コロナ以降は、全くと言っていいほど旅行やキャンプに行く事も無くなっていた2号家族。
今年のGWくらいはという事で、約2年ぶりのキャンプに行くことになりました。キャンプ道具がじーじとばあばの家に保管されているため、前日の夜は実家に宿泊させてもらい当日の朝早くに出ようと嫁と話して計画の立案は終了。
宿泊地の当初予定は、2号がフライフィッシングで良くお世話になる群馬県南西部の村。2号家のキャンプは8割が彼の地。・・なぜって河原にテントを張るだけなので無料、そして2号は釣りを楽しめるので一石二鳥だから。
ところが、久々に現地に着いた2号が目にしたものは河原いっぱいに並ぶ無数のテント。しかも、コロナ対策のため河原でのキャンプは禁止との立て看板(まぁ、それを無視して皆さんキャンプ)。
さて困った・・・
キャンプってばーばの家の畑でも出来るんじゃね?
実は、同じ河川沿いの違う場所や同地区のキャンプ場でもテントを張った事のある2号。
少し移動してテントを張ろうかとも考えましたが、2号嫁は公衆トイレのない場所は無理と廃案。そして、この日はGWでもピークにあたり近隣のキャンプ場は満員御礼が想定される。
道の駅に車を止めて呆ける事2分。すでに正午近かったというのもあって、早く野営地を決めなければならないと必死です。協議の結果、最悪の場合はぶーちゃんばあばの家に行き、畑周辺でテントを張ろうと嫁と合意して周辺のキャンプ場にキャンセルの確認電話を入れることにしました。
現在地から移動可能なキャンプ場の記憶を辿って頭に浮かんだのは6か所。~1時間以内の移動時間を想定して近い順から電話を入れる事としましたが、2件目に電話を入れたのが荒船パノラマキャンプフィールドさん。以前は、内山牧場キャンプ場という名称だったのが、いつの間にか変わっていたんだなぁと思いつつ電話。
実は、現在地から一番遠い場所(笑)
ここは、単純に2号が以前から気になっていたキャンプ場。この機会にと電話をしたところキャンセルが出て予約可能との情報を入手。ただし、電話での受付は行っていないため、WEBサイトから予約して欲しいと言われ急いで登録。そして無事完了!
2号嫁と2-1号も一安心した様子で再出発。
荒船パノラマキャンプフィールドに凸してみた
内山牧場さんだったころネットで見つけた情報をみて「行ってみたいなー」なんて何度か考えた事のあるキャンプ場。
名称変更の経緯は知りませんが、HPもめっちゃ格好よくリニューアルされていて2度びっくりの2号。移動中「あそこで、あんなに人がいるなんて、キャンプブームってやばいね!!」とかいまだ河川敷に未練が残っている事を思わせる発言をしている2号嫁。
そんな嫁も荒船パノラマキャンプフィールドに到着したと同時に、不満や未練など一切消えたかのようにはしゃぎまくりです。当初の予定地からは、山ひとつを完全に越えて群馬・長野の県境を跨いですぐに立地するこのキャンプ場。とにかく景色が最高です。
めっちゃきもちーーー!!
久々のテント設営に悪戦苦闘とはなったものの、設営を終えたらキャンプ場内をぐるりと徘徊するのはどこのキャンパーさんもお約束の行動。
電話では「1件キャンセルが出たので空きがあります」って言われたこともあって、かなりの込み具合を予想していましたが、行ってみれば周囲のキャンパーさんとはある程度の距離が確保できるほど。
たしかに、牧場跡地で整地したわけではないキャンプ場らしく、多少の起伏や傾斜はある。そのため、余裕をもって定員を設定していると思われます。サイトが決められた区画で仕切られているキャンプ場とは違って各々が設営場所を見極めてテントを張るスタイルなので、その日その場に集まったキャンパーさんの思惑と自分自身の運次第(笑)。
2号家のキャンプ
GW中、更にキャンプ場到着時刻は13時を回っていたこともあって、好き放題に場所を選べるとまではいかず急いで設営場所を探して決めた場所はここ。
入念な下調べをしていた人やリピーターさんなら事前に「このあたり」って目星をつけておくのだと思いますが、当日に急遽決定した2号家は平坦なテント設営可能場所が見つかると同時に、悩んで今の場所もなくなってはと設営場所を決定。とはいえ、荒船山が正面に見えるなかなかのポジション。
先にも書きましたが、久々のテント設営ってだけでも大変なのに、この場所は標高1,200mもある山の上。周囲に高い木も無いため、割と風が吹くので四苦八苦です。設営時にあまり戦力とならない2-1号が、2号と嫁から煩く言われややテンションが落ちるのはいつもの事(笑)
テントの設営が終わると、作業中には邪魔で仕方のなかった5月初旬の山を吹き抜ける風も爽快以外の何物でもなく一休みするには最高です。
写真には残ってませんが、テント設営時のがっかりが2つ。
一つ目はインナーテントのフレームから不吉な音がしたこと。風にあおられながらフレームを取り付けているとミシッとバキッの中間音。これは今でも確認していませんが・・・次に同じ衝撃を与えたらきっと駄目になっちゃうやつ。
もう一つはエアーマット。
元々、河川敷の石ころの上でテントを張る予定だったのでキングサイズのエアーマットを持参している2号。でかいだけに膨らませるのはめっちゃ大変。手動のポンプを使っても汗をかきながらの作業となるので、本日は秘密兵器を用意してました。
LPガス5kg充填可能なボンベ(笑)。これにコンプレッサーでたっぷりエアーを注入してきた・・・ハズでした。はずだったんです!!
実際には、なぜか瞬殺でエアーが止まりただの重い鉄だるま状態。余計な荷物以外の何物でもありません。そのまま帰るまで自家用車のそばに放置されたそのボンベは、周囲のキャンパーさんからどのように見られたのでしょうか。。。
『あそこのテント。ボンベ持って来てるよ!なんかすごいキャンプ飯作っちゃうのかなー』そんな幻聴が聞こえて来そうな光景です。秘密兵器に裏切られた2号は、自分の肺を酷使してまでエアーマットを使う気にはなれず断念です。
2号嫁は視界にボンベが入るたびに大爆笑。
少しの失敗は気にもならない荒船パノラマキャンプフィールド
10年近く気になっていた『内山牧場キャンプ』改め『場荒船パノラマキャンプフィールド』は、実際に行ってみると思った以上に快適な場所。
テント設営に要した体力を回復させた後、キャンプ場内を散策しながら親子でワイワイ。見晴台からは正面に広がる荒船山が大迫力で最高のロケーションでもあります。
以前『内山牧場キャンプ場』の情報を目にした時から、キャンプ場内の『あらふね湖』では釣りができると書いてありましたがこの日も数人の親子が釣っていました。
ニジマスさんが釣れたりするらしいですが釣果はわかりません。ただ、2号的にはキャンプ場の釣り場はあまり期待できないと初めから決めつけてしまっているので、竿を振ることはしていません。それでも、やっぱり水辺の景観って好きなので好印象。
そんな感じでテント周辺→見晴台→あらふね湖→レストハウスという順で散策。お子様と同様おやつが必須な2号は、レストハウスで2-1号ともどもソフトクリームを嫁におねだりして大満足でテントへの帰路につくわけです。
その道すがら、一抹の不安を覚えたのは次の話。