素人DIY一人で古民家改修:(1)雨漏り補修と改築のご提案

離れの屋根裏

DIYで雨漏りの修繕を行った事のある人、やってみようと思った事のある人はどのくらいいるでしょうか?

この投稿は、雨漏りの修繕から何故かDIYで離れをリノベーションする事になった素人の記録です(笑)

ぶーちゃんばあばの家に遊びに行くと野良作業を手伝う他に、2号は作業小屋で工作、2-1号はゲームやキャッチボールとやる事が盛りだくさん(笑)。2号に関しては、時々ぶーちゃんばあばの家の修繕などの依頼も受けたりします。

ぶーちゃんばあばの家には昔の農家らしく「はなれ」があって、母屋ほどではないものの、こちらも随分な年代物で台風の時には吹き付ける雨風で一階の作業場まで雨漏りがする始末。

2019年の台風19号が上陸した際には、雨漏りが1階の物置兼2号の作業場まで到達して急遽対策に奔走した思い出もある。

まぁ母屋の方が広くて古い分、離れの比ではなく夜中にビニールシートや洗面器・鍋類を持ち出しててんやわんやだった。

2階の床から伝ってくる雨水をゴミ袋で集めプラケースにためる暫定処置で急場をしのぐ(笑)

そう、実は2号の作業小屋はこの一階にあり、梅雨が来る前に何とかしたいとぶーちゃんばあばに提案を持ちかけると「悪いんねー。直してくれるんかい?材料代は出すからお願いするかね」との事。

元々、はなれの2階は、大ばあばの寝室兼住居として使われており、1号・2号・4号は子供の頃、ここを寝室として大ばあばと一緒に寝起きしていた。

大ばあばが無くなってからは、2号と2号嫁で一度部屋の整理をしただけで、かれこれ10年は放置状態。人が出入りするのは、この家唯一の洋式トイレを利用する為だけといった状況だった。

以前、じーじが「天井裏にハクビシンが住み着いた!」と害獣罠を仕掛けたり、屋根裏に上ったりと騒いだ事があったが、現在は落ちつき目下の問題が雨漏りなのである。

原因は、ところどころの経年劣化とネズミや鳥に開けられたであろう穴、そして漆喰や瓦の崩れた箇所である。ばーばに資金を渡された2号は、さっそく瓦漆喰を調達する為、行きつけのホームセンターに向かった。

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ホームセンターの資材でリノベーション

到着すると補修材料は思いのほか安く調達出来た。
その時、『どうせなら使っていない2階の2部屋を階層して作業場を増築しちゃえば?』との悪魔の囁きが聞こえてくる。

ただ、2階その物を改修するとなるとばあばから調達した予算では当然に足りるはずがない。にも拘わらず、気が付けば石膏ボードを始めとした資材を買えるだけ台車に載せていた(笑)。なぜなら、2号に囁いた悪魔は、補修費用積み増しの算段も瞬時に伝授してくれたからだ。

実は、補修箇所の見極めを行う際、普段ははなれの2階を怖がって近づかない2-1号を引き連れていたのだが、雨戸を全開にしたその部屋を「俺の部屋にする!」と大はしゃぎしていたのだ。

椅子を持ち込み2階の窓を全開にしてくつろぐ2-1号。写真を見た2号嫁に「どこの別荘だよ!」と突っ込まれていた。

とりあえず、初期予算で買えるだけの資材を買って補修を開始すれば、追加予算の調達も難しくないと判断していた。当然、最悪の場合は極めて少ない2号のお小遣いから気長に取り組むしかないという覚悟はあった・・・ハズ。

材料を調達してばあばの家に戻り、何はともあれまずは雨漏りの修繕をと漆喰を練り、屋根に上る。この作業を何度か繰り返すと外からの日差しが入り放題であった雨漏り箇所から差し込む日差しも無くなった。

後は、実際に激しい雨が降るのを待って雨漏りが無くなった事を確認するだけとなった。途中何度か作業を見学に来ていたばあばに、修繕完了の報告を入れる。ついでに、改修の提案というオマケつきだ(笑)

2号:取り敢えず雨漏りはしなくなると思うけどー

ばあば:悪いんねー。材料費は足りたんかい?

2号:あーね、雨漏りの補修分には余裕で足りたよ。んで、ついでなんだけど、使ってないなら、はなれの2階を使えるように改修しようかと思うんだけど・・・床とか張り替えちゃっても良い?

2-1号:作ったら俺の部屋にしていい!?

ばあば:そうなんかい?悪いじゃねぇ。

2号:まぁ、もう天井の一部はぶち抜いちゃったんだけどね。

はなれとはいえ、勝手に自分の家の天井をぶち抜かれたと聞いても笑顔で承認するぶーちゃんばあば。流石に大物である。

つづく