9月上旬の週末、土曜出勤でオフィスにいる2号のスマホが、普段より頻繁みに反応している。
なにやら、嫁と2-1号がLINEでやり取りをしているらしい。
前週は学園祭でじーじとばあばの家に宿泊をしなかった2号と2-1号。
そして、この日は当然のようにジジババの家に宿泊するつもりでいる2-1号でしたが、2号は仕事で帰宅が遅くなるのを事前予告済み。
で、暇を持て余した2-1号。
自宅から53km(Googleマップ参考値)離れたジジババの家に自転車で向かう事にしたらしい(笑)。
2-1号が心配
こんな時にふと思い出すのは、2-1号が3歳か4歳だった頃のある日曜日の出来事。
2号と2-1号の二人で自宅でぼけーっとTVを見ていたはずが、気が付けば2-1号の姿が見当たらないという事がありました。
呼んでも反応なく、外に出て自宅周辺を探しても見当たらない。
朝寝坊を満喫していた2号嫁を起こして、探し回っての大騒ぎ。
発見したのは数十分後、自転車で探し回っていた2号が自宅から1km程度離れたスーパーマーケットに向かうとレジでお会計をしている2-1号がおりました(笑)。
前日に嫁と買い物に行った際、はじめて自分でお会計をしたのが嬉しかったらしく、小銭を握りしめ一人で歩いてお店まで来ていたんです。
後から聞けば、発見したお店に行く前にもっと近いもう一つのお店にも行ったものの、お目当てのチョコボ―が無くこちらのお店に来たんだとか・・・。
今では笑い話ですが、その時は本当に肝を冷やした子育てあるあるでした。
あれから7~8年。
流石に中学生になった2-1号に対して同じ心配をするような事はありませんが、基本的な性質がちっさな頃から変わらないというのも事実(笑)。
普段は運動もろくにせずゲーム三昧な毎日。
果たして、53km先のじじばばの家に何時間掛けて到着するのだろうと見守る事にします。
そして業務中の自分。
土曜出勤で任意に職場にいるだけなので、ちょこちょこと位置情報とLINEで状況を確認しながら『おい、そこは曲がったら走りにくい道じゃん!』『なんで動かないんだ?・・寄り道かよ!!』と心の中でツッコミまくりです。
結局、AMの内に自宅を出発した2-1号がジジババの家に着いたのは夕方の18時過ぎ。
事前に『自転車で行くから途中でリタイヤしそうになったら軽トラで迎えに来てくれ!!』と勝手な依頼を孫から受けていた二人。
あまりにも到着が遅く、途中で2-1号に電話をしても繋がらない・・・と心配で仕方がなかった様子。
当の本人は、お気楽にジジババに挨拶、お風呂と夕食を頂きいつも通りに離れでくつろぎまくりだったよう。23時前に2号が車で到着した時にはまだ起きており、ハイテンションで一日の出来事を報告してくれました。
2号ののんびり週末田舎暮らし
自転車でじじばばの家まで到着した2-1号。
翌日は疲労困憊・・かと思いきや、全くいつもと変わらず朝から週末田舎暮らしを満喫。
実家の離れを我が物顔で占領し、ジジババに甘やかされゲームをして過ごす堕落ぶり。『もう出て家に向かわないと今日の内に着かないよ?』という2号に『無理!車に自転車載せてくれるんでしょ!?』と身勝手な発言(・・・まぁそのつもりでしたけど。。)。
そして、ばあばは例によって、2号の顔を見るなり2-1号の話。
『自転車で来るって言うから大丈夫なんかと思って心配したんさー』と何やら話が止まらない。
遅いからじーじと迎えに行こうかと思っただの、晩御飯の時にどうだっただの・・・色々心配をかけはしたけど、孫の思い出が一つ出来た事は嬉しい様子が溢れている。
普段、2-1号がぞんざいな扱いをしてしまっている事が本当に申し訳ない(笑)。
2号はブロッコリー苗の水やりと多少の手伝いをした以外は、ほぼ遊び場の整理をして過ごす事にして、ついでに昨日2-1号を運んでくれた自転車のオイルや空気圧だけチェック。
遊び場は、棚や収納の増設と追加。合間に庭をうろうろして数年ぶりにイチジクを摘まんだり、離れの垂木に作られたクマバチの巣を観察したりとのんびりした休日になりました。
おしまい
おまけ:中学生は自転車で何キロ移動できるか?
後日、この日の事を2号嫁がパート先で話したところ、同じくパートの先輩主婦さんは『奴ら(中学男子)は自転車でどこまでも行きやがるからww』と笑っていたそう。
そして、2-1号は翌週も自転車でじーじとばあばの家に行ってました(笑)
確かに、2号も中学生の頃は休みの日に往復30~40キロ程度の場所に自転車で釣りに行くなんて普通でしたし、それが楽しかった思い出の一つでもあります。
食事や気になるお店に寄り道しながら、5時間掛けて50キロを移動している2-1号。そこから考えると一日で100km移動していても全く不思議じゃないんだな・・・と思う2号でした。