おっさんと鉄のフライパン

30年ほど前、洋食屋のキッチンが職場だった頃に購入した鉄のフライパン

数回の引っ越しを乗り越え、現在も所有していますが、ここ数年は殆ど出番が無かったのも事実。

賃貸の小さなキッチンでは、置場にも困るという事で普段はキッチンカウンターの一番奥に保管され、使用される事はありませんでした。

しかし、半年ほど前にテフロンコーティングのフライパンが寿命を迎え、その後、嫁が新たに購入したフライパンは、従来より一回り小さいものだった為、再度脚光を浴びる事となりました(2号からのみですがw)。

数カ月前にカウンターの奥から引っ張り出され、掃除と焼き入れ、油膜作りを施されてからは、時々2号が調理する場面で活用されています。

最近では鉄のフライパンを使った事がないという人も沢山いると思います。

それでも、調理器具売り場には並び、レストランのキッチンでは好んで使う人だって多くいます。

メンテナンスさえすれば、テフロンの剥がれなど気にせずにガンガン使える素敵なヤツです。

空焼き禁止のデリケートなテフロンフライパンと違い、空焼きと油膜作りこそが鉄フライパンの魅力だと思っている2号。

時々、失敗して焦げ付かせる事が有っても、空焼きで炭にして洗い流せば問題ありませんし、そこから改めて油膜作りとフライパンを育てる作業が始まるという点も愛着が沸くポイントだと思っています(笑)。

しっかり油膜の作られたフライパンは、使い方を間違えなければ、素材が張り付いて使えないなんて事もありません。

何より、何十年経っても、道具としての役割を果たせるその機能性は、テフロンフライパンと比ぶべくもないのです。

少し武骨で飾り気のないデザインと油の馴染んだ鉄の質感ってたまらんぁと思う2号です(笑)。

・・・中華鍋も所有していますが、こちらは更に長い事使っていなかったり・・・

おしまい