市民農園、貸し畑を初めて利用する際には誰だって不安が付き物。
トラブルに直面してから困らないように事前に問題を想定し、発生を防ぐと共に、実際の問題発生時に落ち着いた対応が出来るよう準備しましょう。
貸し農園での【困った】と【トラブル】
困りごとトラブルについてざっくりと紹介してみます。
大前提として農園の定めた基本ルールを守る事は当然ですが、利用者さん同士の相手への配慮が重要になる事も多いと理解しましょう。
1. 設備の有無と制約
貸し農園にはトイレや水道、物置などの基本的な設備がない場合があります。また、農園の運営者の都合で閉園する可能性もあります。利用を考えている場合は、事前に以下を確認しましょう：
- 設備の有無: 農園に必要な設備が揃っているかどうかを管理者に確認しましょう。特に、水源やトイレの有無は重要です。
- 契約期間と閉園の可能性: 農園の長期利用を考える場合は、契約期間の単位や運営者が閉園する可能性についても事前に確認し、代替策を考えておくことが重要です。
2. 禁止事項の確認
貸し農園では以下のような行為が禁止されていることがあります。ルールを守ることがトラブルを避ける第一歩です：
- 自動車での来園や永年性作物の栽培、園内での火の使用、雑草の放置などが禁止されている場合があります。契約前に明確に理解し、守るよう心がけましょう。
3. 隣人とのトラブル
隣接した区画を共有するため、隣人とのトラブルが発生することがあります。特に初めての利用者は以下の点に留意しましょう：
- 作物の管理: 作物がはみ出したり、管理スタイルが異なる場合、隣人との意見の相違が問題になることがあります。初対面の際には礼儀正しく、ルールを守るよう努めましょう。
- 教えたがり・口出し：家庭菜園を楽しむ人は、それぞれに自分の理想があります。他の人が自分と異なる栽培方法や作業方法をしていたからと言って口出しは厳禁。逆の場合には、相手とは異なるスタンスで菜園を楽しんでいる事を伝え、理解して貰う回避方法もあります。
４. 雑草の管理と農薬の使用
- 雑草の管理: 雑草は野菜にとって害であり、周囲の農園にも影響を及ぼす可能性があります。定期的な除草を怠らないようにしましょう。
- 農薬の使用: 農薬の使用については、貸し農園のルールを守り、隣人とのコミュニケーションを密にしましょう。異なる栽培スタイルがある場合、理解を深めることが重要です。
問題解決に役立つ事
５. 管理者とのコミュニケーション
貸し農園では管理者やアドバイザーがサポートを行うことがありますが、意見が一致しない場合もあります。良好な関係を築くためには：
- アドバイスの受け入れ: 管理者のアドバイスやルールを事前に理解し、必要に応じて質問するなど積極的なコミュニケーションを心がけましょう。
6. トラブル解決策
トラブルが発生した場合は以下の手順を踏みましょう：
- 直接の交渉は避ける: 隣人と直接話し合い、問題解決を図るのは避けます。日ごろからコミュニケーションを取っている場合ならトラブルへの発展も少ないと思われますが、そうでない場合は管理人・管理事務所に相談しましょう。
- 代替農園の探索: 解決が難しい場合は、他の貸し農園を探すことも検討しましょう。
