全国的に見たら稲刈りが遅い地域と言えるじーじとばあばの家。
2024年の稲刈りも10月に入ってやっと始まった感じです。
前週は『もしかしたら稲刈り始まるかも』と思いながら土曜夜に実家に入ったが、やはり収穫は出来ず。その準備の為、機械を出したり動作チェックや調整をしたりで終えていました。
そして、翌日以降の平日で稲刈りを開始したじーじ。
終盤に差し掛かった、次の日曜になり、籾摺りの場面でやっと2号も合流したのでした。
籾摺りと2号
じーじとばあばの家にある各種の設備は、ほとんど中古や貰い物(笑)。
養豚をやっていた頃は、然程、野菜用の機材も多くなかった事、その後野菜に転身してからも『いつ辞めるか分からない』状態なので、新しい設備投資なんてもっての外なのです。
加えて周囲の農家さんも廃業している人たちが増え、その関係で中古機材を安く買ったり、貰ったりが多くなりました。
籾摺り(もみすり)は、収穫され乾燥機に入れられた籾の状態の米を玄米へとする作業。
農家から出荷される時、お米はこの状態です。
昔ながらのお店では、精米する前のお米もこの状態で売られ、精米する事で米ぬかとお米に分かれます。
そんな精米作業を朝から開始した2号とじーじ、そしてばあば。
じーじは、作業全体の進捗を確認しながら、精米されたコメを袋に入れる係。
ばあばの役割は、じーじに米袋を渡す事、そして籾摺り時に出た籾殻の袋が一杯になったら2号に交換の合図をする事。
2号はというと、排出された籾殻が大量に詰められた袋の交換(めっちゃ埃っぽい&痒くなる)と、じーじが縛った米袋(30kg)を保管場所に運ぶ作業。
完全に肉体労働担当です。。
昨年までは、何とか稲刈りや米の出荷作業も手伝えていたばあば。
今年も本人は、出来る作業を見つけて動こうとするが、どうにも上手くできない事が多すぎる。
認知症が少しづつ進んでいるのは仕方なく、だからと言って何もせずに見学というのは、もっと良くないだろうと出来る事は手伝わせ、健康であった頃とあまり変わらない接し方をしているじーじ。
他の接し方もあるかも知れませんが、現在のふたりにはこの関係が精いっぱいなんだろうなと、必要以上の口出しはせずにそこにいるだけの2号です。
昼ご飯を作り、午後からは少しの作業と出荷準備のみ。
折角だから、新米を少しだけ精米して食べるかとじーじが話しているのを聞いて、スマホで動画を見ながら、頭では夕飯の献立を考え始めます。
白飯と秋刀魚は最強でした
おかずを調達しようと車を出した2号ですが、一品以外は浮かんだおかずがしっくり来ずドライブ。
少し離れた地域の稲刈りの様子を眺めながら献立検討の続き。
新米と聞いた時点から決まっていたのは、もちろん秋刀魚の塩焼きです。なぜ『勿論』なのかと言うと、今季はまだ一尾も秋刀魚を食べておらず、ずっと食べたいと思っていたから。
しかし、他が決まらないので、結局お店で物を見て決める事にして調達開始。
鮮魚メインのスーパーで、秋刀魚の価格を確認してびっくり。なんと280円。
少し前に今年はやや落ち着いていると聞いた気がする2号は、高くても200円未満と思い込んでいたため、鮮魚店で秋刀魚の前に立ち尽くす事3分。
意を決して、じーじとばあば、2号と2-1号分を調達。
その後、シジミと豆腐、ホウレン草(もめちゃ高い)も購入して帰宅しました。
実家に戻って、近所の農協で新米を精米して炊飯器に投入したのでした。
久々に食べた秋刀魚の塩焼きですが、やっぱり『日本人で良かった』と思わせてくれる美味しさでした。
・・・盛り付ける際、頭の向きが逆でしたけど(笑)。
おしまい