ざっくりと釣り堀・管理釣り場について、前の記事で書いた後は、「子供も釣れて、パパはその3倍釣る事が目標」として掘り下げていきたいと思います。
2号も2-1号が小さな頃、釣り堀や観光釣り場に何度か足を運ぶ事がありました。そこで、ファミリーやカップルが釣れずに気まずい空気になっている姿を何度も見かけました。偉そうな事を言いますが、全く釣れていないのを見るとこちらまで切なくなってきます。
ぶっちゃけ、ここで書いてる記事は2号が子供に対して良い恰好をしたいとの考えから、あれこれ試したものが中心です。
玄人志向の方には怒られるかも知れませんが、数を釣る事、失敗しない事だけに焦点を当てています。他の釣り場等では実戦向きで無い物もありますので、ご理解ください(笑)
【ターゲットはコイツ】
釣り堀ならだれでも釣れる、いつでも簡単に釣れると思うのは間違いです。
前の記事に書いたような、数釣りで針を落とせば食いついてくるような生簀なら話は別ですが、それでは釣りの楽しみは半減です。
経験者の方は、ご存知だと思いますが釣り堀や管理釣り場のニジマスさんだって、やる気の無い事も結構あります。
季節や釣り場、釣り方が異なるれば相手の反応も全く異なってくるんです。実践の話に入る前にちょこっとだけ、ニジマスさんの事や道具の事を知ってみましょう。
■虹鱒(ニジマス)
サケ科の外来魚で、原産は北米~カムチャッカ周辺。基本的には淡水で一生を過ごすが、一部は降海するものもいるとか。食性は肉食で昆虫や魚の卵、小魚などを捕食。餌釣、毛ばり、ルアーと何でも釣れちゃう美味しい魚。大型の物は60cmを超え、海水で養殖し赤身になった個体は「トラウトサーモン」としてお寿司屋さんで回ってたりもする。釣り堀等では20~25cm位の大きさの物が標準かなぁ。
引用:2号記憶
釣りをする人は、ご存知だと思いますが意外と知られていないのが外来魚って事ですね。現在でも日本国内では北海道以外で自然繁殖していないと聞いたりしますが現実はそうでもないとか。
但し、仮に繁殖があっても適した環境が少ないようで、ブラックバスやブルーギルのようには増えていません。そもそも22度位以下の水温で生活をする魚なのです。
赤身になるのは、大きさよりも餌の影響である為、大型魚でなくとも赤身のヤツがいますが、見た目で判断し安易に刺身で食べられるのはお勧めしません。
【釣りに適した時期】
関東なら、3月下旬~6月/10~11月の行楽シーズンです。
日本の他の淡水魚と比して低水温を好む傾向な為、真夏にニジマスを釣るのは難しいです。
平野部の管理釣り場で、ニジマス中心の所では休業している所もあるくらい。真冬でも釣れますが、逆に山間部の管理釣り場は寒くて人間様が耐えられないって事が、容易に想像できます。
最近の都市エリアなら、冬はプールを釣り堀にしたプールフィッシングも多いように思います。
【餌の事】
動物性の餌を好む為、釣りに使う餌もイクラやブドウ虫(白い芋虫)、ミミズがポピュラーです。他にも、釣り堀では粒コーンを餌として渡されるところ、練り餌を渡されるところなどがあります。
流れの無い止水ならカス〇ラが爆釣。流れのある渓流の管理釣り場なら、川虫が一番理想的な餌かも知れません。
【道具の事:釣竿】
釣り人が餌と共に最も自分で工夫する部分だと思います。
2号は自前の釣竿と少量の道具が車載されています。釣り堀のレンタル竿はお金がかかる事が多いのと、長さや型さ、使い勝手に自分の好みがあるからです。
ですが、ニジマス釣りデビューをするのに初めから道具を全て揃えましょうとおすすめも出来ないかなと思っています。
だって、釣りに行ってみました→そこそこ釣れました→でも、2回目は無いかな・・・って人がいないとは限らないですもんね。
何度か通うと自分なりの好みや釣り場に合わせた適正も見えてくると思うんです。購入はその後でもいいのかなというのが2号の意見。最近では安価でも何ら支障なく釣りが出来る竿が多いので、品質に対してはそこまでナーバスにならなくても良いと思っています。
餌釣の釣竿
釣竿は3~7mの長さと結構選択肢に幅があります。
初めての釣竿を買う場合には、「渓流竿」や「本流竿」と書いてある物の中から好みのデザインで選んで大丈夫です。釣り堀を主体に考えるなら長すぎる物は取り回しに苦労するので、5m程度の渓流竿が丁度良いかと思います。
ただ!!某大手釣具チェーンで購入した約5,000円の渓流竿を初めての釣行で駄目にした経験もあります。
多分、10回も振っていないと思うのですが、普通に振り上げた瞬間にポキッと折れて唖然としました。めちゃめちゃビックリしましたが、これは「運が悪かった」で諦めるしかないと自分に言い聞かせました(笑)
一回管理釣り場等に行って「釣りって楽しいじゃん!」って思ったなら、きっと自分の道具が欲しくなるんだと思います。趣味ってそういうものですよね?なので、その時にじっくり選んで、お財布と相談して購入するのが一番納得の買い方だと思います。
【餌釣の仕掛け】
竿が用意出来たら仕掛けです。こちらも、釣堀で竿をレンタルする場合には既に結ばれた状態で用意されています。
竿→道糸→ウキ(とゴム管)→おもり→サルカン(より戻し)→ハリス→針といった順で設定されているのではないでしょうか。
未経験の方には、道具の名前も解り難いので、2号なりに簡単に説明させてもらいます。
道糸
普段「釣り糸」と呼んでいる物です。ナイロン製の物が多く、〇号といった表記でその太さが表されています。普通の釣り堀なら、0.6~1号、最大でも1.5号あれば間に合います。
ウキ
魚の反応を見るための目印です。動いた=引き上げるタイミングではないのでご注意です。自分で用意する視認性の良い好みの物を選べばよいと思います。
おもり
鉛で出来た板状のオモリ、豆粒に溝を切った形で糸に挟んで潰して使うタイプの2種類がメジャーです。釣堀で初心者さんが使うなら、板オモリの方が重さの調整が楽だと思います。
サルカン
道糸とハリスを繋ぐ役割があります。サルカンを付ける事で糸のねじれを防止する事も出来るため「より戻し」とも呼ばれます。
ハリス
道糸と針を繫ぐための糸。魚に察知されないように道糸よりも細い物を使うのが一般的。
釣り針
餌に食いついた魚を逃がさないために返しが付いた物が多い。自分で用意するらな、既にハリスが結んである物を用意した方が良いでしょう。
針にも大きさや種類がありますが、普通の釣り堀なら6・7号前後の渓流針又は虹鱒用針を選びます。種類はそこまで神経質になる必要はありません。
予め釣り堀で用意されている仕掛けは、糸も針もかなり大きな物が用意されている場合が多いです。何故なら、不特定多数の人が使い回すので、簡単に駄目になったら困るから。
更に、釣り堀では「針を無くしたら交換料を申し受けます」っていうところもあります。本来は、糸も針も大きいと魚に警戒をされてしまうので、なるべく細く小さいに越したことはありません。
だから、自分で竿と仕掛けを用意する事のメリット、釣果の違いは道具にもあるというのも否定できないんです。