人参の栽培は、発芽させるのが難しいんだとか。
じーじとばあばの畑でも人参を栽培していますが、自家用で作っているだけなので栽培についての話はあまり聞いたことがない2号。
まして、自分で栽培した事なんて無いのです(笑)。
少し前から、股関節の状態が悪いばあば。少し痛みが和らいだと思ったら、畑に出て【できる範囲】で動いてみたらしく・・・悪化。
その為、じーじに『飯と洗濯以外のことはやらなくて良い』と言われ、ここの所自宅に居ることが多い様子。
日曜に遊びに来た2号と2-1号には、やっぱり世話を焼きたくなるようで、動けないくせにウロウロしてる。
9月下旬に入ったこの日。
そろそろ夕飯の支度をしようかなと考えていた2号に話しかけてきたばあば。
『畑に人参を取りに行ってくる』つもりらしい。
一人で行けると言うばあばを軽トラに乗せて、じーじとばあばの畑まで行くことになった2号。
到着するとブロコッリーの世話をしているじーじと、その奥にお目当ての人参。
そろそろ収穫期を終えようとしている人参は、自宅用のため雑草と一緒に植わっていた。
小ぶりな人参ばかりの中から何本か抜いていると『野菜スティック用のを作ってみたけど、やっぱり普通の人参の方が良いみてーね』と話しかけてくるばあば。
小さな人参ばかりだと思っていたら、そういう理由かと納得の2号。でも、あなた達『生の人参なんて食べた事無いじゃん!』と言いかけたのは内緒の話。
収穫を終えて、軽トラに向かって歩き出すと、ばあばは何やら話しながら違う方に歩いている。
ただでさえ足を取られやすい畑で、何をしているのか・・・と側に行くと『あぁ良かった。生えてきた』とぶつぶつ言ってる声が耳に入る。
足元を見れば、生えたばかりであろう次の人参の芽が並ぶ。
少し前、足の調子が良いといってた時にまいた人参が発芽するかと気になっていたらしいばあば。
条件が良いと思っても発芽しなかったなんて事もある人参さん。家庭菜園でも発芽が難しい野菜としてよく聞きますが、農家さんでも同じです。
『人参をとりに行く』と言ってたばあばですが、もしかしたら収穫するより、こちらを確認したかったのかも知れないなと納得の2号でした。