小高い丘の一角から、目の前に広がるブドウ畑を見下ろす場所にテントを張る。
夏休みの家族キャンプで2号が利用させて頂いた奥利根ワイナリーさんの『てっぺんサイト』はそんな場所でした。
奥利根ワイナリーさんのキャンプ用区画は全部で5つ。
どの区画も一般的なキャンプ場のそれと比べると広く、ブドウ畑の中でスペースの採れる場所をキャンプ泊の人に開放しているという感じ。
その為、印象的には小さな自分専用のフリーサイトと言えるかもしれません。
てっぺんサイトってこんな感じ
手前は傾斜になっていますが、奥の10m程度は平らなグラウンドになっているので、余裕をもって使えます。
少し大きめのツールームテント＋タープでも無理なく設営出来るのは勿論、ソログルなら4～6名くらいで使っても楽しいんじゃないかと思えるスペースがありました。
このサイトを下って、ブドウ畑に囲まれたスペースに有るのが『絶景サイト』で、テントの距離で言えば40～50mくらいです。
絶景サイトの方がワイナリー感が強く、周囲をブドウに囲まれてキャンプをしたい方にはぴったりな感じ。確かにワイナリー内で一番景観が良かったです。
てっぺんサイトは、後ろが林で左右がブドウ畑。
ですが、左右のブドウ畑でサイトに近いところは、多分現在は収穫に利用していないのかな・・という印象でした。
それでも、のんびりとしたプライベート感満載のこのキャンプは、特別な物に違いありません。
てっぺんサイトで気づいた事をまとめるとこんな感じ
- グラウンドは柔らかで、鍛造ペグなら足で押し込める（農地を固めた感じ）
- 平らな面は広いですが、奥はほんの少し下がっているので雨が降ると水が溜まる
- トイレ・水場は行き3分、帰り5分（坂道って事ｗ）
- 一辺10cm、深さ4・5cm程度のくぼみが複数個所あり
- 運転が苦手な人は車を乗り入れるには気を遣うかも
- 日陰は無いので夏はタープ必須
ちなみに、奥利根ワイナリーさん自体の設備としては、受付兼ねた売店の裏に清潔なトイレ。そしてその横にゴミ捨て場（炭を含め分類分けされてます）も完備。
業務用のシンクが3つ（くらい）並んだ水場もあり、不便を感じる事は無いかなと思います。
山の天気とキャンプと温泉
この日の降水確率は時間帯ごとに60%で行ったり来たり。
多少の雨ならタープがあれば外でも大丈夫だし、寝てる時に浸水してもグラウンドシートと厚いエアマットで、濡れる心配も皆無だし・・・って・・・これ全部忘れました（笑）。
もう、ありえない位の忘れ物。
出発準備で、車に荷物の積み込みをしている最中に1、時間以上の中断で積み忘れたまま出発していた2号。気が付いた時には既に移動距離の半分を過ぎていたので、結局そのまま来ていました。
持ってきている設備で設営を終え、2-1号に付き合わされてバドミントンをして、汗びっしょりな2号。
これ以上は無理とバドミントンを終えてから、ブドウ畑の散歩に出たところで土砂降りの雨がやって来たのです。
雨にずぶ濡れではしゃぐ2-1号。
小降りになるまで待って移動した2号もそれなりに濡れた雨でした。
幸いテントへの浸水は無かったので、降りやんでから夕食の時間まで、近くの日帰り温泉を訪問する事にして、車で10数分離れた昭和の湯を訪問しました。
昭和の湯は公共温泉との事で、他の村の施設と併設され利用料も良心的。
お盆中という事もあってか、混雑してもおらず3人とも十分楽しむ事ができました。
ちなみに、翌日も帰宅前に汗を流しに立ち寄らせていただきました（笑）。
ワイナリーでキャンプ飯
お風呂から帰った18時過ぎ。
奥利根ワイナリー訪問前に沼田市内のスーパーで調達していた食材を使ったキャンプ飯。
牛肉はパックから出して、塩コショウで焼くだけ（笑）
鶏もも肉も切らずに、塩コショウをしてフライパンで焼き、ハチミツとマスタードで味付けをしてローストに。
そんな今回のキャンプ飯。
日中は薄曇りでも暑かったこの場所も、流石に高地にあるだけあって、風が無くとも夜の過ごしやすさは良い感じです。
意外だったのは、同じ田舎でもじーじとばあばの家周辺と比べると蚊が少なく感じた事。
アブやその他の虫もいましたが、時期的にトンボが沢山飛んでいました。
夜中には、2時間程度小雨が降っていて、何度か浸水確認の為に起きたり外に出たりしましたが、テントもその他の荷物にも被害は無く無事に過ごす事ができました。
そして翌日は、じーじとばあばの畑から頂戴してきた、ピーマンとミニトマトも使って朝ごはんを作って食べれば全予定が完了です。
高速から30分以内、人も少なく景観も良い。
ブドウ畑の中で、いつもと違うキャンプを楽しみたいと思うなら、なかなかおすすめのキャンプ場です。
おしまい
