素人DIY一人で古民家改修:(7)丸太階段&床完成

この日も2-1号と共に親子でブロッコリーの出荷を伝い、朝食もそこそこに離れの改修にGOです。

当初見積もった4日目を迎えている中で、一番の大物工作であるロフトはひと段落した物の、2号の感覚としては進捗50%かと思われる状態。ただ、昨日のケガもあって、安全を保ちながら無理には進めぬよう方針変更です(笑)。

残り、3日は掛かるかなぁって感じ。

PR広告

階段の仕上げ

階段の素材にした丸太は物置の裏手に積んであったもの。
踏面や支柱への溝加工は終えて、はめ込める状態となっていましたが、その前にもう一手間必要。

杉の丸太は、少し激しい雨が降ると濡れてしまうような状態で何年も保管されてました為、お世辞にも綺麗でも無ければ、趣のあるビジュアルも無いんです。

そこで、実際に階段として組み上げる前に、風化した表層部分を電ドラに取り付けたサンディングペーパーで取り除いていく事にして、支柱部分と踏面を磨いてロフトへと組み付けます。

予算の都合で苦肉の策的な要素が強かった丸太階段も、出来上がってみればなかなか味のある仕上がりになってると思いませんか?

じーじ曰く『踏面が外れそうで、俺は怖くて上れない』との評価。失礼な!!

切断面がやや歪んでいる為、一見すると不安が残る階段という名の梯子もメタボな2号が乗ってもきしむことのない安定感は得られています。そして、階段の制作が終わった事で、ロフトに関わる箇所はひと段落です。

PR広告

フローリングに着手

なんちゃってフローリングではありますが、そうは言っても使用に足る強度は必要ですし、掛けられる予算も限られている。

以前も記載した通り、本来は12mm程度の捨て板を貼ってその上からフローリング材を敷いていくのが理想です。但し、一瞬で予算オーバーとなる為、少しでも安く仕上げられる方法はないモノかと悩みまくり。

低予算の強度確保

ここのコストで最も重いのは、言うまでも無く床面の素材。市販のフローリング材を買ったら最低でも軽く5万は超えることが目に見えてます。この時点で仕上げ部分はOSBと決めてはいますが、それでも1450×8で11,600円。

強度が不安だからと捨て板を貼れば、最低でも更に10000円は積み増し決定です。

この後の工程で、漆喰や電源関係の調達が必要な事を考えれば、予算に全く余裕の無い2号。それこそ、階段と同じく丸太から資材を作り出す事も頭によぎるものの・・・あまりにも時間が掛かると断念(笑)。

色々考えては見たものの、実はかなり早い段階で工作の方向は決まっていました。その方法は、床材はOSB一枚のみとして、根太の間隔を詰めて対応する事。

OSB材の下に4cmの杉材を根太として設置して様子見。使用に耐えると判断です。

ロフトに床を貼った時には縦に約90cm間隔+横に30cm間隔で施工しています。この時感覚では、そのまま普通の床にするには多少心もとない。通常、根太の間隔は45cm程、狭くて30.3cmが一般的らしいので、階段の下に来る床面を貼る時に通常の倍になる、約22cm間隔で根太を設定してみました。

実際、OSB材を貼って上を貼るいてみてもほぼ不安の無い踏み心地です。正直、常時居室として利用するような住宅にはおススメ出来ませんが、2号と2-1号の遊び場程度の利用であれば十分です。

築66年の古民家である為、本来なら根太と根太の間には断熱材を入れるなり、床材を厚くするなりの防寒対策も考えたいところですが、それに関しても気づかなかった事にしてスルーします。

ちなみに、根太に使った杉材は6本で1,880円だったものを3セット購入済みで、全部で15本使用。コスト的には捨て貼りをした時と比較して、10,000円近くの節約となる計算。

フローリング化終了

畳からOSBに張り替えたら、なんちゃってフローリングの完成。

実際にOSBを敷き詰めての感想は、細かな事を気にしないDIYなら加工もしやすく悪くないって感じです。

そうなんです。OSB材って工具を使っての切断は比較的容易なのですが、せん断や曲げに強い特徴があります。木の繊維が多方に広がって互いを支え合っているので、そういう特徴をもつんですねー。

調達の都合で11mmのOSBを使っていますが、15mmの物もあるようでこちらが入手可能な人なら迷わずおススメかなと思います。ちなみに、OSBにも裏表があって検印のようなスタンプが有る方が表です。見比べてみると表面の方が、表面に出ている木材の断片がが大きくデザインとしてもグッドです。

気を付けて欲しい部分として、素足や靴下で歩く時のことを考えたら、表面をサンダーで滑らかにするか、その上で多少の塗装もした方が良いかもしれません。靴下をひっかけたり、足に擦りすり傷を付けないようにするための予防です。

PR広告

天井 残り部分

天井を剥がしだした頃の写真。奥の三枚はそのまま残してある。

床面が終わったので、残りの大物は天井裏という名の屋根面と壁面になるのですが、その前に・・。

天井を剥がしていった時に、最後の3枚はそのまま残してました。一番の理由は天井を剥がす作業につかれたから(笑)。後で再考しようとそのままにしておりましたが、ここに手を付ける事にします。

全てを剥がしてしまうか悩んだ後で、結局そのまま残す事にしました。すべてを剥がして綺麗に処理をすれば、少し面白い見せ方も出来そうだなと思いはしましたが、やはり手間と経費の上乗せが必須。

そこで、この部分は残して壁としてしまう事で、その加工については多少なりとも短縮できそうですし、元々の姿を感じる事もできるアクセントになりそうです。

実際には、梁よりも上の部分は石膏ボードを張って漆喰を塗る予定。今日の時点では、梁よりも下の天井との境界部分を処理しようと作業開始です。

これまた、格安のPSF材を通して端面の処理をして、それでも開いてしまう部分には天井から剥がした合板を再利用する方向。合板には野縁の後が移っているので、多少なりとも目立たなくするように2-1号に軽く紙やすりを掛けてもらってから切っていきます。

梁の下部の隙間に合板をはめ込んで、この部分の加工については終了となりました。

曲線が上手く重ならず隙間の出来た部分は後ほど埋める事にして、この箇所はいったん終了。
PR広告

ここまでの経費と今日のまとめ

5.5日目の作業終了。

時間が半端な状態であったため、次の加工である天井面となる屋根の裏側に石膏ボードを張っていく作業を一カ所だけ実施してみました。

脚立に乗った状態で天井に取り付けていくには、結構シンドイ(特に40肩がw)。後は、石膏ボードの取り付けと照明、そして天井と壁面の間にスペースが出来た場所への壁の造作で、いよいよ終わりが近づいてきていると感じます。

毎日のように「あと何日?」と尋ねてくる2-1号も、完成が待ち遠しくてたまらない様子。さてさて、次回以降でラストスパートである。

使用予算

  • 石膏ボード(在庫用含む)315円×8枚=2,520円
  • 杉材 胴縁 10本 1,750円
  • 杉材 根太 6本 1,880円×3=5,640円 
  • コースレッド 2種 258円×2=516円
  • 徳用ボンド 478円
  • 2×4 SPF材 698円×4本=2,792円
  • OSB材(11mm) 1450円×11枚=15,950円

    合計29,646円(税別)
    設定予算(仮)40,000円(残10,354円)