素人DIY一人で古民家改修:(8)屋根裏を漆喰で仕上げたい!

素人作業は工期の見積もりが甘い。

技能も体力もかなり過信している事がわかります。着工から既に5.5日稼働。所々で家業の手伝いに駆り出されているといっても、やはり見積もりが甘い事を痛感。

初期見積の4日、再検討後ですら6日とみていたのはMAXコーヒー以上の甘さでした。どうやら累計で最大10日は掛かるかも・・・と反省しながら、この日の工程に入ります。

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古民家の屋根

屋根を裏側から見てもどこにも合板は打ち付けられていません。現在の住宅なら垂木に野地板を張りその上に屋根が造作されている事でしょう。

ですが、離れの構造は垂木に幅10cm程度の板材と杉皮を野地板代わりに張り、その上に土を乗せて屋根が固定されている形。屋根と建物の隙間からは明かりが差しこみ、所々、小動物が空けた穴からは日差しと心地よい風が入ってくる始末(笑)。

屋根裏面への石膏ボード取付

天井も漆喰を塗ろうとしている2号。当然、この屋根にいきなり塗る訳にもいかず石膏ボードを打ち付けていく事にします。

前日、お試しで石膏ボードを張り付けた時に感じた問題点が2つ。

一点は、屋根を支える母屋の間に石膏ボード張るのに寸法を合わせるのが困難な事。母屋は自然の木の丸みを残しているので、はめ込みたい寸法通りにサイズをカットすると取り付ける事が出来ない。

二点目が石膏ボードの重さ。
持って上がる行為だけでなく、脚立に乗った状態で石膏ボードを支えつつ、電ドラでビス打ちしていくのも一苦労な弱体化した2号の肩。

とりあえず、異なる作業方法で2枚を取り付けて、後の作業方法を考える事に。

またも、しばし作業を停止して工法を検討した結果、DIYならではの強引な方法で進める事にします。

方法としては、張り付けたいサイズにカットしたボードを適当なサイズで真っ二つにする事。そうする事で、貧弱な方に掛かる負担を抑えながら、必要な場所にもある程度綺麗に納める事も出来ました。

所々、小動物が開けた穴のある個所においては、念のためプラダンシートを挟み込み雨漏りによる石膏ボードの被害を避ける補修も行いながら進めます。

そして、全8面に同じ要領で石膏ボードを固定していけば屋根部分に関しては終了。

改めて気づいた事 

この作業中に改めて気が付いた事。やはり天井と距離の近いロフトは凄く暑いです。比較的涼しい時間帯から作業を始めましたが、最後の石膏ボードを取り付けたのは15時近くに。

2-1号に手伝って貰いながら固定していったものの、天気の良かったこの日は午後の気温が急上昇。二人とも汗だくになりながらの作業となりました。

予算に余裕の無い2号は、当然、断熱材等を仕込む事などしておらず、真夏・真冬が少し怖くなってきた次第です(笑)。

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施工終了とその他の作業

例によって仕上げで誤魔化せば良いやと徐々に作業化雑になった結果がこれ。

屋根が終わった事で、石膏ボードで造作が必要な個所は残り僅かになりました。

それでも、合計2畳分程度はあり、更に残った箇所はただ張るだけでなく一部で細かな加工が必要になると予想される場所です。

その内の一つが天井を取り払った事で、屋根と壁面の間に空いたスペース。ここを放置する訳にもいかないので、今のところの予定では壁を上まで延長する造作です。

このスペースに壁とちょっとした間接照明か何かを作りたいなと思っていますが、どうなることやら(笑)。まぁ、大雑把な設計案しか持たず、その場で考えながら作っていくのは、こんな妄想をする楽しさもあったりしますよね。

現場を眺めながら、あーだこーだと妄想している時間が長くなる分、完成が遠のくというデメリットもありますが。

壁の上のくぎ抜きを任される助手の2-1号

端材でタブレットフォルダ

タブレット学習の必要に迫られ、ネットで激安10インチの製品を購入した2号家。

一緒にケースの購入も検討したものの、口コミ評価が最低であったため見送り。それでも、立てかけるアイテムが無いと不便だという事でこの日の作業を終えたところで、適当な端材を使って代用品を製作。

普段木工をしている時に、ちょっとした治具や当て木が必要になったりするので端材を取っておく癖がついてる2号。

製作時間5分で完成です(笑)

見た目わかりませんが・・・奥行90mmくらいのちょっと綺麗な集成材(パインかな?)の残りで作成。

まぁ、刃の角度を調整して、溝を掘る要領で何度か丸ノコを木材に通して完成しただけの極めてシンプルな作りですが安定感と素朴な感じで、作者的には「何気に悪くないんじゃない?」と思える一品に。

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ここまでの経費と今日のまとめ

6.5日目も終了。

今日の作業で新たに必要性を感じた部分が熱対策。元々、エアコンの設置がないので、真夏にロフトで寝るような事は想定していなかったのですが、真夏以外でもかなり蒸し暑い事が判明。

そこで、ロフトの壁面に排熱用の何らかの対策を講じる必要があると実感しました。換気扇はコスト問題と直結するし・・・と悩みどころです。

使用予算

  • 石膏ボード(在庫用含む)315円×11枚=3,465円
  • 杉材 胴縁 10本 1,750円
  • 杉材 根太 6本 1,880円×3=5,640円 
  • コースレッド 2種 258円×2=516円
  • 徳用ボンド 478円
  • 2×4 SPF材 698円×6本=4,188円
  • OSB材(11mm) 1450円×11枚=15,950円

    ※石膏ボード、SPF材を一部追加調達。


    合計31,987円(税別)
    設定予算(仮)40,000円(残8,013円)