中学三年生になって夏休みにオーストラリアまでホームステイに行く事になった2-1号。
2号嫁の『英語は覚えるべき!日本が住みにくくなったら海外に移住するかもしれないから!!』という独特の理由で、幼稚園頃から、短時間の教室ではあるものの割と長期にわたって英語を(反強制で)学ばされている。
父である2号は、東南アジアにちょこちょこ仕事に行くので外国籍の方と接する機会は多いものの、英語力ゼロなので当然その辺りは役に立ちません。
2号嫁はと言うと、学生時代の英語は真面目に学び、身近な友人に国際結婚者も複数いたりとそれなりに理解している。
2号は『向こうの店でこんなやり取りしたらさー』と出張から帰って、出鱈目なコミュニケーションを紹介しては、二人に爆笑されています。
そんな環境で育って来た2-1号。
勉強は嫌いでも『海外』や『海外の生活』には多少は興味が出てきたようで、今回のホームステイを希望したみたいです。
割と直前までそんな流れにあると知らなかった2号。
それでも、ホームステイ自体には賛成だったので『行きたいと思って、行けるなら良いんじゃん?(事前に選考試験がある)』と答えながら、2-1号が初めて英語に接するようになった頃の事を思い出したりするのです。
それは、幼稚園で遊びの延長のような英語を始めた頃の事。
2-1号に『英語楽しいかー?』って聞いた時に帰って来たやり取りの記憶。
2号:おい、2-1号。英語やってんだって?スゲーじゃん!面白い?
2-1号:面白くない。
2号:なんでー?みんなと一緒に英語やってるんでしょ?何話すのー?
2-号:知らない。
2号:自分が話しているのに知らないの??
2-号:だってさー!クリストファー何言ってるかわからねーんだもん!!
そりゃそうだ(笑)。
何となく親に申し込まれて、機械的に参加していた2-1号らしい答え。
クリストファーに興味がある訳でもなく、大好きなゲームやアニメと比べれば面白いハズもなく、覚える気にもならないという空気感がだだ漏れしていて、納得してしまった一コマでした。
でもね。
君はもう顔も会話も記憶から無くしてしまったかも知れないけど。
クリストファーってオーストラリア人だったのよ。
おしまい