておくのがおすすめです。夜行性のカブトムシ・クワガタですが、トラップに誘引することで、夜間の採集率を飛躍的に向上させることができます。
初めてカブトムシ・クワガタ採集に挑戦する方はもちろん、これまでなかなか成果が出なかった方も、まずは日中の採集場所探しと丁寧な下見を実践してみてください。これが、安全で実りあるカブクワ採集の第一歩となるはずです。

2号がカブトムシ・クワガタの採集場所を探す場合にお勧めする場所は河川敷の雑木林。
勿論、山や森にも生息していますが、範囲が広すぎると狙いを絞るのも難しい。また、河川敷の雑木林のような多少湿度のあるエリアは樹木にとっても育ちやすく、土壌も良い状態である場所が多いからです。
その他、以下のポイントに当てはまる場所であるかを見極めて採集場所を探します。
失敗しないカブトムシ・クワガタ採集!ここを探せ!!
【山奥でなく自宅から採集に行く事の出来るエリアを想定して記載します】
- 大きすぎない雑木林(子供も安心して連れていける)
- 地面に落ち葉や雑草(笹など)がみられる場所
- クヌギ・コナラが適度に生えている(大きな木なら2~3本でも効果大)
- 河川敷の平地や田畑に囲まれた人の手が入りすぎていない雑木林
- 住宅密集地からは車で5分も離れていれば問題ない
- 7月下旬以降は多少気温が低くても大きな影響しない
このように、カブトムシ・クワガタ採集の成否を握る採集ポイント(場所)の発見には、昼間の下見が絶対に有効です。夜にいきなり探し回るよりも、はるかに効率的で安全な方法と言えるでしょう。
なぜ昼間の下見が重要なのでしょうか?
それは、カブトムシやクワガタが生息しやすい環境を見極めることができるからです。例えば、綺麗に下草が刈られた雑木林は、一見すると歩きやすいかもしれませんが、幼虫の餌となる落ち葉や腐葉土が少ない場合が多く、カブトムシやクワガタが生息するには厳しい環境かもしれません。
生き物として繁殖を考えると、幼虫の餌が豊富にある場所の方が好まれるのは当然です。その場所で幼虫から成虫へと成長したカブトムシやクワガタは、翌年も同じような生態系の中で生きていく可能性が高いのです。
広大なクヌギ・コナラの森を見つけるのは難しいかもしれませんが、数十本程度の樹木の中に数本のクヌギ・コナラが見られるような場所でも、十分にカブトムシやクワガタを採集できる可能性があります。
これらの情報を夜の暗闇の中で判断するのは、まさに手探り状態で非常に困難です。だからこそ、何度も強調しますが、昼間の下準備、つまり下見こそが、カブトムシ・クワガタ採集を成功させるための最も重要なコツなのです。
雨上がりにカブトムシ・クワガタは採れるの?

疑問に思う方もいるかも知れませんので参考までに。
雨が降っている最中や数十分前まで降っていたなんて場合は難しいかも知れませんが、雨上がり数時間後というなら逆にチャンス到来です。
意外と知られていないのに効果的なカブトムシ・クワガタ採集の秘密かなと思います。そんな過去の投稿で実際に採集に行った時の記録がこちら。
カブトムシ・クワガタは夜行性
ご存じの通り、カブトムシやクワガタは本来、夜行性の昆虫です。そのため、彼らが活発に活動している時間帯が、採集に最も適しているというのは言うまでもありません。
2号が子供の頃は『カブトムシ採集は夏の朝』と言われることが多かったのですが、大人になって自分の子供と一緒に採集に行くようになってから気づいたのは、実際の採集成果としては、日没後の方が圧倒的に良いということです。
ただし、小さなお子さんと一緒に採集に行く場合は、あまり遅い時間は避けたいと考えるのは当然ですよね。親子で安全に楽しむなら、日没後1~2時間程度がおすすめです。具体的な時間帯としては、夜7時以降、特に夜8時から夜10時くらいが、カブトムシやクワガタの活動が活発になる時間帯と言えるでしょう。
採集方法として、照明をトラップのようにして虫を集める方法もありますが、急に強い光を当てると、カブトムシやクワガタも人間と同じでびっくりして逃げてしまうことがあります。
トラップとは少し異なりますが、木の幹にとまっているクワガタは、ライトを向けた瞬間に擬死状態になって地面に落ちてしまうことも珍しくありません。そのため、夜間の採集では、ライトの扱いは非常に慎重に行う必要があります。ゆっくりと照らし、急な動きは避けるように心がけましょう。
親子で夜の森を探検するのは、ワクワクする特別な体験になります。この時間帯を参考に、安全に配慮しながら、夏の夜の昆虫採集を楽しんでみてください。
失敗しないクワガタ・カブトムシの採集方法・掴み方
お目当ての採集場所や樹木が見つかれば、後は日没~日の出前の時間にお食事中のクワガタ・カブトムシを採集するだけ!虫かごをもって子供と一緒にワクワクしながら雑木林に出発です。
そしてカブトムシ・クワガタを見つけたら手際良く採集できるようにします。初めての採集では、昆虫の動きを想定できず逃がしてしまうなんて事にならないよう下記を読んでそのコツが参考になればと思います。
カブトムシ採集はクヌギ・コナラのここをチェック

カブトムシやクワガタが好むクヌギやコナラから樹液を出しやすいと感じる場所は、カミキリムシや蛾などの幼虫が木の中に入って木を食べ穴を開けた後です。
それらは、幹が太く、比較的低い位置に枝が出ている木が多いようです。低い場所の方が、私たちも子供たちも安全に観察しやすいですよね。
少し意外かもしれませんが、カブトムシやクワガタは、クヌギやコナラの他にも、栗の木に集まることがありますし、果樹園の熟した桃やプラムにもやってくることがあるんです。畑で熟れすぎたスイカやメロンにカブトムシが群がっていたということもあります。自然界の昆虫たちの食性は、私たちが想像するよりも多様なのかもしれませんね。
しかし、せっかくカブトムシやクワガタがいそうな樹木が生えている雑木林を見つけても、先に採集に来た人がいると、残念ながら成果は期待できないことも十分に考えられます。特に人気の高いポイントであれば、数時間空ければ次の虫たちが集まってくることもありますが、時間的な制約がある場合が多いでしょう。そんな時は、先行者が見逃してしまうような、少し穴場的な場所を探すしかありません。
逆に、大きな雑木林だけでなく、公園や民家の近くでも、夜になると昆虫が集まってくるクヌギやコナラの木があることもあります。お子さんと一緒に採集に出かけるなら、可能な限り危険が少なく、安全に楽しめる採集場所を見つけておきたいですよね。
それでは、実際にカブトムシ・クワガタ採集に行った際に、ぜひチェックしてほしいポイントをご紹介しましょう。






夜間でなく、昼に採集に行った場合ですが、クワガタは樹皮や枝の重なった隙間や虫食いの穴の中に隠れている事が多いですし、カブトムシなら木の根元に潜っている場合もあります。
バナナトラップで確実なカブトムシ採集【仕掛けと場所選び】
折角、採集に出かけたのに実績ゼロでは父親としてのプライドがズタボロです。
そこで万が一の保険として、ネットで話題のバナナトラップをカブトムシ採集の仕掛けとして用意するのも一つの手(笑)。昼の間に下見に行った時に仕掛けておけば一石二鳥。
使用方法は、クヌギやコナラの生える雑木林で他の人が見ないであろう場所を探して設置する事。折角仕掛けても他の人に知れてしまったら残念な結果になるかも知れません。
バナナトラップを木に塗って仕掛けるなら樹木の種類は問いません。
回収のタイミングは16時過ぎに仕掛けた場合で、早ければ19~20時以降といったところかと思います。ちなみに、上記の分量で作るなら、木に塗って使う形でも3~4ヵ所に仕掛けられると思います。
また、その分量のバナナトラップは簡単には無くなりませんので、一度だけでなく時間を空けてタイミングを計れば2度3度のチャンスはあるはずです。
採集するときの効率を考えると、人目に付き難く木の角度が斜めになっているような場所や手の届きやすい木や枝等に塗ってあげると良いと思います。
バナナトラップを網に入れて仕掛ける人がいますが、採集後にそのままゴミとして放置したりしたものを見かけたことがあるので2号は好きではありません。
点在する雑木林に本当にカブトムシはいるのか?
カブトムシやクワガタは遠く離れたエサの臭いも簡単に嗅ぎつけて飛来します。
2号の実家からこのサイトで紹介している採集ポイントは車で3分程度。また近くの小さな山まで数キロの距離があります。そんな場所でも、庭にカブトムシの集まる木として有名なシマネトリコをじーじが知らずに植えた時には酷いことになりました(笑)。
時々ネットで見かける『カブトムシのなる木』そのもので、まだ小さかったシマネトリコはガリガリと樹皮を削られ、その影響からか翌年には枯れて庭から姿を消していました。
全てがカブトムシの影響とは言えませんが、庭にカブトムシが集まっていたのは事実なのでカブトムシの行動範囲は思っているより広いんだなと思いました。周囲に大きな森や山の無い雑木林が採集ポイントとなり、バナナトラップが効果を発揮する事も納得です。
子供と一緒にカブトムシ・クワガタ採集の注意事項~持ち物まで

初めてカブトムシ・クワガタ採集にチャレンジするパパさん。行動には細心の注意を払ってください。
田舎育ち、田舎住まいの方には無用の心配ですが、普段自然と接する機会の多くない人にとって、夜間の雑木林は驚きの連続だからです。そして、子供にとっては完全に未知の異世界とも言えるでしょう。
用意すべき持ち物も虫かごや照明等の準備以外にも服装・虫よけスプレーなど考えなくてはならない事が沢山ある事を忘れないようにしましょう。
カブトムシ採集の服装や用意すべき小物・持ち物
2号がお勧めしているカブトムシ・クワガタ採集をそのまま実行すると活動時間は夜の20時~21時位が最も多くなるはずです。
7月~8月に掛けては蒸し暑い夜も多いと思いますが、下記のように必ず虫取りに適した服装を準備してから行ってください。
安全第一として、くれぐれも軽く考えないようにしてください。
夜のカブトムシ・クワガタ採りに適した服装の例
- 長袖Tシャツ:薄手の物で良いですが、長袖Tシャツの着用をお勧めします。
- 長ズボン:出来ればデニム等の生地の厚い物。雑木林は大人の腰位まで有る雑草が茂っている場所も多いので半ズボンは厳禁です。
- 長靴(又は汚れても良いスニーカー):落ち葉や枯草の積もった雑木林は水分を含みやすい土壌です。逆にいえば、そういった環境こそがクワガタ・カブトムシに好まれますが、前日が雨だった場合や夕立後は長い間水分を蓄えます。また、サンダルは絶対に避けます。笹の葉や折れた枝等を踏んだ場合にケガをする恐れがあります。
- 帽子:夜間でも野球帽等をかぶっていくのがベター。枝葉や頭上からの落下物に対して保護してくれる簡易的な保護具と考えてください。
※服装は全体的に明るめをお勧めします。雑木林で子供が迷子なんてトラウマ確定ですもんね(笑)
その他、用意の必要な持ち物
- 虫よけスプレー:虫取りに行くのに・・って思う人もいるかもしれませんが、この程度の刺激で樹液を吸ってるカブトムシはビクともしません。雑木林にウヨウヨいるやぶ蚊から身を守るには必須。車に常備して、林に入る前にシッカリ塗ってください。
- タオル:夜露や汗をかいた時の対応。そして首に巻けば露出した肌を守ってくれます。
- 懐中電灯:数人で一つではなく、小さくても良いので人数分用意します。
- 絆創膏:擦り傷や切り傷の発生も考慮して持っていた方が安心です。
カブトムシ採集時の行動とマナー
慣れた雑木林のクワガタやカブトムシの昆虫採集でも、ふとした油断でケガをする事があります。
特に子供にとっては夜の雑木林はびっくりする事の連続のはずです。自分が先頭で歩き、安全を確認した場所のみ子供が歩くような配慮は必要です。
子供は、ちょっとした物音や奇妙な虫との遭遇で、こちらが驚くほど大きな声を出す事があります。逆にはしゃいで我先にと雑木林の奥へと走り出してしまう事もあるかも知れません。虫取りに出かける前、十分に注意が必要だと思います。
カブトムシ・クワガタ採集時のマナーについて
- 木を傷つけたりしない
- 線香等を使って焙り出す行為は火事の危険もあるので厳禁
- 私有地に立ち入らない
- 夜遅い時間に大声で騒いだりしない
昭和生まれの2号。小学生のころ読んだ昆虫図鑑等には、木の穴に逃げ込んだクワガタを線香の煙で焙り出す方法や木を蹴ってクワガタを落として取るなどの採集方法も紹介されていた気がします。
しかし、今では立派なマナー違反で有ることを理解しましょう。
採取時の注意点
カブトムシ・クワガタの採集が出来る雑木林や山は危険もある事を理解します。
- 危険生物もいる:スズメバチやムカデ、ヘビなどの遭遇の可能性もあります。2号の経験上、良いポイントだとスズメバチの遭遇率は50%を軽く超えます。刺されたり、噛まれたりすると危険な生物の他、スズメ蛾のようにグロテスクな生き物もいるため、時には子供が大騒ぎになる可能性があります。
- 擦り傷や転倒に注意:雨上がりには、その他の場所が乾いていても雑木林はぬかるんでいる事を理解してください。足を取られて転ぶ、体制を崩した拍子に周囲の草木で擦り傷を作るなどは発生率の高い危険です。
カブトムシ・クワガタ採集のまとめ

長々とカブトムシ採集について記載してきましたが、近所でカブトムシを確実に採集するためには『どこで採れるか?』を理解して事前に自ら情報収集する事が最も効果的と理解頂けたのではないでしょうか。
カブトムシ採集における考察
身近な自然を注意深く観察してみると、『こんな場所にカブトムシやクワガタがいるんだ!』と驚くような、思わぬ採集ポイントを発見することがあります。お子さんの個性にもよると思いますが、幼い頃に親御さんと一緒に行った昆虫採集の思い出は、大人になっても色褪せることなく、心に残る宝物となるのではないでしょうか。
2号自身も、昭和初期に生まれたじーじに連れられて、近所の小高い山へカブトムシ採集に行った記憶が鮮明に残っています。獣道すらないような、笹や雑草が生い茂る場所を分け入り、しばらくすると、じーじの虫かごにはしっかりとカブトムシやクワガタが収まっている。今思えば、まさにワイルドな採集方法でした(笑)。
最近よく耳にする採集ポイントは、河川敷や住宅街に囲まれた、開発から取り残されたような小さな雑木林だったりします。『実はあそこでカブトムシが採れるらしい』といった情報は、SNSなどで瞬く間に拡散されるのでしょうね。
昆虫採集そのものは、子供たちの好奇心を刺激し、自然への興味を育む良い機会だと2号も思っています。しかし、大切なのは、根こそぎ採ってしまうような乱獲をするのではなく、親子の心に残るような、自然との優しい関わり方をすることではないでしょうか。
この夏の思い出に、お子さんと一緒に近所の自然を探検し、カブトムシやクワガタとの出会いを体験してみてください。きっと、忘れられない素敵な時間になるはずです。
カブトムシの標本作りにチャレンジ
特別な夏の思い出にもなるカブトムシ採集。
しかし、採集してきたカブトムシは長くても3カ月程度で寿命を迎えます。
ペアで採集して繁殖にチャレンジされる方も多いかと思いますが、その他にも思い出の詰まったカブトムシの標本作りも特別な出来事の一つになるかも知れません。
全ての方におすすめ出来るチャレンジではありませんが、思っているより簡単に作成出来るので気になった人は下記の投稿もご覧ください。
おまけ:カブトムシと2号嫁
数年前の夏。
2号と2-1号で採集してきたカブトムシ。夏の終わりに飼育箱の中で生涯を終える事になったのです。
採取してきたにも関わらず、ほぼ世話をしない2号と2-1号に怒りながら虫かごを片付けていた2号嫁に『これ何?』と聞かれ目をやればカブトムシの卵。

たとえ虫でも命を大切にすべきという2号嫁に育てられる事になった幼虫たち。途中で息絶えたものも一定数いたものの、無事育つことの出来たカブトムシは成虫になると同時に2号嫁の指示によって実家側の雑木林に放たれました。
これを機会に、我が家では採集したら自然に戻すがルールとなりました。
おしまい