『小さなワイナリーが所有するブドウ畑でキャンプが出来ます』
なんて聞いたら、気になって仕方なくないですか?
と言うことで、行って来たのは群馬県のほぼ中央に位置する昭和村にある【奥利根ワイナリー】さん。
キャンプ場としては、特別な物は何もありません。
何にも無いのに特別なキャンプを提供してくれる。
そんなワイナリーのキャンプ施設でした。
ワインと野営を愛する人には最高の贅沢
- シャルドネ
- ソーヴィニヨン・ブラン
- ピノ・ノワール
- カベルネ・ソーヴィニヨン
お酒をあまり飲まない2号でも、これがワイン用ブドウの中でも代表的な品種だって事は知っています。
短い期間でしたが、お客さんの前でワインボトルを開け、提供していた事もありましたので・・・。
ですが、ワイナリーのブドウ畑なんて見た事も無ければ、ここに挙げた品種のブドウを生で見た事もないのです。
そんな2号が、ブドウ畑と聞いて思い浮かべるのは、ブドウの木を囲む石垣と十字架の写った写真。
ワイン好きなら見た事のある人も多いんじゃないかと思われるドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティのワイン畑。
ハタチ前後の頃に厨房に置いてあった雑誌で見たブドウ畑の写真。
お酒に興味のない2号でも、何か特別な物を感じさせるような風景で、今でも印象に残っています。
夏休みの家族キャンプに向けて、目的地を探していた2号が目にした【ワイナリー直営】の文字。
それが『奥利根ワイナリー直営 Camp in the vineyards』さん。
昔々、ロマネコンティの畑を写真で見た場面が思い出され、早速予約した2号でした。
そもそもキャンプ場ではなくて、ワイナリー内の一角にテントを張るという行為もそそられます(笑)。
更には限られたスペースである故、混雑とは無縁という贅沢な空間でもあります。
ワイナリー見学もおすすめです
ブドウ畑の中でキャンプが出来る事だけでも特別な経験だと思います。
ですが、より楽しみたいなら見学ツアーもおススメです。
ワインやブドウ、お酒に興味がある人には必須のオプションと言っても過言ではないはずです。
ぶっちゃけ、ワイナリーとしては小さな畑と醸造所ですし、見学する場所も多くありません。
しかし、ツアーを率いてくれるスタッフさんが、2号的には良い感じでした。
楽しそうに話を聞いている2号をみて、2-1号が不思議そうにこちらをうかがって来た、そんな時に2号の口から出た言葉。
『めっちゃマニアだなぁ~と思って』
久しぶりに、リアルでマニアと思える人に会った心境でした。
ブドウの品種や育成、ワインの仕込みに至るまで、全て楽しそうに話してくれるその姿から、ワインが好きでたまらないというのがこれでもかって位に伝わってくるのです。
担当してくれたスタッフさんは、日本酒造りで言うところの杜氏さん。
こんな人に造られワインになるブドウは幸せだなと思いました。
ワイン好きな人には常識なのかもしれませんが、ピノ・ノワールとシャルドネが近種だなんて事も知らなかった2号には、充分楽しめるツアー内容でもありました。
そして、ツアーの最後には、もう一つのお楽しみであるテイスティングも可能。
2号は、その後車を動かす予定があったので、2号嫁と一緒に見学に参加されていたグループからお二人が試飲。
誤算だったのは、テイスティングが盛り上がりすぎた事(笑)。
お酒大好きな2号嫁が、ハイテンションになるのは想定内でしたが、高齢のご夫婦はワイン好きらしくスタッフさんとの話が止まらないのです。
それはもう、2号と2-1号が飽きちゃうくらいに長かった(笑)。
ランチを食べたら設営開始
ブドウ畑と醸造所を見学して、テイスティングが終わればお昼の時間。
奥利根ワイナリーにはCafé(レストラン?)もあって、アラカルトからコース料理まで提供されていました。
2号達が見学を終え、カフェに入った際には先客が2組。その後、入って来たお客さんもいた事からワイン目当てのお客さん以外の訪問もそれなりにある様子。
サラダやデザート(アイス)のセットになったランチを頼んで二人より早く食べ終えて、一足先にカフェを出るとキャンプの受付に向かった2号。
先ほどテイスティングを行った売店でキャンプの受付も対応して頂き、スタッフさんに場所を案内してもらいます。
昭和村は赤城山の裾野にあたり、村全体に傾斜が付いていて、その斜面を利用したブドウ畑とその空きスペースにあるテントサイト。
2号達が予約したのは、ワイナリー内でも更に小高くなった『てっぺんサイト』と呼ばれるサイトです。
スタッフさんに案内され、車を移動させて場所を確認したら2号家夏キャンプの始まりです。
つづく